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2011年04月28日
川内・辻議員主催の原発勉強会 講演者:武田邦彦 1~6 超・ねじれ思考 児童の被ばくは多い方が良い?? 郡山市は市長の決断で、市内の小学校の校庭の表土を除き、 子供達がすこしでも被ばくしないようにと努力した。 その結果、表土を除く前には1時間あたり3ミリシーベルトも あったのに、それが0.6ミリシーベルトに減った. 子供達にとっては素晴らしいことだ. これが小学校ばかりではなく福島県の全部に行き渡れば、 「汚れた福島」 から 「綺麗な福島」 への転換ができる。素晴らしいことだ。 ・・・ でも、これに対して文科省の大臣が、 「3ミリシーベルトで安全なのだから、余計なことをするな」 と言った。「汚れた福島のままで良い。 30年はそのままでよい」という意味になる。 その理由は、「安全なものをさらに安全にしなくても良い」 ということだが、超・ねじれ思考であると共に、 法律違反である。 もともと文科省は、放射線を出す物質の法律を作り、 厳しく管理をしていた。複数の法律があるが、 その基本思想と規制値は、 1. 被ばくはできるだけ低い方が良い、 2. 子供の被ばくは大人より危険である、 3. 一般人の1年間の限度は1ミリシーベルトである、 4.「クリアランス・レベル」(原子力関係の廃棄物を捨てる 時の基準)は1年間10ミリシーベルト以下にしなければ いけないし、それに反すると1年以下の懲役で犯罪である、 ということである。 今回の地震で臨時措置として、年間20ミリシーベルトとう 限度を決めたが、これはあくまでも「望ましくないが臨時」 であり、さらに「法律で決まっているのを、文科省の大臣が 勝手に変更できない」という制限がある。 ・・・ 実質的に子供達の安全を守るという点でも、これまでの文科省 の指導の思想から言っても、さらには具体的な法律から見ても、 郡山市の行動とその結果は、「子供を育てるために存在する、 文科省として喜ぶべきもの」であることは明らかだ. 私は福島原発事故以来、政府が自分たちのメンツにこだわって、 「どうにかして、国民や子供をより多く被ばくさせたい」 という行動を取ることに、実に不思議な感じがしていた。 「そんなことはないはずだ」と何回も自分に言い聞かせてきた が、政府が言ったり、行動したりするとすぐ、それは裏切られる. 原発事故では「最初に逃げて、後で戻ってくる」ことによって 被曝量を減らすことができるのに、一番、多く放射性物質が 出ている時に「安全だ」と言って、放射線が少なくなってから 「危ない」と言い出したりしている。 私は小学校の基準として文科省が出した1時間3.8マイクロ シーベルトという計算はまったくの間違いと思っているが、 もしそれが正しくても、郡山市の小学校の汚染が下がるのは 歓迎のはずだ。 すでに政治家やお役人が自分たちだけのことを考えて、国民は 税金を納める道具ぐらいしか思っていないことは確かだが、 こんなときにもそうか、と思うと情けない. (注)文科省3.8マイクロの間違い 1.もともと子供は1年間1ミリシーベルトである、 2.原子力安全委員会も、臨時措置でも子供は 10ミリシーベルトが望ましいと言っている、 3.ノーベル医学賞を受賞した外国の学者も、子供の規制値を 2から3分の1にすべきだと提言している、 4.内部被ばくを計算していない(計算根拠を示さず、 無視できるとしている)、 5.校庭にいる時間以外は子供が屋内にいるとしていること、 さらには屋内は屋外の2.5分の1だとしていること (現在の福島県の状態を無視している)。 子供をできるだけ多く被ばくさせたいという異常な心理で、 子供を被ばくさせるな! (平成23年4月29日 午前11時 執筆) 武田邦彦 さらば! 「反原発派に取り込まれたのか!」 かつて原子力を共にやってきた仲間からがメールきた。 さらば! 原子力 原子力村に帰ることは、もう許されない。 それで良い。 ・・・ この世に生を受け、戦争の惨禍は両親に降り注ぎ、 私は戦争のない日本で人生を終わることができた。 そして長じて技術者になったが、私の願いは空しく潰えた。 すまない。申し訳なかった。私の思慮が足りなかった。 だから、攻撃は私の罪で受け止める。 痛手が身にしみれば染みるほど、子供の被ばくは減る。 遙かに長い未来と夢がある。彼らの夢を壊してはいけない。 でも、久々に楽な気持ちになった。 小学校の校庭が3マイクロから0.6マイクロに減ったのだ。 万歳!! ・・・ 私は何をしてきたのだろう? 電気があればテレビを見ることも出来る。 石油は日本にないから原子力・・・浅はかだった。 子供を被ばくさせたら、そんなことは何の意味もない. 福島の大地が綺麗になり、 笑顔の生活が戻る日まで私はへこたれないぞ。 この野郎!! (平成23年4月29日 午後10時 執筆) 武田邦彦 原発連休明けの生活(6) 野菜パート2(セシウム) さて、連休明けの生活(5)に示した表をもう一度、 出しておきます. 最初は1万5000ベクレルぐらいで、 それから一時は5万ベクレルぐらいまでいきました。 それが徐々に減って、今では最初の100分の1、 つまり140ベクレルぐらいまで下がっています. 先回に計算したホウレンソウについているヨウ素は、1時間に 4.65マイクロシーベルトの被ばくに相当していましたから、 今ではそれが0.047マイクロシーベルトになったという ことがわかります。 これはヨウ素の半減期が短いので、 少しずつ減ってきていることを示していて、 「最初に逃げるのが大切、 最初に汚染されたものを食べない注意が必要」 ということがよく分かります. 今後、ホウレンソウの汚染が140ベクレルで続くとすると、 最初の4日間だけ我慢したら、たとえホウレンソウが 放射性ヨウ素で汚染されていても、これから728日、 つまり約2年間は安心して食べることができるということです。 「被ばくを避けるのは貯金」 ということが判ります.マイナスの貯金という感じでしょうか、 最初の被ばくを避けておけば、ずいぶん、生活に余裕ができます。 ・・・ さて、次にセシウムを計算してみましょう. セシウムは最初359ベクレルでしたが、セシウムは100で 割って1.3をかけるとマイクロシーベルトになりますから、 5マイクロシーベルトになります。 前の回に書いたヨウ素(319マイクロシーベルト)に 比べると、3月中旬にはヨウ素に比べて、 セシウムはかなり低かったことが判ります. でも、時間が経つと、ヨウ素が減り、セシウムは余り代わらない ので、だんだん、セシウムの比率が上がってきます. たとえば、4月22日には、ヨウ素が140ベクレルで セシウムが119ベクレルとほぼ同じになりました。 ・・・ これからヨウ素も少し減り(100)、 セシウムも若干減り気味(100)して、 「日立産のホウレンソウなどの野菜を食べ続けると、 どのぐらいの内部被ばくになるか」 をザッと計算してみます. 1.ヨウ素はベクレルを100で割って2.2をかける。 セシウムは100で割って1.3をかけると マイクロシーベルトになる、 2.毎日、野菜を350グラム食べる(国の“健康21”から)、 3.ヨウ素とセシウムの他は無視する、 そうすると、1年の内部被ばく(野菜1キロあたり)は ヨウ素2.2+セシウム1.3=3.5マイクロシーベルトに なり、一日に350グラムの野菜を食べるとすると、 1.23マイクロシーベルト、つまり、 1時間に0.05マイクロシーベルトになります。 ・・・ なーんだ、やはり自治体の言っている通り、 「日立市のホウレンソウは安全」じゃないかとおもいますが、 違うのです. 一般人が被ばくして良い限界(自分の体がなんとか被ばくの害を 直すことができる限界)は1年1ミリシーベルトで、 1時間あたり0.11マイクロシーベルトになります。 ある家庭が頑張って、お子さんの被曝量を1時間0.10 マイクロシーベルトにして、お子さんを守っていたとします. でも、そのご家庭が日立市のホウレンソウや鉾田市のパセリを、 「安全だ」という自治体の宣伝を信じて買ったとします. 市民が市長の言うことを信じるのは良いことです. ところが、そのご家庭の子供は、空間の放射線からすでに 0.10マイクロシーベルトを受けているので、それに野菜から の0.05が足されるので、合計が0.15マイクロシーベルト になります。 これは年間で1.3ミリシーベルトになりますから、 1ミリ以内に納めたいというお母さんの努力は水の泡に なることが判ります。 ・・・ つまり、「野菜だけが汚染されている」と言うときには、 「規制値以下」なら「安全」なのですが、 「どこもかしこも汚染されている」という最近のような状態では、 「個別の野菜や牛乳が規制値以下でも安全とは言えない」 ということが判ります. お役所は「縦割り」です。お役人には理解ができないことです。 文科省は空気中の放射線だけを測って「安全だ」と言い、 農水省は野菜の汚染だけを測って規制値以下のものを「安全だ」 と言います。また水道局は水だけを言っています. しかも、水道はWHOが1ベクレル(1リットルあたり)、 3月17日まで10ベクレル、3月18日から300ベクレルと 規制値を上げてきました。ドイツが0.5ベクレルだから、 日本の基準はその600倍です。 つまり、市長やお役人は、被ばくする子供や女性のことを考えず、 「縦割り行政の範囲では基準内」と言っているに過ぎないことが 判ります. おそらく、福島、茨城の野菜は、4月22日の日立市の ホウレンソウ、鉾田市のパセリなみで続くでしょう.そうすると、 福島や茨城の野菜を食べ続けると、ヨウ素とセシウムだけを 考えても、1時間0.05は足さなければなりません。 その人が被ばくできる限界から見ると、0,11マイクロの 約2分の1で、人間は野菜だけを食べていませんから、 魚、肉、牛乳などを加えると、やはり0.05の2倍ぐらいの 0.11ぐらいは被ばくすると考えられます. ・・・ 長い旅でしたが、ホウレンソウのヨウ素から 計算をし始めた結果は、 1.少しでも汚染された野菜や肉、魚を買うと、計算式の係数は、 外部が1.0の時、食材で1.0を足して、2.0になる、 2.もし、空気の放射線が0,11の時、 0.11×2×8760=2ミリシーベルトになる、 となります。 福島、茨城の農家や漁業の方が、出荷を自粛してくれたら よいのですが、もし出荷するなら、私たちは自衛のために、 北関東と宮城の農作物は遠慮した方が良いでしょう. ・・・ 福島を汚したのは関東の子供ではありません。 保安院と東電です. 保安院と東電のミスを東京や近県の子供達に 「被ばくで負担させる」のは可哀想です. 是非、農業、漁業のかたは 「東電の恨みを関東の子供達の被ばくではらす」 ということを止めてください。 連休明けの生活の被ばく: ● 北関東、宮城の農産物、漁業製品をまったく買わない人、 係数 1.0 ● スーパーが売っているものを選ばずに買う 係数 2.0 ● 本当は汚染されていない野菜を買いたいのだけれど、 スーパーが「地産地消」を主張して、 子供達に被ばく させたいと思っている地域の人は程度問題ですが、 係数 1.5 ぐらいで計算してください。 魚については少し後に整理することにして、 次は「日常の行動と被ばく」に進みます。 (平成23年4月30日 午後9時 執筆) 武田邦彦 なぜ、「規制値内」でも安全ではないのか? 「連休明けの生活」で私の野菜の計算がなかなか難航しています。 農水省やスーパーが安全だと言っているものを、わたくしが 「˜連休あけの生活」を決めるために計算している理由は 次のようなものです。 政府が「規制値内なら安全だ」と言い、自治体も教育委員会も、 スーパーもみずから判断することをせずに、「政府が言って いるから」と責任を回避しています。 ・・・ ある子供が、学校に通っていて、校庭で「その子供としては ぎりぎりいっぱいの被曝量」、つまり1年間に1ミリシーベルト の被曝をしているとします。 現実に文科省は子供に対してより厳しい基準を決めていますので、 子供は校庭でぎりぎりいっぱいの被曝をしている場合が多いと 思います。 その子供が学校の給食や家で食事をするときに、 さらに野菜から被曝を受けることになります。 ・・・ こんなひどいことが起こるのは、役所の縦割り行政だからです。 「縦割り行政」というのは自分たちだけのことをしか考えず、 受け手の人、この場合は子供のことは全く考えていません。 その結果、 1.文科省は学校での被曝のことだけ、 2.農水省は食事のときの被曝のことだけ、 3.観光庁は旅行の時の被曝のことだけ、 しか考えていません。 つまり、お役人は自分の守備範囲で起こる被曝のことだけを 考えています。 ところが子供にとって見れば、学校に行き、食事を食べ、 修学旅行に行きます。 だから被曝というのは、「放射線を出す方」に基準を置いては だめで、「放射線で被曝する方」の計算をしなければ ならないのです。 ・・・ 特にひどいのが文科省で、子供が学校にいる時だけのことを考え、 しかも文科省の法律で決めていること・・・被曝は外部被曝と 内部被曝の合計である・・・ということすら考慮していません。 だから文科省の基準に従うと学校に行っている子供は、 もともと学校で基準以上の被曝を受け、さらに家に帰ったら、 「食事もせず、呼吸もしない」という状態でなければ ならないのです。 もちろん給食やスーパーで売っている食材が、まったく放射線 で汚染されていなければ大丈夫ですが、「地産地消」などと 理屈を言って、放射性物質が含まれているけれど「基準内」 という野菜を売ったりします。 そうすると、結果的に子供たちは学校でぎりぎりいっぱいの 被曝をした後、家に帰ったら、食材から放射性物質をとり、 呼吸したら、空気中の放射性物質をとるということになります。 つまり子供の立場に立ってみれば、学校での被曝の限度 というのはその他の生活全部で受けるものを引いたもので なければならないのです。 ・・・ わたくしが連休後の生活の指針で、計算しようとしているのは 子供の立場に立って、生活を設計することです。 それは、ホウレンソウ一つだけが汚れている時ではなく、 校庭も汚染されているし、水道も少しではあるけれども 汚れているという時に、 「子供たちは一体、どのような生活を送ることができるか」 ということを計算しようとしています。 ・・・ 計算はなかなか難しいので、一部の読者の方にも 応援をいただき、少しずつ前進しています。 また、子供を中心に計算するのは、 1.大人よりも子供の方が地面に近く、よく運動すること、 2.もともと放射線に対する感度が高いこと等、 から子供の例を計算しておけば、大人はより安全になるからです。 少しずつ進めていきますのでもうしばらくお待ちください。 (平成23年5月1日 午前8時 執筆) 武田邦彦 決まっています。 汚染土の捨て場 (平成23年5月1日 午後9時 執筆) 規制値の再整理 「放射線は体に良い」、「20ミリまで大丈夫」、はては 「核実験の時には今より放射線物質が多かった」など、 いかがわしい話が横行しています. まるで今まで何も検討されてこなかったというような 報道が行われています。 そこで、ここで放射性物質の規制値を再整理しておきます. この規制値は、私が勝手に決めたわけではなく、 「国際勧告」と「国内法」で決まっているものです。 また、テレビで「専門家」という人が登場し、「一般人で 100ミリまで良い」などと発言していますが、 ここに示す値はその人達が決めたものです。 決定に当たっては、もちろん膨大なデータをもとに1970年代 から20年かけて「今、テレビに出ている専門家」が多く参加 して議論をし、1990年にハッキリ決まり、 それから20年間も守ってきたものです。 また、福島原発が起こったから、日本人が急に放射線に 強くなったということはありません。 ・・・・低い方から・・・・・ 1.1年20マイクロシーベルト 文科省が決めている「クリアランス・レベル」というもので、 「これ以上なら過去に放射線に接していても、普通のもの として扱って良い」という数値。 これに反すると懲役1年以下の犯罪で、現在の文科省の言動は、 自分で作った法律に違反して犯罪を犯している。 私もこのクリアランス・レベルの検討に参加していた。 今、テレビで「100ミリまで安全」と言っているある組織の 専務理事のところで決まったもの。 2.1年50ミリシーベルト 放射線の影響がほとんどなく、あまり気にしなくても良いレベル。 原発の境界などはこの線量を守ることが求められていた。 これも公的な数字で、福島原発事故が起こる前には盛んに 使われていたが、今では隠されている. 原発関係社は50マイクロのことを良く知っていて、原発に 見学に行くと「被曝限度は1年に1ミリですが、原発は 50マイクロを守っています。だから20倍、安全です」 と広報していた。 3.1年0.1ミリシーベルト ICRPの国際勧告の10分の1で、ECRR (欧州放射線防護委員会)が国際的基準として求めているもの。 ICRPとの差は、放射線で発生するガンについてのデータの 見方が違うため(ヨーロッパの方がガンに対して厳しいので 10分の1になっている). 「日本の基準値は厳しすぎる」という専門家がいるが、 それは間違いで、これでわかるようにヨーロッパは現在の 国際勧告の10分の1の値を求めている。まだ世界を説得 出来ないので、ICRPはこの値の10倍を採用している. 4.1年1ミリシーベルト ICRPの国際韓国の中心をなす値で、「我慢できる限度」 ということで定められている。例えば、交通事故は1年で 約5000人が死亡するが、だからと言って外出を控えるという ことはしない。つまり、この社会は危険性がある程度あること を承知で行動をすることから決まっている。 1年1ミリシーベルトを被曝すると、1億人で5000人の ガン+遺伝性異常が発生すると考えられている.これが世界の 専門家のコンセンサスである。 もちろん極めて膨大なデータと専門家の議論に基づいているので、 今更1年1ミリの根拠を説明してくれといっても、それは無理で ある。普通の人が勉強して、この1年1ミリを理解するためには 3年ぐらいはかかる。 ところで、放射線の規制については、ICRPの勧告で、 国際的にどの国も同じ数値を使っている。 その理由は、 1).海外旅行したときに、どこかの国に行くと 被曝をしてしまうのは危険であること、 2).国際的に輸出入をするためには、 製品の安全性を保つこと 3).海外に転勤命令が出た時に、相手の国と自分の国の基準が 同じでなければならないこと 等から、放射線の基準値は国際的に決めてから、 国内法を検討する手順になっている。 今、福島で「100ミリまで大丈夫」と言っている学者などは、 ICRPの委員で決定に参加している.また、ICRPの勧告 に基づいて国内法を決める時には、今、テレビに出たり、 新聞でコメントしているほとんどの専門家が参加している. だから、「人がガンになるのは3分の1・・・」とか、 「核実験の時には・・・」などという新聞記事を書いた記者は 誰から聞いたのか、その人を特定する必要がある。 5.1年5ミリぐらい(おおよそ) 日本では、1年に1ミリシーベルトを守るために、多くの法律が できているが、その中心となるものが「管理区域」という 概念である。 「管理区域」というのは、世の中の役に立つために放射性物質や レントゲンを使わなければならないので、そのような場所を 限定して安全を確保しているからだ。 だから、管理区域にずっと生活していると1年に5ミリシーベルト ぐらいの被曝を受けることになるが、人間はずっと管理区域に いることがないので、少し高めの値が設定されている。 私たちが病院に行くと、レントゲン室に放射線のマークが貼って あるが、それが管理区域である。現在の福島の多くの場所が 管理区域以上の放射線の強さであるので、早く表示をしなければ ならない。 6.1年20ミリシーベルト 職業的に放射線を浴びる人の基準である。 職業的に被曝ということは、 第1に、成人男性であること、 第2に、自分の意思で職業に就いているので、 放射線で被曝するのが嫌だったら その職業やめればいいからであること、 第3に、被曝量を測定すること、 第4に、白血球の減少(白血病ではない)等の 健康診断を定期的に受けること、 の条件がついている。 子供はもちろん職業的に放射線を浴びるところにいることは できないし、また妊娠している女性については職業的であっても 特例が設けられている。 現実に「20ミリ制限で働いている人」の平均的な被曝量は 1年に0.7ミリシーベルトである。従って、今のところ 日本では集団として見た場合、「平均的に1年1ミリシーベルト 以上の環境に曝されている人はいない」ということで、 これは注意を要する. 子供は3倍ぐらい感度が高いので、この職業人の考え方を取れば、 1) 子供と妊婦、近いうちに妊娠希望の女性は7ミリで、 2) 被曝量を測定し、健康診断を受ける、 3) 被曝量が多くなったら、そこから移動する、 という考え方もある。 なお、ICRPが事故時には「1ミリから20ミリ」というのは、 「20ミリ被曝しても良い」というのではなく、「事故時でも 無限に被曝してはいけない.被曝量は20ミリに制限し、 早くその状態を離脱すること」ということである。 7.1年50ミリシーベルト 職業的な理由で、どうしても大量の被曝を避けることができない 場合、1年に50ミリシーベルトまで認められている。しかし、 5年間で100ミリシーベルト(1年平均では20ミリシーベルト) という制限があるので、1年に50ミリシーベルト被曝した人は、 その他の4年間で調整して、5年間の合計で100ミリシーベルト にしなければならない。 以上のことから判るように、中心的な基準となっている 「1年に1ミリシーベルト」というのは、 それほど低い値ではありません。 また、原則的には、1年に「大人で、被曝量を測定し 健康診断があり、自主的(職業的)に被曝」の場合でも、 20ミリシーベルト以上の被曝は認められていません。 軍隊とか非常時は全く別の考え方なので一緒に議論することは 出来ません。 また医療用に受ける放射線量については全く別の考え方をとって います。つまり、お医者さんは患者さんの足が腐ってくると、 足の切断手術をすることができますが、だからと言って、 日常的に一般人が人の足を切断してい良いということでは ありません。 傷害罪になります。 医療では、医師が患者さんの全体を考えて被曝による損害が あってもそれ以上の必要性があれば、患者に被曝させることが あります。これは足の切断手術と同じことです。 その点で官房長官や保安院が、一般の人の被ばく量と CT スキャン等の医療用の被曝を比較したことは 誠に不見識でした。 政府がこんなことをしてはいけません。 ・・・ ところで、野菜や魚などの基準は、日本はそれほど甘いわけでは ありません。おおよそ国際的な基準に沿っているということが 言えます。 しかし、原発事故が起こってから水の基準だけは、 もともと甘かったのに、さらに30倍に引き上げられました。 もともと、WHO の基準が1リットル1ベクレル(ヨウ素) ですが、日本の基準は10倍でした。 それをさらに原発事故で300倍まで上げたので、 これははっきりと根拠を説明しておかなければなりません。 ちなみにヨーロッパは厳しい基準で、ドイツは0.5ベクレル、 アメリカは0.1ベクレルです。 従ってこのブログでは、一般の食材については規制値をもとに 考えますが、水道については、国際基準との関係も見ながら 計算を進めていきたいと思っています。 つまり、私は「売り上げ確保、利権、風評、パニック、 パフォーマンス」等とは関係なく、子供の健康だけを考えて 計算を進めていくつもりです。 (平成23年5月1日 午前10時 執筆) 武田邦彦 特設スタジオ 武田邦彦 (中部大学) ニコ動 武田邦彦教授ブログの音読 原発事故 残留汚染の危険性 武田 邦彦 ¥1,050 朝日新聞出版 (2011/4/20) ISBN-10: 4022508736 ISBN-13: 978-4022508737 内容紹介 福島原子力発電所で大変な事故が起きた。 そもそもなぜ起きたのか、安全ではなかったのか。 右往左往しているように見える現場では何が起きているのか。 本当に大丈夫なのか。これからどう対処していけばいいのか。 ブログにアクセス集中の専門家・武田邦彦氏が、緊急出版する 原発事故の本当の問題点。「こんな非常事態だからこそ、 原発問題に関する今までのタブーを表にすべきときです」 と綴った衝撃の一冊。 内容(「BOOK」データベースより) なぜ国は本当のことを公表しないのか。事故が起きた理由、 何が問題なのか、放射線の影響は大丈夫なのか。 「原発は地震で壊れるように設計されている」と著者は 3年前にすでに今回の問題点を指摘していた。原子力の 専門家が緊急出版する衝撃の書。今、子どもの未来のために 知っておきたい真実。 amazon.co.jp 目次 第1章 いったい何が起こったのか? マグニチュード9.0の真実 崩壊したのは地震が巨大だったからではない 地震の一時間後に電源が止まった福島原発 そのとき運転員が行ったこと 致命的だった「制御系」の破壊 「核爆発」を「臨界事故」と言い換えた罪 崩壊熱による本当の被害 水蒸気爆発の危険性 安全なはずの福島原発はなぜ爆発したか 1 全ての電源が止まった理由 2 冷却系も同様にダメになった理由 「電源が切れたら全ては終わり」という構造的欠陥 屋根が飛んだのは必然だった 「運転のミス」ではなく「設備のミス」 基本的な原子力用語をわかりやすく使う義務 第2章 そもそも何が問題なのか? なぜ二〇〇七年の教訓が生かされなかったか 「地震が来たら壊れて住民が被ばくをする」ように 設計されている 地震の予想を低くすれば通ってしまう基準 「残余のリスク」で全て言い訳がなりたってしまう ある判決の真相 原子力では「公開」が原則 現在の原発が危ない三つの理由 日本が弱い原発をつくった九つの原因 1 原発のように複雑で巨大なものを地震や津波から守るために 検討する「精神力」がないこと 2 学力が不足し、科学的思考ができないこと 3 職務に対する誠実さが不足していること 4 「学問」を間違って認識していること 5 いつの間にか原子力の体制が変わったこと 6 国は誤らない・役人は謝らないという習慣がること 7 縦割り行政と建前社会であること 8 庶民から裁判官までお上に従順なこと 9 地震の対策を十分にすると、原子力発電所の建設費が 高くなり、ひいいては電気代料が高くなること 原発を持つまでには成熟していない日本社会 第3章 どうすれば身を守れるのか? 残留放射線は三〇年間、その土地に残る 子どもにどれだけ影響が残るか 短期的・長期的な残留汚染の影響 「管理区域」をなぜ設定しないのか 一ヶ月に二八八回も胸のレントゲンを浴びた計算 専門家のいう「安全だ」はあてにならない 具体的な放射線量を書く 食品の残留汚染はどれだけなのか 今後、東京やそれぞれの地域は安全なのか 煮ても焼いても放射性物質の量はまったく変わらない 日本の土地や海が汚染された現実 健康障害が出る可能性の高い事故だった事実 報道が繰り返された真の意味 あとがき 7netshopping.jp 原発大崩壊! 第2のフクシマは日本中にある [新書] 武田 邦彦 ¥ 840 ベストセラーズ (2011/5/14) ISBN-10: 4584123292 ISBN-13: 978-4584123294 内容紹介 一日30万アクセスの注目ブログの著者・緊急の書下ろし! 原発が地震で壊れるのは想定内、都合のいい情報を信じては いけない! 安全神話の嘘がバレたいま、 原発とどう向き合うかを問う警世の書。 amazon.co.jp 文部科学省 全国の放射線モニタリングデータ 関東各地の環境放射能水準の可視化 東京都の水道の放射能濃度 全国の食品の放射能調査データ 気象庁 | 環境緊急対応地区特別気象センターについて (SPEEDI) 各地の放射線モニタリングデータ(測定結果) Forecast Ocean Plus 本州東方沖における本日の潮・海流予測情報 SIROCCO - Coastal Ocean Modelling - Japan Model 海産生物と放射能 ―特に海産魚中の137Cs濃度に影響を与える要因について 日本シルクロード科学倶楽部 JTakadaTop [平成23年4月27日(水曜日)19時00分時点](PDF:459KB) http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304001.htm 平 成 23 年 4 月 4 日 東 京 都 水 道 局 水道水をくみ置く際の留意事項について ~第36報~ 東京都では、日頃より、災害の発生に備えて、 都民の皆様に水道水のくみ置きをお願いしています。 このたびの東日本大震災では、節電をはじめ、皆様に多くの ご協力をお願いしているところですが、東京電力株式会社に よる計画停電や福島第一原子力発電所の事故により、 水道水の供給についても、一部に影響を受けています。 こうしたことから、都民の皆様が水道水のくみ置きを行う 際の留意事項を、下記「水道水のくみ置きについて」 のとおりまとめましたので、ご覧ください。 水道水のくみ置きについて くみ置きの方法 ~ふたのできる容器に口元まで~ ◯ 清潔でふたのできる容器(ポリタンク、ペットボトル、 水筒など)に、できるだけ空気に触れないよう、 口元までいっぱいに入れてください。 ◯ くみ置きした水を飲むときは、雑菌が入らないよう、 直接口をつけずに、コップなどに注いでから飲んでください。 ◯ 浄水器には塩素まで除去してしまうものがあります。 保存する場合には、蛇口から直接注ぐようにしてください。 ◯ 保存前に沸かしてしまうと水道水中の塩素が 減ってしまいます。水のままで保存してください。 くみ置きの保存期間 ~常温では3日、冷蔵庫で10日程度~ ◯ 直射日光を避けて涼しい場所に保管すれば3日程度、 冷蔵庫に保管すれば10日程度、消毒用の塩素の効果は 持続します(日付をメモして貼っておくと便利です。)。 ◯ 保存期間が過ぎても、沸かして飲めば問題ありません。 くみ置きの量の目安 ~1人1日3リットル~ ◯ 人が1日に必要とする飲料水の量は、成人で2リットル から2.5リットルといわれています。 この量に若干余裕を加えた1人1日3リットルを くみ置きの目安にしてください。 ◯ 1歳未満の乳児は、1人1日1リットル程度です。 【問い合わせ先】 水道局お客さまセンター(区部) (8:30~20:00) 電話番号 03-5326-1101 水道局多摩お客さまセンター(多摩) (8:30~20:00) 電話番号 0570-091-101[ナビダイヤル] ※042-548-5110※ナビダイヤルを御利用できない場合 現実話 2 3 4 5 6 7
by huttonde
| 2011-04-29 13:38
| 現実話
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