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現実話 32
ルールとその変更手続き・・・
人の命に関係することをどこまでゆるめることができるか?

放射線被曝と人体の関係は研究が遅れていて、このブログに再三、
記載しているように1年100ミリシーベルト以下は医学的には
不明です。このようなケースは環境汚染ではこれまでの多く、
その場合の考え方はすでに「予防原則」ということで決定して
います。つまり、

1) 学問的に決定できない場合は合意を持って決定する、

2) 学問的に決定できない場合は安全サイドで決定してよい、

ということです。このような概念から、1年100ミリシー
ベルトの過剰発がん確率{5/1000}と原点を直線で結び、
1億人に5000人の発がんになる点を求めて
1年1ミリシーベルトとしています。

1年1ミリシーベルトが安全か危険かは「医学的に不明」
なのですから、何人も他人の健康に影響を与えるときには
「安全」とか「危険」とか言うことはできません。ちなみに、
現実的にこれを達成するためには、クリアランス・レベル
(これ以下は放射性物質で汚染されていないというレベル)は
0.01ミリシーベルト、原子力発電所境界では0.05ミリ
シーベルト、一般的に放射性物質を使うところからの排気ガス
や廃液は1ミリシーベルトなどが決まっています。

・・・
ところが福島原発事故が起こって以来、1年1ミリシーベルト
より高くても健康に影響がないと発言される医師、専門家が
登場しました。「言論の自由」がありますから、このような
発言の自由はあると考えられますが、現実的に除染などを実施
する立場の自治体などが、法律の規定や明確な社会的合意が
ある時に、それに反する記述、行為をすることができる
でしょうか? その他に法の決まりや社会的合意に反すると
考えられるものが多くあり、それがもとになって子供たちが
被曝したり、危険な食材が販売されていたりしていると
思います。

● 種々の法律や規則によって例えばセシウム137の場合、
その放射線が1キロあたり1万ベクレルを超えた場合には
「放射性物質」として特別に扱う必要がありますが、それを
超えていても「知らない顔」をしたり「問題ない」として
何かの不作為(取り除いたりしないこと)ができないと
考えるのが常識でしょう。

● マスコミなどやや公的な情報発信の人たちが、「法律」に
触れずに「自分の考え」だけを言うことが許されるかも言論の
自由との関係で整理が必要でしょう。たとえば、マスコミは
今でも公的には「1年1ミリシーベルトが法律で定まっている」
という表現をとっていません。私の感じでは、ある高速道路の
速度制限が80キロでも、そこにプロのドライバーを登場させ、
「このような道路では120キロで走っても問題は無い」
と言うことだけを放送しているような気がします。

● 福島原発の事故の後、「平常時」とか「非常時」という
言葉が出てきて、「東電は普通の人間と違う(これまで議員さん
にお金を配ったり、巨大な会社だから)ので、ヘマをしても
非常時として優遇する」という見られます。たとえば、
今は福島原発境界は1年0.05ミリシーベルトを遙かに
超えていますが、それは不問に付されています。それどころか
食品の暫定基準の議論でも「普通の人がヘマをしても法律を
守らなければならないが、東電は守らなくても良い」という
趣旨の発言が専門家からでています。これは日本国憲法が
定める「法の下の平等」に反するのではないかと考えられます。

● 東電は「除染はしないが、被害がでたら補償する」と言って
いますが、法律的に障害を起こすことが予想される時、その状態
を放置しておいて、それによって損害が発生したらその時には
お金を出すという言動は許されていません。たとえば、過失で
火事を起こし、それを放置して「やけどをした人がでたら補償
する」といって火事を消さないようなことです。

・・・
これらのことは除染を遅らせたり、食材の汚染を促進したり、
被曝を増やしたりする原因になっています。従って、法律の遵守、
社会的な約束の重視、それらの改訂手続きのルールなどについて、
日本社会がもっとハッキリとした論理で進む必要があると
考えられます。

(平成23年9月10日) 武田邦彦

ベクレル表示さえすれば東北の農家は助かるのに

東北の農作物や酪農品の90%以上は汚染されていません。
しかし、販売店で「東北産」とか「岩手産」と表記されていれば、
消費者はイチかバチか「汚染されていないだろう」として
買うことはできないのです。

日本は乳幼児死亡率がとても低い国として知られていますが、
それは「日本のお母さん」が日頃から、全力をあげて子供の
食事、健康、ちょっとした変化に気を配っているからに
他なりません。私たちは日本のお母さんが一所懸命にお子さん
を育ててくれるからこそ、国の繁栄があることを知らなければ
ならないのです。

そんなお母さんがお子さんに食べさせるのに、「イチカバチ」
などということをするはずもないのです。

仮に、流通などの人が東北の農作物などのベクレルを表示して
くれれば、お母さんは「東北」だろうが、「福島」だろうが、
安全なものは安全なものとして買うことができます。しかし、
宮城県の知事は「どうせ、庶民はベクレルなどわからないから、
安全だという」という趣旨の発言をされていますが、
このような発言は「宮城産」の農作物に対する不信感を増す
ばかりでしょう(最初の原稿で宮城と岩手を間違えました)。

そして、日本政府が、アメリカが170ベクレル(全部の
放射性物質、1キロ)なのに対して、日本が2500ベクレル
(セシウム+ヨウ素、1キロ)というようなとんでもなく
高い基準値を決めなければ、さらに不信感は減るでしょう。

「東北産」、「岩手産」、「福島産」と言っている限りは、
「秋田産」も「会津(福島)産」も同じように「汚染されている
可能性があるから買えない」という状態が続いてしまいます。
政府には関係なく前向きの態度を望みます。東京にある
「外人向け」のスーパーはすべてベクレル表示がついています。
外人は具体的な安全を求めているからで、誤魔化そうと
しなければ表示は可能なのです。

(平成23年9月10日) 武田邦彦

【提言】被曝量と健康・・・至急、やらなければならないこと

放射線の被曝と健康について、福島原発事故が起こって、
急激に変化したことがあります。それは特に次が重要で、
一刻の猶予もできません。

1. これまで「放射線被曝は少なければ少ないほどよい」とされ、
専門家のみならず日本の法律にも記載されていたことなのに、
事故が起こったら、「少しぐらい被曝しても良い」、「被曝した
方が健康になる」という人が大勢、登場したことです。
これは人の健康に関係することですから、「意見が違っても良い」
というほど簡単ではありません。至急、専門家の間で検討して
ください。できるだけ早く明確に声明を出してください。

2. その時に、「これまでなぜ、被曝量は少ない方が良い」
としておきながら、急に変わったのかを多くの人が納得できる
説明が必要です。今日からでも仮に「被曝は危険では無い」
と発言する人は医師でも、専門家でも、自治体でも、かならず
「なぜ、急に変わったのか」を示してからにするべきです
(巻末に厚生労働省の電離放射線障害防止規則の第1条を示して
おきました。放射線に従事する人に対しても、国は常に
「少なければ少ないほど良い」というスタンスだったのです。

3. 事故の前まで、1年1ミリシーベルトの限界を日本の法律は
厳密に守っていました。それを事故が起こったからといって
(政府の一部(文科省)が変更したからといって)、なぜ急に
20ミリとか50ミリを基準にして、学校運営、食品の暫定基準
を決めたのは、その理由を早期に説明するべきです。

4. 1年1ミリシーベルトを日本の法律ではなく、ICRP
(国際NPO)の単なる勧告だと繰り返し報道してきたマスコミ
は、緊急に「1年1ミリは日本の法律だった」と訂正するべき
です。

5. 「暫定基準値を下回っているから安全」と言っている人は、
1年1ミリ以上になるのに、なぜ「安全」なのかを明確に
しなければなりません。基準を決める委員会の議事録を見ると、
1年に何ミリシーベルトまで大丈夫かということを法律に
基づかず、委員の個人的意見を述べていて、
まったく違法な状態です。

6. もし、仮に1年1ミリを変更するなら、「理由、手続き」
を明らかにしなければなりません。このブログで4月頃、
放射線防護の専門家に「変更するなら大至急、見解を出して
ください」と要望しましたら、ある人から「意見がまとまらない」
という連絡が入りました。もし専門家の間で意見がまとまらない
なら、1年1ミリの法律以外のことをいうのは専門家、
医師として不適切です。もし自説を述べるときでも
「法律は1年1ミリだが」と必ず言わなければなりません。
自分の判断をそのまま言ったり、自治体が独自に判断して
被害者がでたら「傷害罪」ではないかと思います。

7. 緊急をようするので7月はじめから2つの放送局と2つの
出版社にお願いし、武田との緊急対談を求めましたが、
ほとんど全部の方に拒否されました。大切なことなので、
是非「1年1ミリ以上でも大丈夫だ」と公言している方は
対談に応じてください。

放射線と人体の関係が決定していないのに、原発を運転したのは
実に大きな間違いでした。それは私も同罪で、そこの原発の
もっとも大きな問題があるとは事故の前まで気がつかなかったの
です。

考えてみれば、1年1ミリということで原発を設計し、汚染の
基準を設けていたのですから、それが原発事故で簡単に崩れ、
私のように法律を解説するだけで「武田は危険を煽っている」
と言われるようでは、原発を運転するのは無理でしょう。

原発の事故では福島ばかりではなく柏崎刈羽の時もかなりの
放射線が漏れていますし、チェルノブイリ、スリーマイル島
なども同じです。だから、原発の推進には「その前提として、
被曝は健康に良いのか悪いのか、どのぐらいまで大丈夫なのか」
がわかっていることが当然の前提なのですから。

一般の人はこの現実をよく理解していただき、お子さんをお持ち
の方などに「放射線を浴びても大丈夫だ」などといい加減なこと
を言わず(子供の健康のことですから、普通のこととは違います)、
正しい態度で接してください。また専門家、医師の方は一刻も
早く、1年1ミリなのか、それを変更するのか、被曝は少ない方
が良いという従来の考えを捨てるのか、その理由はなにかを
明確にし、国際的にも合意を得て、国民に説明してください。

放射線被曝は日本だけで決めることができません。この国際化
時代ですから、人の行き来はどうしてもありますし、日本人と
外人が被曝に関する感度が違うわけでもないのです。「日本人
は我慢してくれるが、外人には通用しない」というのはダメ
です。東京の広尾の「外人向けスーパ-」がすべての商品に
ベクレル表示をしていることは、本当に日本の流通業の恥です。
日本人ならまずは日本の子供を大切にしてください。

20110911_093638002.jpg」をダウンロード
20110911_093659883.jpg」をダウンロード

(平成23年9月11日) 武田邦彦

【よびかけ】2提言に関する専門家・自治体への呼びかけ

ブログで2つの提言をしましたが、問題は「議論」がないこと
です。週刊新潮には「武田は1年1ミリシーベルト男」と
名指しされ、そこには多くの専門家が私に反論を加えています。
そこで放送局と書籍関係者に仲介をお願いしてきましたが、
うまくいかないので直接、呼びかけを行います。

今、被曝している人を少しでも助けるため、是非、
対談に応じてください。(音声で呼びかけます)

takeda_20110911no.132-(6:08).mp3」をダウンロード

(平成23年9月11日) 武田邦彦

世界の異端児・日本・・・その心を探る(1)温暖化

70年前に日本が大東亜戦争を始めたとき、国民のほとんどは
戦争に賛成した。その中でも「真実」を知って賛成した人も
いるが、多くの国民は偏った報道によって事実を知らず、
戦争に突入したとされている。

当時、国民に事実を知らせなかったのはNHKや朝日新聞など
だったが、「軍部が報道統制を行い、それに屈服した」という
ことになっている。しかし、この言い訳も奇妙だ。自らの職業が
「事実を伝える」という報道に行ったのなら、「自己都合」、
「病気」などを理由にNHKや朝日新聞を去るか、逮捕されても
良いから真実を報道するかの選択をするべきだっただろう。

しかし、現実はアメリカやイギリスへの敵愾心を煽り、
ドイツのヒットラーを神格化して日本は戦争に突入して敗北した。
もしかするとすべての事実が国民に知らされていても、戦争に
なったかも知れないが、国の指導層が国民に事実を知らせ
なかったのだから、全責任は国の指導層にあった。

・・・
今、70年前の暗黒時代と同じようなことが行われている。
言論が自由な日本だったが、現在の日本国内の情報統制は
激しく、国民はほとんど事実を知らされていない。その結果、
日本は世界の孤児になりつつある。誤報を流し続けている
NHKや朝日新聞は誤報による国民の損害を購うことは
できない。そしてもともとそんな役割を国民は期待している
訳ではない。

地球温暖化の誤報がその一つである。私は温暖化は良いことだ
と判断しているが、社会に地球温暖化が危険であると考える人
がいても良い。しかし、人を説得するのに「ウソ」を言う
必要はない。最近、台風による被害が大きかったので、
また「温暖化」が話題になってきたが、次のことを
知っている日本人は少ない。

1) 温暖化すると南極の氷は増える、

2) 「ツバル」という珊瑚礁の島はまったく沈んでいない、

3) アルプスやヒマラヤの氷河は歴史的に変化していない、

4) 日本は四方を海で囲まれているので
  「空気の温暖化」の影響を受けない、

5) もっともCO2を出し、大陸なので大きな被害が
  想定されるアメリカと中国がCO2削減をやっていない、

6) 京都議定書を守り、実質的にCO2を削減しようと
  しているのは日本一カ国である。

機会があって、私がこのことを説明すると驚く人が多い。なぜ、
NHKや朝日新聞は誤報を続けたのだろうか? 良心的な人は
ウソをつかないから、このようなウソを良心的についたという
ことはないのは当然だ。良心的ではないとすると、利権、利得
などしか考えられない。巨大な報道機関ということを利用して、
ウソを連発するとなると戦前と変わらないように思う。

また、温暖化で何が起こるかということについても、最初の
「海水面が上がる」がウソとわかると、次々と温暖化の影響を
変えてきた。「マラリアが増える」、「台風が増える」、
「農作物が減産する」、「ブロイラーの生産量が減る」・・・
一つ、否定されると、また新たな影響を出してくるということ
が続いた。

NHKや朝日新聞を素朴に信じている人が可哀想だ。なにしろ
英語で報道される外電や基礎的データを見ないと真実が
わからないようになってしまった。

・・・
世界の4%しかCO2を出さず、海洋国家で温暖化の影響を
受けない日本が、「世界の環境を守ろう!」と叫んで子供の
ように突き進んでいく姿に世界の人は日本人に対して奇妙さ
さえ感じている。世界の政治はまだ「世界の環境」などという
段階にはなく、「温暖化を唱えてアジア諸国の発展を押さえ
込み、原子力を進めよう」などという作戦があるこはごく
当然のことだからだ。

「原発事故で苦しむ福島の人を助けるのには、除染して被曝を
減らして健康を守り、産業の打撃を補償して助けるのが当たり前
だが、除染はせず、補償金は出さず、ただ福島の子供たちの被曝
と、全国に放射線を拡げることで「子供を被曝させることに
よって、痛みを分け合う」というのでは奇妙な民族と思われても
仕方が無い。

地球温暖化騒動や最近の大震災と原発事故を見ると、残念ながら
この言葉を思い出す。私たちは民主主義を信じ、事実を直視する
大人になることはできないのだろうか? そんなことで次世代の
子供を守ることができるのだろうか?

(平成23年9月12日)

(注)この記事の最初のタイトルは別の表現をとっていました
が、ある読者の方からご注意を受けました。少しニュアンスは
違うのですが、社会でかわいそうな目にあっている人を
一人でも出さないために、タイトルを変更しました。

武田邦彦

【深く考える】主要政策・全滅の原因第一回 年金

「全滅」と言って良いかはわからないけれど、今から20年ほど
前、バブルが崩壊して「今後の日本をどうしていこうか」
と言うことになった時期から、今まで日本の主要政策は
失敗が目立つ。

たとえば、「年金」である。軍人恩給などの特別なものは別に
して国民の多くが年金に加入できるようになったのは1960
年代の初めだが、本格的に年金をあてにできるようになったのは
1990年になってからだが、その直後から「社会保険庁の
ずさんな管理」が表面にでた。

なにしろ、人のお金を預かっているのに記帳は間違いだらけ、
実に年金を納めている日本人の大半に当たる5000万人とか、
266万人などと膨大な年金に間違いがあったのだから、単なる
個人の問題ではなく、政策自体の欠陥と言うことができるだろう。
この事件は、もともとヨーロッパの社会的制度「揺りかごから
墓場まで」をまねて作ったと言われ、事実、その方面の専門家は
何かというとヨーロッパの制度をテレビで解説していた。

しかし、現実に年金の問題が生じると、このような初歩的な問題
がヨーロッパで起こっていたのか、その歴史的な経験は日本で
活かされたのか、それとも日本独自の現象だったのかも解析
されず、未だに「年金問題」を議論し「少子化対策によって
年金問題を解決する」という方向に進んでいる。

ヨーロッパをまねようというのではない。アメリカやヨーロッパ
が日本よりうまくやっているとは思えないのだが、社会保険庁が
あれほどの醜態をさらしたのはシステム上の問題だったのか、
それとも日本社会に存在することが原因しているのかぐらいの
研究が一般化しないと話にならないだろう。

これは現在の「原発再開問題」と類似している。地震地帯に
原発を持っているのはアメリカの2基(アメリカ自体は100基
以上)ぐらいなもので地震による原発の倒壊は日本独自の問題で
あること、今まで世界で震度6以上の地震で破壊しなかった
原発はおそらく無いこと、それでも日本はヨーロッパなどで議論
される安全確保の方法(ストレステストなど)で進もうとして
いること、東日本の原発がすべて震度6で破壊したのに同じ
安全基準で泊原発や玄海原発を運転しようとしていること・・・
など非常に似ている。

私は年金については一市民として考えるぐらいだが、それでも、
「子供を増やして年金を安定させる」というためには、日本の
人口を4億人レベルまで持って行かなければならず、それは
これまでの政策や環境問題と異なること、若い人の人口が多く
年配者が少ないといういわゆるピラミッド型の人口分布という
のは「若い頃に死ぬ人が多い」ということを意味していて、
これも日本の政策との整合性がない。

また、年金を取り扱う社会保険庁は、そのトップの顔もわから
ないほどテレビに出てこなかったし、その後、どうなったのかも
わからない状態で進んでいる。データを見て、検討しなければ
ならないことが多いのに、相変わらずマスコミは「一般の人」
をコメンテーターに出し、ことの本質が分かりにくい。

今回の原発事故は、「地震地帯で原発を運転するときには、
耐震技術とその運転方法、避難方法を日本独自で作っておく
必要がある」という政策上の問題であり、それは失敗続きの
日本の政策の一つとして考えるべきものと思う。原発問題を
考えて、二度と再びこのようなことを起こさないためには、
やはり少し検討の範囲を拡げて、その奥に潜む日本社会を
考えなければならないと思う。

takeda_20110913no.132-(6:10).mp3」をダウンロード

(平成23年9月13日) 武田邦彦

原子力事故関係の速報(速報2) ヨウ素、フランス、牛乳

8月に見られた急激なヨウ素などの放射性物質は、日本で広く
東北から西日本まで見られ、当初、排水などと思われていました
が、空間に広く観測されています。さらに、放射性物質の種類が
福島原発からのものではないとも考えられます。

可能性としては、医療用がありますが、もし医療用とすると
膨大な量になり、「そんなに使っているのか?」ということで
医療関係者が隠している可能性が出てきます。福島原発以外の
ものとすると、中国の事故や黄砂などまったく別のものを
考えなければならず、相当な検討が必要です。

幸い、現在のところそれほど高い値ではないので安心(すぐに
避難するなどのレベルではない)ですが、原因を突き止めておく
必要があり、調査しています。(「それほど高い値ではない」
というのは、普通なら大変なことですが、何しろ3月に80京
ベクレルという量が漏れているので、それから比べるとという
意味です。)

ヨウ素の件では読者の方に有用な情報を多くいただきました。
たとえば、福岡の空間のデータ、長崎の汚泥、医療用の総量、
岩手や東京のヨウ素・・・などで、さらに専門家の解析結果
なども教えていただきました。ありがとうございました。

前にも書きましたように、このブログは正確を期しますが、
それより「日本のお父さん」(おっちょこちょいで、間違いも
多いが、家族を愛していることだけは負けないお父さん)として、
わかる範囲は少し情報があやふやでも早めに書き(お父さんが
家庭で「どうもこんな話もあるよ」というようなこと)、
それから少しずつ正確にしていきたいと思っています。

私はまったく気にしませんが、ヨウ素の速報を書いて最初にきた
メールが次のようなものでした。もっとひどい人格攻撃も受けて
いますので、慣れています。



おそらく書いた人は「ネットの書きかた」としてこのような
書き方が「普通」のものと思っておられるのでしょうが、
時には「普通の生活の礼儀」を思い出して貰いたいと思うこと
があります。以下のようなメールでは、事態は改善されず、
子供の被曝を減らすことにも役立たないからです。

「「あなたはバカですか?学者ですか? なぜ原発由来のものが、
東京の下水にしか出てないかを考えましたか? 空間線量は
調べましたか?上水道の値は調べましたか? 文章から見る限り、
大衆週刊誌の記事をもって発言されているようですが。
学者ならもう少しくらいご自分で調べてから、速報出して
ください。 なお、他の学者さん達はほぼ大方の原因を
掴んでおられますよ。」

マスコミが怪しい時代、ネットの情報はとても重要ですので、
国民の財産と思えますが、それをダメにしているような気がして
残念です。「ヨウ素は東京の下水にしか出ていないので・・・」
と前向きなご連絡でも同じではないかと思うのですが。

・・・
また、フランスで核施設が火災を起こしましたが、まだ原因など
ハッキリわかっていませんが、福島と同じような水素爆発などの
可能性があります(つまり通常の工場の爆発と類似していて、
それが原子力施設だったということ)。ただ、核廃棄物の施設
なので原発のように「活動中のもの」ではないので、
影響は小さいと思います。

ただ、この事故で地元消防が活動していることに注目する必要が
あります。原子力をまったく別のものとして扱い、社会の防災
体制に入れていない日本は、福島で痛い目にあいました。
原発の防災体制を地元消防がやるようにならないと、
事故の時の安全性は改善されないと思います。

・・・
牛乳の汚染が少しずつ明らかになってきました。10ベクレル
以下の汚染はあるようで、中には数10ベクレルもあるのですが、
これに対して給食などと関係する教育関係者が相変わらず
「大丈夫」と言っているのがとても気になります。それは
「大丈夫」なのではなく、子供の健康より「面倒だ」というの
が先だっているからで、私は「面倒だから子供が被曝しても、
大丈夫と言っておこう」という人は教育界から去った方が
良いと思います。

幸いなことにまだ「この牛乳はダメ」というのは出てきませんが
ともかく注意が必要です。4月から子供をもつ親が心配している
のに、牛乳メーカーがベクレルを表示しないというのは異常です。
今後も(放射線に限らず)不誠実な製造を続けるでしょうから、
食生活を牛乳離れすることがもっとも大切です。

(平成23年9月13日) 武田邦彦

9月23日尾鷲市での講演

テーマ:
創立60周年記念講演会「原発・エネルギー問題のウソと真実」

主催 尾鷲商工会議所 住所 〒519‐3611

三重県尾鷲市朝日町14番45号

TEL 0597‐22‐2611

担当 経営指導員 中村 彰宏さん

対象  商工会議所会員の及び一般の皆様

年月  平成23年9月23日(金)

時間  14:00~16:00

会場  尾鷲市中央公民館

住所  尾鷲市中村町10-41

武田邦彦

戦争後、もっとも大きな事件の映像

かつて、戦争で焼け野原になった東京の地に復員した兵士が、
その光景に立ちすくんだという話をよく聞いたものです。
日本人は戦争で本当にひどい目に遭ったのですが、その後、
奇跡と言われるほどの気力で立ち上がりました。

戦後の日本は朝鮮動乱を経て回復し、思想的には左右の
厳しい対立はあったものの、高度成長を遂げて
Japan as No.1と言われるまでになったのです。

その間、地震で言えば東日本大震災、阪神淡路大震災があり、
伊勢湾台風、諫早豪雨などの自然災害の他、下山事件、
浅間山荘事件、日航機墜落事故、ロッキード事件、バブル崩壊
などの政治・経済・社会の事故事件もありました。それでも、
福島第一原発、その中でも3号機の爆発ほど後の社会に
巨大な影響を及ぼすと思うものは無いでしょう。
現実話 32_c0072801_19102691.jpg
整然と並んでいる原子力発電所。すでにその時には1号機が
爆発、さらには2号機の内部も破壊していたのですが、
それでもプルトニウムを含む燃料を使っていた3号機の爆発
はすさまじいものがありました。一瞬、建物の右(南側)に
閃光が走り、轟音とともに爆発、その噴煙は300メートル
ほどに達しました。

2006年の新耐震指針の審議の時に、「予想外の時には
原子力発電所が破壊し、大量の放射線が漏れ、付近住民が
被曝するということを想定して置かなければならない」
という審議の前提に驚き、原子力発電を続けることに批判
することにした私は、この爆発をネットで見て呆然とし、
日本の原子力開発に携わったことに強く反省をしたのです。

科学者・技術者は実験事実や観測事実に忠実でなければならず、
この爆発を見て、それまで「原発は安全」と社会に言ってきた
ことに深い自責の念を持たないとしたら、それは科学者でも
技術者でもないでしょう。その意味で、今でも「活動を続ける
原子力の関係者」が存在すること自体、私には理解できない
のです。

しかし、その原因の一つが「この映像がテレビでも新聞でも
繰り返し放映されない」ということにあると思います。
ここ10年、アメリカで起きたニューヨークの貿易センター
ビルの爆破事件(いわゆる9.11)の映像は繰り返し流す
NHKや各テレビは、この日本の未曾有の災害の映像を
ほとんど流さないからです。

本来であれば、1号機の爆発と3号機の爆発の差、そこからの
噴煙(放射線の灰)の移動などの事実関係や、さらに続いた
「原子炉が休止していた4号機の爆発」についても微に入り
細に入り報道するのが日本のテレビでした。なにか小さな
芸能人のスキャンダルはもちろん、食品会社の不祥事でも
1週間ぐらいは同じ映像を見せられてきたのです。

原発の爆発・・・ほとんどの人が「本当!?」とビックリする
事態が起こっても、「3号機でモヤが見えますね」という
誤報を出して、この事実は歴史の中に封じ込められようと
しています。日本のエネルギーの主力として進めてきた原発、
広島原爆で世界で唯一、大規模な被害と被曝を受けた日本人
・・・それがこんな結果になったのです。

今からでも遅くはないので、私たちはアメリカの9.11より
も、この映像を繰り返し報道し、目に焼き付け、そして日本の
エネルギー政策と「社会的ウソと錯覚の発生」について
再出発を決意しなければならないでしょう。

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(平成23年9月14日) 武田邦彦

世界の異端児・日本・・・その心を探る(2)家電リサイクル

私の人生でもっとも名誉なことと言えば、高等学校の国語の
教科書に私の文章が載ったことでしょう。掲載された
「現代国語」の教科書が送られてくると、私の前に川端康成、
私の後に中原中也や夏目漱石の名前が連なり、
これほどビックリしたことはありませんでした。

「愛用品の五原則」というタイトルのついたこの文章は
私の著書「エコロジー幻想」の一節でしたが、
まずインド独立の父、ガンジーの言葉を引用し、

「こころというのは落ち着きのない鳥のようなものであると
わたしたちはわきまえています。物が手に入れば入るほど、
わたしたちの心はもっと多くを欲するのです。そして、
いくら手に入っても満足することがありません。欲望の
おもむくままに身を任せるほど、情欲は抑えが利かなく
なります。」

から始まっています。その後、若干の文章が続き、当時、
私が考えていた「愛用品の五原則」を示したのです。

一、 持っているものの数がもともと少ないこと

二、 長く使えること

三、 手をやかせること

四、 故障しても悪戦苦闘すれば自分で修理できること

五、 磨くと光ること、または磨き甲斐があること

当時、リサイクル全盛でしたが、「リサイクルで資源を節約
できる」という考えは近代科学が築き上げた「永久機関は
存在しない」ということと学問的には同じなので、強い疑問
を持っていました。そこで「ものを大切にする」というのは
「使い捨てて、リサイクルをする」というのではなく、
「ものに愛着を感じる生活」ではないかと感じていたのです。

日本社会を席巻したリサイクル熱は、プラスチックゴミから
始まり家電リサイクルまで進みました。当時の通産省の幹部
が「家電リサイクルは矛盾に満ちているから、日本のように
官が主導し、家電業界が強い日本しかできないだろう」
と言ったと伝えられました。

近代科学や永久機関を知らない人でも、少しでも理性と考える
力があれば、「捨てるのに500円、リサイクルで3000円」
ということと、「リサイクルすると資源が回収できる」
ということとが完全に矛盾していることに気がついたと
思いますが、利権の力と圧倒的な報道によって矛盾は
完全に社会の中に埋没したのです。

資源が回収できるなら単に捨てるときに500円なら、
それから資源回収によって得られる利益200円を引いて、
300円になるはずだからです。今、3000円は
6000円になって業者の懐に入っています
(半分は5000円で輸出され、業者は日本人から
3000円、外国人から5000円を取っている)。

それから10年。世界でリサイクルをしている国は日本を
含めてどこにもありません(ここでいうリサイクルとは、
一度使ったものをもう一度使うという意味で、「焼却」
したものは入れていません)。まさに当時の通産省幹部が
言ったように、官と業界が一体となって国民に事実と異なる
情報を流さなければできないことだったのです。

当時、私は「環境先進国」と言われるドイツやイギリスの
リサイクル率を調べ、ドイツが8%、イギリスが1%である
ことを知って愕然としたものです。それは今、原発事故を
受けて急速に盛り上がっている自然エネルギーフィーバー
とも類似したものでした。事実を見ず原理主義に陥った
私たちでした。

原発事故は「原発は安全である」というお札を掲げ、現実は
危険だからこそ人口が少ない場所に建て、交付金を出すという
こととの矛盾に、知らない顔をしてきた日本人の特徴が現れて
いるのですが、それと同根のように思えるのです。

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(平成23年9月14日) 武田邦彦

お母さんが子供を守るための武器(1) 暫定基準値は危険

福島原発事故が起こってから、地方交付税と関係があるの
かも知れませんが、本来なら市民を守る立場の自治体が、
それまで市民を放射線被曝から守ってきたさまざまな法律や
前提に違反して、「被曝は大したことはない」という
キャンペーンを続けています。

今回、取り上げるのは「放射性物質の海洋投棄」という
これもまた破天荒な決定をした横浜市を取り上げます。
横浜市は将来の日本の宝である児童の給食に汚染された
牛肉を出し、「汚染されていたことは確かだが、
児童に影響はない」として謝罪もしていない自治体です。

横浜市が最近、大きな税金を使って作った
「広報よこはま 放射線特集」に放射線の解説を載せましたが、
その内容は「いかにして市民を被曝させるか」という内容を
持ち、「どうせ、市民は法律も科学も知らない」という前提に
立っているように見えます。おそらく裏の目的は「経済と
お金」にあると思いますが、横浜に長く住んでいた私に
とっては耐え難いことです。
現実話 32_c0072801_19172234.png
この図は横浜市が「食品の暫定基準を守れば安心だ」という
ことを示すために広報よこはまに示している図で、食品に
含まれるセシウムの暫定基準値を合計しても1年間に5ミリ
シーベルトになるに過ぎないと強調しています。

この図では、まず第一に「セシウム」のみで食品から被曝
する上限を「5ミリシーベルト」としています。福島原発
から出た放射性物質はヨウ素、セシウム、ストロンチウム、
プルトニウムなどがあり、特に最初の段階では放射性を持つ
ヨウ素が多いのです。それにも関わらず「セシウム」だけで
5ミリシーベルトになっています。

また、空気中や地表に落ちている放射性物質からの空間線量
は毎時0.2マイクロシーベルトを超えるところが多く、
0.5マイクロシーベルト以上のところも散見されます。
0.5マイクロというと年間で4.4ミリシーベルトに
なります。

また、運動をする子供などは土ホコリを吸って、空間線量
からと同じような被曝をするでしょう。それも入れると
4.4+4.4=8.8になります。つまり「食材からの
セシウムの被曝だけで5ミリ」ということは、セシウム以外
の放射性元素を全部足してもセシウムだけとしても
(このような楽観的な推定は毒物ではしてはいけないことに
なっていますが、ここでは横浜市の考え方にそって計算
します)、{食材からのセシウム(5ミリ)
+セシウム以外(5ミリ)+外部被曝(4.4ミリ)
+土ホコリなど呼吸から(4.4ミリ)}で合計18.8ミリ
、つまり約20ミリシーベルトに達します。つまり、
どう見ても1年間10ミリから20ミリの被曝は問題なし
としています。

ところが、同じ広報よこはまの中には、次のような図があります。
現実話 32_c0072801_19174092.png
ここでは「一般公衆の年間被曝限度」をハッキリと1年1ミリ
シーベルトとしています。同じ広報に、一つは5ミリ
(実質10ミリから20ミリ)、一つは1ミリと違うの
ですから、よほど横浜市民はバカにされたものです。

また、どうして横浜市が勝手に1ミリを20ミリまであげる
ことができるのでしょうか? この矛盾を突かれないために
横浜市ではもっとも権威のある病院のお医者さんのコメント
を載せて「心配ない」と言わせています。

でも、お医者さんももう少し慎重に取り組んで貰いたいものです。
というのは、お医者さんは医療被曝についての決定権を持って
いますが、一般公衆の浴びる放射線についてはコメントする
権限自体を持っていないのです。医療被曝がお医者さんに
任されているのは「お医者さんが患者の容体を監視している」
という条件がついているのです。

それに対して一般公衆は常に病院にかかっている訳では
ありません。だから、一般公衆被曝についてお医者さんが
コメントするには前提を変えなければならないからです。
日本人が素朴に信頼しているお医者さんを使って子供の被曝
を増やそうとしているとしか思えませんし、お医者さんも
ご自分の権限を越えたところについてのコメントは控えて
貰いたいものです。

もう一つ、説明が間違っています。「それらを毎日、1年中
食べ続けても5ミリ」ということですが、食品はもともと
1年中、食べ続けます。今週は食事をとったから来週は絶食
するなどという人はいないのです。食材の基準値というのは
標準的な食事を仮定して、それを毎日食べても大丈夫という
ことで設定されます。「食事を1年中、食べ続けることは
ない」というこの文章は実に奇妙です。間違った説明で
子供が被曝していくのですから、耐え難いことです。

(平成23年9月14日) 武田邦彦

特設スタジオ
武田邦彦 (中部大学)

ニコ動 武田邦彦教授ブログの音読

福島市中心地で「避難勧奨」放射線値
2か所で毎時3.0マイクロ上回る
2011/9/12 12:47
http://www.j-cast.com/2011/09/12106926.html

放射能予報
現実話 32_c0072801_529542.jpg
http://www.meteocentrale.ch/en/weather/weather-extra-japan-zoom.html
文部科学省 全国の放射線モニタリングデータ
関東各地の環境放射能水準の可視化
現実話 32_c0072801_5434739.jpg
全国の放射能濃度一覧
東京都の水道の放射能濃度
全国の食品の放射能調査データ
現実話 32_c0072801_11341032.jpg
全国放射線量マップ
現実話 32_c0072801_2134135.jpg
現実話 32_c0072801_1132832.jpg
http://www.naver.jp/radiation?type=fukushima
気象庁 | 環境緊急対応地区特別気象センターについて
(SPEEDI)

各地の放射線モニタリングデータ(測定結果)

8月2日公表の「文部科学省による放射線量等分布マップ
(線量測定マップ)の作成について」の修正について
(平成23年8月12日)(PDF:818KB)
現実話 32_c0072801_513716.jpg
現実話 32_c0072801_521953.jpg


現実話 32_c0072801_1324473.jpg
Safecasting Japan
現実話 32_c0072801_1324132.jpg
Aggregate Data
Safecast 日本語
http://safecast.org/jp

海域における放射能濃度のシミュレーション
現実話 32_c0072801_4175962.jpg
(第五報)(平成23年5月24日) (PDF:528KB)
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304938.htm
Forecast Ocean Plus
本州東方沖における本日の潮・海流予測情報

SIROCCO - Coastal Ocean Modelling - Japan Model

海産生物と放射能
―特に海産魚中の137Cs濃度に影響を与える要因について


日本シルクロード科学倶楽部
JTakadaTop

現実話 32_c0072801_2525226.jpg
福島第一原子力発電所の20Km以遠のモニタリング結果
[平成23年4月27日(水曜日)19時00分時点](PDF:459KB)
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304001.htm

水道水をくみ置く際の留意事項について ~第36報~
平 成 23 年 4 月 4 日
東 京 都 水 道 局


by huttonde | 2011-09-11 00:44 | 現実話 | Comments(0)
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