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現実話 181
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『武田邦彦』の結果 | J-CAST

被曝と健康、医療をもう一度、考える 4.
現実の状態と倫理的問題

04tdyno.398-(10:26).mp3
規制値は現実にどのように運用されているのか。
たとえば職業人の被曝限度は1年20ミリシーベルトだったが、
やはり少し危険でもあり、また日本の判例では
1年5ミリシーベルト以上被曝で白血病になると
労働災害に認定されるなどがあった。

現実話 181_c0072801_9392761.jpg
そこでこの図でも判るように「成人男子、原発作業員」
という日本の中ではもっとも被曝が多いと考えられていた
人についても、1990年のICRPの勧告(一般人が1年1ミリ
以下)以来、自主的に平均1年1ミリという規制をしていた.

これは医師も同じで、レントゲン室の防御などを通じて、
実質1年0.7ミリになっていたとされる.つまり「1年1ミリ」
という規制値は現実的には、職業的被爆者、医師を含めて
尊重されていたということがわかる。

これに対して事故後、文科省大臣が「児童生徒の被曝限度を
1年20ミリにする」としたのは、職業的被曝に対しても
かなり被曝量が多かったことが判る.

次に、具体的な設計基準や取り扱い基準だが、次に挙げた
ものは「クリアランスベレル」とそれに違反したときの
罰金刑についての文科省パンフレットの一部である
(2010年設定).
現実話 181_c0072801_9394288.jpg
この図は、一般物、たとえば瓦礫や廃棄物、製造品、
花火などすべてのものについての規制を示している.
世界平均の自然被曝が2.4ミリであること、一般公衆の
線量限度が1ミリであることを示し、これに対して最初に
示した「免除レベル」を日本では0.01ミリにするとしている。

これに違反する物品を取り扱った場合、
1年以下の懲役もあることを示している.

原発事故が起こる前まで、罰則規定が緩く、違反が続いた
ために政府は事故の前年に規定を変更して1キロ100ベクレル
を超える物品を扱ったら懲役まであり得ることを示した。

しかし、事故後は放射性物質を含む瓦礫の限度を一気に
8000ベクレルまであげる指導もあり、懲役刑という重い
刑罰の対象となるものを政府がこれほど簡単に変更すること
は許されるのかという疑問が生じた.

また、個人的な批判をしたくないが、一般公衆の被曝限度や
クリアランスレベルを決めた人は、日本の中で放射性物質、
被曝と医療、原子力などにもっとも権威のある人たちで作る
委員会であり、たとえばここで示した放射線審議会基本部会も
その一つである.

現実話 181_c0072801_9395651.jpg
委員の顔ぶれを見ると、医学部教授、環境保健教授、
放射線医学総合研究所リーダ、分析センター幹部、それに
原子力関係者が名を連ねている.当然ではあるが、日本の
規制値を決めるのだから、日本の専門家が参加している
ことは言うまでもない。

しかし、事故後、ほぼ同じ人たちが、「規制値は存在しない」、
「1年100ミリまで安全」などとの発言をくり返したことは
残念であった.

(平成25年10月4日) 武田邦彦

増税は時期が早すぎる!
国民は5%の物価上昇には耐えられない

zouzeino.392-(4:21).mp3
日銀の黒田総裁が135兆円のお札を印刷して
インフレターゲット2%というから、物価が2%上がる。
安倍首相が消費税を3%上げるというから、
物価はほぼ3%上がる。

それに電力会社は経営判断を失敗して原発の不稼働に陥り、
その責任を転嫁して電気料金を上げようとしている。
国民の所得が上がらない中で、5%も物価が上がる、
いったい、政治というのは何をしているのだろうか?

消費税の3%あげで6兆円の税収があると計算される。
買え控えがないとしての計算だが、安倍首相は5兆円を
景気対策にあてるという。そうすると残るのは1兆円で、
これに対して国の借金は1000兆円だから、増税しても
借金を返して健全な財政になるのに1000年ということになる。

実際には、所得が増えないのに5%だけ物価が上がると、
購買量は必然的に5%減る。政府は「どのような計算で
増税が財政と社会保障の立て直し」をするのかを数字で
示していない。

「増税によって子どもにツケを残すな」というのは
実に奇妙な論理で、だいたい、今の政府の借金の債権者
(お金を貸している方)は国民なのだから、
子どもはツケが残るのではなく、財産が残るのだ。

ところで、アメリカの借金増額に関する議会の了解が
得られず、一部の公共施設が運営できなくなったが、
アメリカはまだ民主主義が機能していて、
「政府が使うお金は国民の代表である議会の承認がいる」
ということになっている。

これに対して、日本の場合、「赤字国債の発行」は誰が
やっているのだろうか? そして国鉄処理、郵政処理など
数10兆円にのぼる税金などの補填の責任も明確ではない。

「国民のお金はどうにでも使える」という現在のシステムを
大きく変えなければならない時期であろう。

(平成25年10月3日) 武田邦彦

被曝と健康、医療をもう一度、考える 5.
事故時に許される被曝限度

05tdyno.399-(10:42).mp3
人間の行うことは完全ではない。従って、事故時の
被曝限度については国際的にも古くから研究されている.
現実話 181_c0072801_942475.jpg
基本的な概念図がこれで、平時は1年1ミリシーベルト(横軸)
であるが、1000年から1万年に一度程度の頻度で起こる
事故では最大で10ミリシーベルト程度、さらに頻度の
少ない場合は100ミリシーベルトまで許容するという事に
なっている。

現実的には、3000年後には氷期が訪れて現在の人類
(ホモサピエンス)の絶滅が予想されていることから、
限度は10ミリシーベルトと受け止められていた.

このような臨時の被曝量は、被曝する人口、
損傷する遺伝子の数、その集団的回復の推定などから
出されている.すなわち、集団の被曝によって
ガンの発生ばかりではなく、遺伝性の欠陥が発生することが
予想され、それが集団として回復する年限なども
考慮されている.そして、このような基本的関係に
基づいて各国の「事故時の規制」が決められていた.

現実話 181_c0072801_943039.jpg
ここに示した文章で判るように、世界ではおおよそ
「5ミリまでは良いが、平均が1年1ミリ以下になるように」
としており、日本では原発の安全評価について、平成2年に
原子力安全委員会が「一つの事故で5ミリまで被曝しても
良い、5年間にわたる平均が1年1ミリに収まっていれば
リスクは少ない」として、具体的に1年5ミリまでという
事故時の線量限界を示していた.

これと並行して、一般的には「きわめて希に起こる事故に
ついては、一事故あたり5ミリを限度とする」という指針も
出されており、最大で1年5ミリ以上の基準が日本で
示されたことはない.

また、被曝量と共に、被曝の結果として生じる
ガンについても指針が示されていた。
現実話 181_c0072801_9435436.jpg
基本的な概念は原発敷地の最も近くに居住している人の
被曝による平均急性死亡リスクを「100万分の1
(100万人に一人)以下にするようにしており、
具体的には急性死亡リスクを不慮の事故による
死亡率の0.3%程度、ガン死亡リスクの0.05%
(1万分の5)とするようにしていた。

ガンの死亡リスクは日本人全体で年間50万人だから、
その0.05%というのは、たとえば10万人が被曝したら、
0.2人ということになる。

事故前のこのような基準が厳しいか緩いかは、
「個人に出現する疾病」と「集団の被曝の被害」の両者を
見ている事による。また、かなり大きな集団での確率的な
疾病の発生について検討されていることから、
個別の医師の経験(1000人ぐらい医療被曝をさせたが、
危険性は感じられなかったという類い)は概念が
少し異なることにも注意が必要である.

(平成25年10月5日) 武田邦彦

【普通の歴史】番外編 「言葉」の恐ろしさ

tdyno.393-(16:18).mp3
「靖国神社にはA級戦犯が合祀されているので、
戦没者の追悼には不適切である」という靖国神社の参拝問題は、
日本人が言い出したものだ。

戦後の日中問題の多く、たとえば靖国神社の戦犯合祀問題、
南京虐殺問題、侵略戦争説、そして慰安婦問題のいずれも、
実は中国から発信されたものではなく「日本人の発案」に
よるものだから、中国に言わせれば「日本人が言い出したから、
我々はそれを問題にしているだけなのに、なんで俺たちが
日本からなにか言われなければならないのだ」という
気分だろう。

靖国神社の「戦犯合祀」という問題は、「実際にそのような
状態にある」という「事実」の問題ではなく、「架空のこと
を言葉で創り出している」という問題だ。

まず、なんで「戦犯」なのかというと、「東京裁判」という
名前のついた「裁判ではないリンチ事件」を「裁判」と言い、
そこで「有罪」になった人を「戦争犯罪人」と読んでいるに
過ぎない。

まず「東京裁判」を「東京リンチ事件」と呼びなおす必要が
ある。というのは、第二次世界大戦後、日本が敗戦し連合軍
が東京で「裁判」というのをやったが、裁判というのは、
「裁判官、検事、弁護人、被告、法廷」があれば裁判に
なるのではない。

裁判官が人を裁く元となる法律があり、それに基づいて
判決を下すことができる状態が現実にあることが必要だ。
これに対して「リンチ」とは法律などの根拠がなく、
その場にいた人が自分たちの勝手な考えで特定の人に罰を
加えることで、かつてアメリカの西部で裁判をせずに
「縛り首」にした伝統と同じだ。

西部劇ではそこに「保安官」なるものがあらわれ、
「縛り首にしろ!」と叫ぶ民衆に対して、「法に基づいて
裁く」となだめるシーンを何回も見たことがある。

東京リンチ事件では「ポツダム宣言を受諾した時点で、
あらゆる国際法、人道上の法規などには、起訴された罪状に
ついて記載されていない」と再三、指摘され、現在では
東京裁判というものは、裁判ではなく「リンチ」だったこと
に異論は無い。

次に「裁判」がなかったのだから「犯罪人」はいない。
正しく言えば「リンチの犠牲者」だ。また「A級」というのは
「偉い人を裁いた」とか「罪が重い」と思っている人が多い
けれど、これは「リンチの対象となったこと」の種類で
A,B、Cとわけたものである。

そして“A”とは「平和に対する罪」とされたが、そんなもの
はどこにも書かれていないので、リンチの過程でその場に
いた誰かが叫んだものに過ぎない。

つまり「東京裁判におけるA級戦犯」というのを「言葉遊び」
をせずに事実をそのまま表現すると、「第二次世界大戦後に
行われた東京リンチ事件で戦争に関することで犠牲となった
人たち」ということになる。

また、日本では神社というのは「特定の神様を祀る」ところ
だが、靖国神社だけは特定の神様を祀らず、「国ために命を
捧げた人を祀る」ということで、このようなことはどの国
でも「その国の権利」であることは言うまでも無い。そして、
ほとんどの場合、その国の主となる宗教かそれに擬した形で
行われる。

キリスト教の国が兵士の墓地に十字架を立てているが、
それに異議を申し立てたり、まして他国がなにかを
いうことは皆無である。

自分の国を守るために自らの命を投げ出した人に対して、
後世の人がその人達を深く敬い、感謝する心を持つことは
とても大切なことであり、善良な心でもある。

この問題は中国に端を発しているわけではないが、中国は
いわば宗教がほとんどない国で、清朝が滅びて蒋介石の
中華民国ができたとき、政府は清朝の天子の墓をことごとく
爆破し、歴代天子の骨をばらまいたぐらいだから、祖先に
対する気持ちは日本人とかなり大きく違うようだ。

言葉というのは恐ろしい。裁判でもないものを裁判と言い、
犯罪人でも無い人を犯罪人と呼べば、あたかも「裁判で
有罪になった犯罪人」という感じになるからすごい。
というか、現在の日本人のように「頭の回転が止まっている」
場合、特に「言葉」が大きな意味を持つようだ。

これから「東京裁判のA級戦犯」と呼ばずに、
「東京リンチ事件で犠牲になった日本国のために
命を捧げた偉人」と言い直す必要がある。

ところで、事実に反し、日本を貶める報道をつづけたのは
朝日新聞で、靖国問題ばかりか、戦後のいわゆる「日中問題」
はほぼすべて朝日新聞のねつ造であることも確かである。

日本人が思考停止に陥っていることを逆手にとって、
言葉で事実を創り出す手法を今でも続けている。

「正しい歴史認識」とは「ねつ造」を含まない歴史の
認識を言う。それにしても言葉一つでほとんどの人が
錯覚するのだから、実に恐ろしいものだ。

(平成25年10月4日) 武田邦彦

被曝と健康、医療をもう一度、考える 6.
事故時の集団での被曝とその影響

06tdyno.400-(8:47).mp3
現実にチェルノブイリの事故における被曝とそれによる
健康障害はどのようなものだったか、これについては
膨大な資料があり、かなり酷い健康障害があるとする
主としてヨーロッパ系やウクライナなどの医師の見解と、
IAE,国際原子力機関などの見解が分かれている。

その中で比較的、ハッキリしている2,3の例を示す。
現実話 181_c0072801_9453139.jpg
これは事故から比較的早く発症する甲状腺ガンであるが、
チェルノブイリの場合は、0才から14才で5年目あたりから
顕著に発病し、総数はWHOの調査で6000人程度である。
事故から5年目までは甲状腺のガン患者がでないという
福島医師団の会見談話があるが、必ずしも正確ではない.

子どもの甲状腺ガンは自然の状態では、女児が男児の3倍で、
チェルノブイリの後、ベラルーシの調査では男児が多かった。
被曝によって甲状腺ガンになった場合、男児の比率が高くなる
と思われるが、福島では現在甲状腺ガンと認められた子どもの
男女比はほぼ1.0である。それにがんと診断された子ども
全員が被曝の時に見られる乳頭ガンであることも心配だ。



現実話 181_c0072801_9454844.jpg
現実話 181_c0072801_9455844.jpg
被曝による集団への影響についてはさまざまな研究があり、
そのほとんどが「ガンの発生」に注目しているが、遺伝的、
生殖的、もしくは全身的な影響にも気を配る必要がある。
ここに示したのはチェルノブイリ事故の後のウクライナと
ベラルーシの人口の減少を示したものである。

データとしては総人口の減少、出生率の低下、それに死亡率の
増加が見られる。その時期は死亡率の増加以外は
チェルノブイリ事故の後のように見える。ただ、被爆直後から
直ちに生殖系に打撃があったのか、それとも社会的要因なのか
は判然とはしない。

ただ、著者がここで強調したいのは、第一に被曝の集団的
影響、長期的影響については科学はまだ「科学」と言えない
段階にあること、第二にどんな現象でも人間が理解している
範囲は少ないこと、という学問的に謙虚な態度が必要である
と思う。一部の学者や医師の中には「大丈夫」とか、
あたかもすべてが判っているように発言する人が目立つ。

専門家は科学の訓練を受けているのだから、
私たちの知識が少ないことを欲知っているのであり、

わからないことを「大丈夫」という非科学的で
野蛮な発言をしないように注意する必要がある。
現実話 181_c0072801_9461174.jpg
また、空中に飛び散ったセシウムなどの放射性元素は、
1年に約1ミリのペースで地中に入っていくが、風などで
再飛散するのも当然である.事実、事故から半年程度
経った頃から地面からの再飛散と考えられるデータが
観測されている.

再飛散の問題が汚染された食材と同様に大きな問題で
あることは、飛散するごとに呼吸器系などに繰り返し
取り込まれることであり、この影響もまだ定かではない.

(平成25年10月6日) 武田邦彦

芋づる談義その2 温暖化も心配ありません

ondankasinaitdyno.391-(8:31).mp3
「エネルギーは心配ありません」に続いて
「温暖化も心配ありません」を書きました。

これから温暖化するかどうかは学者同士が真剣に話しても
結論がでない問題ですから、私は「寒冷化する」と
考えていますが、ここでは議論しないことにします。

でもあまり心配することはありません。それは「未来」
ではなく「過去」を見れば判ります。未来は人によって
違いますが、過去はデータは一つしかありませんから。

温暖化が話題になった京都会議から16年。地球の平均気温は
まったく変化していません。また、今年の南極の氷は
過去最大を記録しました。またツバル報道や北極の氷が
なくなるなどの報道はすべて間違いです。

だから、少なくとも慌てなくて良いということです。

第2に、温暖化の影響は「陸地」の方が顕著ですから、
アメリカ、中国などに最初に被害が出ます。
日本は海洋国家なので、アメリカや中国が慌ててから
30年ぐらいたって影響が出ます。

今の所、アメリカも中国もCO2の削減をしていません。
だからまずアメリカと中国がCO2の削減をしてから、
「そろそろ考えようか」というぐらいで良いのです。

「日本が世界の先頭を切らないと!」などと意気込む
必要がないのは、CO2の削減は国力を弱め、日本を衰退させ、
子どもたちの就職を危うくさせるからです。

いずれにしても、現在の日本にとっては温暖化は遠い未来の
ことであり、今、温暖化対策をするのは子どもたちのために
ならないということです。

ドンドン、CO2を出しましょう!!
役所も協力してCO2を出しましょう!!

(平成25年10月2日) 武田邦彦

被曝と健康、医療をもう一度、考える 7.
専門家の倫理と医師の資格

07tdyno.401-(10:18).mp3
このブログでは複数回、記事に載せたが、
「専門家の倫理と医師の資格」の問題は福島原発事故で
大きな課題として浮かび上がったものの一つである.

専門家とは何であろうか?
それは主として二つの要件を持っていると考えられる.
現実話 181_c0072801_64932.jpg
一つはこの図に示したように、普遍的法則、たとえば医学に
基づき、長期間高度な修練を積むということで、それによって
「普遍的であり、一般人とは違うレベルにある」ということが
確定する.医師では医学に従い、6年制の大学を卒業して医師
試験に合格し、さらに2年から5年の研修期間を終えるの
だから、一般人よりかなり高い専門性を有することになる.

更に加えて「不特定多数」に責任を持つという特徴を有する.
患者の人種、性別、年齢、趣味、政治的信条などにかかわらず
医師は患者の治療に当たり、手術や薬の投与が収益につながる
からという理由ではそれらを実施することもなく、また医療
機関の理事長の命令に従って治療する事もしない.完全に
個人で独立している.

これは大学教授も同じで、学長や理事長の息子が講義を受け、
理事長から合格させるように命じられていても、他の学生と
全く同じく取り扱う. 授業料を受け取っている相手の学生を
叱ったり、不可をつけて不合格にするのも専門家としての
特徴である。

つまりお金をもらう客先、自分の上司のどちらの命令も
聞かないということで、それが専門職としての最大の特徴で
あり、このことを現実的に実施するために国家資格や
身分保障などがついている.
現実話 181_c0072801_6492185.jpg
もう一つは「専門家は自由な発言が制限される」ということ
で、このことは2011年にイタリアで起こった地震の予知で、
予知に失敗した学者が禁固刑になった例で判る. 地震学者で
「学問」を専らにしている人は何を言っても罰せられない.
それは学問の自由が「内的・精神的自由」に限定されて
いるからだ.

しかし、学者がここでいう「専門家」、つまりはやや狭義の
専門家の場合、その言動には強い制約がかかる. 裁判官は
被告に死刑の判決をすることもできるが、自ら法律を作る
ことは禁じられている.医師は患者の両脚を必要に応じて
切断しても傷害罪に問われる事は無いが、安楽死を施す
ことはできない。

教師は自らの研究が学術的に定まっていない状態で、
学生に教えてはいけない.つまり専門家の大きな制約は
「学問的、または社会的な合意」を出ることができないと
言うことを示している.福島原発事故では医師、専門家が
法令の基準を逸脱し、自らの判断で「被曝は大丈夫」という
ような発言をした。医学者が医学会で自らの見解を述べるの
には何の制約もないが、それが社会的な影響を持つことが
明らかな場所(たとえば福島県が準備した住民の説明会)に
おいては、法令を遵守すること、その内容の説明に限定される.
現実話 181_c0072801_6494170.jpg
また、医学会においてはランセット論文などに代表される
「医療被曝とガンなどの疾病」の問題について深く研究を
することが大切である.

これまで放射線に関係する治療や検査を行ってきた医師が、
真の意味で患者の信託・・・患者の治療というメリットと
被曝という損害がバランスする以上は被曝させない・・・
に応じてきたか、真剣に考えてきたかが問われると考えられる.

(平成25年10月7日) 武田邦彦

芋づる談義その3 日本にはあふれるほどの資源があります

tdyno.397-(5:23).mp3
このシリーズに「芋づる」というのがついていますが、
「悪いことをバッシングする」より「良いところを引き上げる」
ということの方が効果があることがあります。
その試みの一つです。

・・・
「エネルギー・セキュリティー」という難しい言葉が横行
しています。「日本には石油などのエネルギー資源がないから、
「国産のエネルギー源が必要だ」」という考えですが、これは
第二次世界大戦や石油ショックのトラウマで、資源学的には
すでに無意味なものです。

その理由は二つあります。

第1に、昔は「石炭の山」を持っていれば大金持ちだったの
ですが、今は石炭の山を持っていても宝の持ち腐れで、
「技術」がなければ大赤字になって、掘ることができません。
つまり、現代は「山が資源」ではなく「技術が資源」なのです。

そして第二に、世界で資源技術のトップになれるのは、
アメリカ、日本、ドイツ以外はありません。もし日本の
重工業と中小企業のタイアップができれば、日本は世界有数の
「資源王国」なるでしょう。

第三が今や資源は多様化して、石油、石炭、天然ガス、
シェールガス、オイルサンド、オイルシェールなど数限りなく
あり、しかも産出国は世界中と言っても良いほどです。これで
「セキュリティー」が問題なら、自動車を製造しない国は
自動車を買うことができないというような議論をするのと
同じです。

日本は、どうせ技術立国しかないので、
技術者を優遇していれば大丈夫です。

(平成25年10月8日) 武田邦彦

被曝と健康、医療をもう一度、考える 8.
福島事故で学ぶこと

08tdyno.402-(11:09).mp3
このシリーズは福島原発事故から2年半を経て、主として
医療関係者や専門家を対象として整理したものだが、
いまだに福島事故でで何が起こったのか、
我々はまだ充分に知ることができない。
現実話 181_c0072801_005664.jpg
たとえば3号機の爆発であるが、物理の知識から見ると
水素爆発に核爆発が伴ったと考える方が自然であり、
この映像の解析や内部の観察を要する.またすでに3号機の
爆発で飛び散った砕片の分析が進んでいると考えられるので、
そのデータが政治的な障害を受けずに学問として公表される
ことを期待している.

専門機関の日本原子力学会も、「汚染水を海に流しても良い」
などという学問的にほとんど研究がない領域で政治的言動を
くり返しているが、まずは学問の王道に立ち返り、爆発の解析
などについて冷静な研究を継続することが望まれる.
現実話 181_c0072801_011863.jpg
また、原発事故の直後に、主として東大教授がテレビで発言
した重要な間違いについて、訂正をしておく必要がある。
たとえば原発事故では「遠くに逃げる」のではなく、風向きに
注意して風下に入らないようにする事などであり、まずは
放送したテレビ局と東大教授が訂正番組を行う必要がある。

また、避難の場合に何が必要か、マスクはどうするのか、
水の確保など多くの問題が残されている.消防関係者は
「放射線被曝についてだけ消防は住民救助を行わない」
という特例についての検討、医療関係者にとっては
ヨウ素剤の配布、避難する患者の受け入れ、それに被爆者の
治療などの体制を整えなければならないが、2年を過ぎても
その議論は始まっていない.
現実話 181_c0072801_013917.jpg
次に原発事故ではきわめて広範囲の汚染が発生する.
それは原発というもの自体が広島原爆などと比較して膨大な
量の放射性物質を抱えているからであり、汚染された土壌や
環境を回復する研究も至急、行われる必要がある。

この点でも国立環境研究所をはじめとした研究機関の動きは
かなり鈍い。放射線被曝については土壌が1平方メートル
あたり4万ベクレルを超えるところは汚染した本人が除染する
事になっているが、東電はまったく手を着けず、できない。

このことがすでに事実として目の前に示されているのだから、
法律の専門家も含めて原発のような巨大な災害について建前
ではなく、実質的に国民を守る方法を考えなければならない。
消防もより高度な国民の防御について積極的な発言を
期待したい。
現実話 181_c0072801_015872.jpg
最後に現在の日本の原発を技術的に見ると、
1)安全な原発を僻地に作っていること、
2)核廃棄物の処理が宙に浮いていること、
について原子力専門家や技術者の発言や研究が
著しく遅れていることを指摘しなければならない。

この記事で中心的に考えた医師、学者、専門家などに
課せられた任務は、「政治的社会的な動きに左右されること
なく、専門家としての社会的責任を果たすこと」であり、
このことが原発事故によってハッキリと不足していたことが
判明した。

人生に目標を持ち、日々、夢と希望の中で生活していた多くの
人の人生を狂わせ、苦痛のうちに過ごしていることを関係する
専門家は自分の事として感じることを期待している.

(平成25年10月9日) 武田邦彦

芋づる談義その4 「今日も朝」

tdyno.401-(5:41).mp3
人間は未来が心配になる生物で、あるときには
「もうすぐこの世が終わりになり、神様の裁きを受ける」
と本当に信じられた時もあったし、
ごく最近も2012年6月9日にマヤ終末が来るはずだった。

確かに2600万年ごとに巨大隕石が落ちてくるのだから、
突如として人類が滅亡する日は来るだろう。普通に考えると、
3000年後の氷期の到来、5000万年後のCO2喪失による
生物全滅などが隕石より早いと計算される。

もっと身近なのが「温暖化地獄」で、今から24年ほど前から、
NASAのハンセン、日本の東大教授、そしてNHKなどが
くり返し言ってきたことだ。
でも、その少し前にはやったのが下の絵だ。
現実話 181_c0072801_16235925.jpg
地球はまもなく寒冷期を迎える。そうなると家々は氷に覆われ、
都市はドームで囲われてその中で住むことになるだろう。
食料はほとんど取れず、多くの人が餓死する・・・今では
誰も信じないが、40年ほど前まで「寒冷化に備えて、
寒冷地に強い食物の栽培」が真剣に行われていた。

人間には知恵がある。自然には回復力がある。次々と
繰り出される「未来への恐怖」に左右されないで、
楽しく人生を送りたいものである。

私は「今日も朝」というモットーのもとで生きている。
朝、布団の上で目が覚めると、「ああ、こんな私にも
今日が来た。感謝しなければならない。今日一日、
一所懸命、生きていこう!」

(平成25年10月10日) 武田邦彦

速報やお答え
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2013年10月03日
「いちえふ」福島第一原発の作業員が描く渾身のルポ漫画
「モーニング」で48歳新人がデビュー
現実話 181_c0072801_2022957.jpg
東京電力福島第一原子力発電所は、「いちえふ」と
呼ばれている。現場の人間や地元住民で、「いちえふ」を
「フクイチ」と呼ぶ人間はいない——

原発事故の後、福島第一原発で作業員として働いた経験を
つづった漫画「いちえふ 福島第一原子力発電所案内記」が
10月3日発売の週刊漫画誌「モーニング」に掲載された。
新人ながら冒頭4ページをカラーで掲載するなど、
人気漫画誌で異例のデビューを飾った。

福島第一原発について紹介した本や映像はあったが、作業員の
立場からここまでリアルな現実を描いた漫画ははじめて。
Jヴィレッジから福島第一原発への道のりや、原子炉建屋の様子、
作業員の一日、下請け業者の実態などが淡々と
丁寧に描かれている。

週刊マンガ誌「モーニング」(講談社)主催の新人賞
「第34回MANGA OPEN」で大賞となった本作。作者は、
48歳の竜田一人(たつた・かずと)さん(ペンネーム)だ。

新人賞の選考委員は、漫画家の森高夕次さんと東村アキコさん。
作品について、森高さんは「これは本当のことしか描いていない
漫画だと思うんです」と語り、東村さんは「外側から見ていると、
恐ろしくてとんでもない作業が行われている場所なんだけど、
内側にいると、ほのぼのとまではいかないけれど淡々とした
日常があるということを描くのはすごく意味があると思います」
と作品を評したという。

当初、竜田さんから持ち込みを受けた講談社の担当は「撮影を
禁止されている区域は、漫画だからこそ再現できる。
遠いフクシマのことが身近に感じてもらえる、読み応えのある
作品です」と思いを語った。
「いちえふ」は、本誌のほかDモーニングでも読むことができる。
(後略)
http://www.huffingtonpost.jp/2013/10/03/ichiefu-comic-morning_n_4034313.html

さまよえる冷戦の遺物 旧ソ連の原潜・タイフーン
1993年制作 SHKパリ フランス


安全を気にして本気で原発反対なら、
支那朝鮮露国の安全性も心配すべきだな。

福島第1原発で4カ月 がん「被ばくが原因」
札幌の55歳男性が労災申請

 東京電力福島第1原発事故後の2011年7月から10月
まで同原発で作業し、その後膀胱(ぼうこう)がんなど三つの
がんを併発した札幌市在住の男性(55)が、発がんは作業中
の放射線被ばくが原因だとして労災の申請をしていたことが
5日分かった。原発事故後、被ばくを理由に労災を申請した人
はこの男性を含めて全国で4人。いずれも審査中で、
労災が認定された例はまだない。

 男性は重機オペレーターとして同原発の原子炉建屋周辺で
がれきの撤去作業などに従事した。被ばく線量が4カ月間だけ
で原発作業員の通常の年間法定限度である50ミリシーベルト
を超えたため、同年10月末で現場を離れた。

 12年5月に膀胱がんが見つかり、札幌で手術。今年3月
には大腸がんと胃がんも見つかった。現在も通院しながら
抗がん剤治療を続けている。転移でなく、それぞれの臓器で
独立して発病していた。
 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/496287.html
http://hamusoku.com/archives/8089885.html

2013年10月09日
福島第一で配管外すミス
汚染水数トンが建物内に漏れ、作業員6名が浴びる

:http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1381296224/
1 名前: ダイビングヘッドバット(WiMAX)
:2013/10/09(水) 14:23:44.89 ID:PCHoslobP
配管外すミス、汚染水数トン漏れる 福島第一の建物内に

東京電力は9日、福島第一原発で高濃度の汚染水から塩分を
抜く淡水化装置で、作業員が間違って配管を外したため、
汚染水が漏れたと発表した。ストロンチウムなどベータ線を
出す放射性物質が1リットルあたり3700万ベクレル
含まれ、漏れた量は少なくとも数トンに上るとみられる。
作業員6人が汚染水を浴び、東電が被曝(ひばく)線量を
調べている。建物外への漏れはないという。

淡水化装置は、原子炉を冷却した汚染水から塩分を取り除く
装置で、3台あるうちの1台で漏れた。東電や原子力規制庁に
よると、作業ミスが起きたのは9日午前10時ごろ。
配管をつなぎ直し、約50分後に漏れは止まった。汚染水は
建物内の720平方メートルの床全体に数センチたまっている。
当時、建物内には9人の作業員がいたという。汚染水からは
放射性セシウムはほぼ除去されているが、ストロンチウムなど
は残っている。
 http://www.asahi.com/national/update/1009/TKY201310090157.html
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1777118.html

by huttonde | 2013-10-06 09:15 | 現実話 | Comments(0)
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