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武田邦彦ガリレオ放談 | 第80回「STAP論文とガリレオ」
STAP事件を通じて科学を知る 2
http://bp.shogakukan.co.jp/takeda/
http://youtu.be/crLZBZTUb7c

異常気象か正常か?(3)台風8号事件

ijyou0320140718955.mp3
2014年7月7日に沖縄を襲った台風8号は気圧が930
ヘクトパスカル、沖縄の瞬間最大風速は53メートル
(渡嘉敷島、7月9日)だった。洋上を進む台風の気圧は
1960年代を中心に低いものが多く、次のデータ
(このシリーズで使うデータは、断らない限り気象庁および
同庁所属の測候所で、それ以外は人工衛星のデータは主として
NASA)から判るように900ヘクトパスカルを下回るものが
多い。
現実話 233_c0072801_19392919.jpg
フィリピンなどは別にして日本の近くの海上で885ヘクト
パスカルを下回る巨大台風は、1979年、1958年、1966年、
1959年、1983年にそれぞれ870、877,880、885、
885の最低気圧を示した台風があり、1958年から2014年
までの56年間に5回ということになるが、時期が1958年
から1983年の25年間に集中しており、その意味では5年
から10年ごとに885ヘクトパスカルを下回る巨大台風が
日本近海に存在していたことがわかる。

台風8号のように900ヘクトパスカルより気圧が高く930
ヘクトパスカルクラスの台風は毎年、数多く発生している。
また、台風は沖縄では島が多く上陸することはあまりなく、
「島の近くを通る」と言うことが多いが、本土まで到達した
巨大台風としては鹿児島や四国に上陸したものが多い。
現実話 233_c0072801_19395212.jpg
この表からも判るように、偶然に沖縄諸島や奄美群島に上陸
した場合は、907、908、912、922、923、924、924と
925以下の気圧の台風が7回を数えているが、本土の場合は
室戸台風の912(1934)、枕崎台風の916(1945)、第2室戸
台風の916(1961)など有名な台風だけが記録されている。

21世紀では、2003年、2004年、2006年と925ヘクト
パスカルを下回る巨大台風が沖縄に上陸していて、2014年の
台風8号が仮に925ヘクトパスカルを下回るまでに成長したと
しても(現実には最低気圧は930であった)、せいぜいBBC
が報道したように「10年来」であって、気象庁やNHKが
報じた「50年に一度」というのとはほど遠い(気象庁の
発表は洋上を含めていた)と言うのが現実である。

なぜ、気象庁がこれほどまでに事実と違う発表をしたのか、
NHKが過去の記録と比較せずに報道したのかについては
このシリーズの終わりの方で整理したいと思う。

最近のメディアは取材もとに責任を転嫁するために、
「脱法ハーブ」や「放射線防護服」に見られるように
もともと間違っているとわかっている用語をそのまま使用
することが多い。「気象庁が言ったから」ということで
記者が気象庁に「50年に一度という表現は正しいか?
**年にはもっと大きな台風が来ているが」ぐらいの
質問もしていないと思われる。

次に台風の被害をもたらす風の強さだが、2014年の台風8号
の風は強く、沖縄で観測された最大瞬間風速は53メートル
だった。この数値は過去に比べてどのぐらいだろうか?
現実話 233_c0072801_19401778.jpg
富士山などは別にして台風が接近しやすい沖縄では過去に
85メートルから70メートルぐらいの最大瞬間風速を
1956年から2006年にかけて8回経験している。つまり、
70メートル以上の風は平均して6年に一度ぐらい経験
していることになる。

気圧にしても風の強さにしても、せいぜい5年から10年ぐらい
に一度、経験することを「50年」という表現を使うことに
よって、「異常気象」が頻繁に起こるという印象を与えている。

「台風だから少し大げさに言ってもよい」という感覚も
あるが、それは気圧や風などの物理的な数値を間違える
必要はなく、「今回の台風は強く、大きな被害が予想される
ので、***に注意をしてください」とより具体的に
行動のほうに重点を置く必要がある。

数値を大げさに間違う原因は気象庁や国土交通省、自治体
などの縦割り行政の問題があるのと、危険をあおることに
よって予算を多く獲得しようという利権が考えられるが、
これは後に検討したい。

(平成26年7月24日) 武田邦彦

(毎日新聞追補) 共同研究者は研究を知らないのか?

mainichituiho20140723757.mp3
STAP事件で、かなりの人が「私は研究内容を知らないけれど、
共同研究者として名前を連ねた」と言っています。これは
「詐欺」ですから、この発言だけで学会から追放ということ
になります。もちろん毎日新聞ももしそんなことをいった人
がいたら、そちらを追究する必要があります。

ところが、現在の日本の学会、特に「お金と名誉にまみれて
いる学会」(ほとんど)はこんな簡単な「倫理」すら守られ
ていないのが現状です。今回のことで論文には査読がある
ということを知った人が多いと覆いますが、論文を出すと
数回の査読を受けます。

査読委員は批判的に論文を読むのが役割ですから、
厳しい「批判的意見」が述べられます。これに対して、
どう答えるか、どの部分をなおすか、どのデータを追加
したり削除したりするかは「全著者」に聞かなければ
なりません。

私は「実体的に研究に参加し、内容を理解し、討論に参加
できる」という人しか共同研究者にはしなかったので、
いつも査読結果が来ると、その結果と私や私のところの若手が
作った答弁と回答案を共同著者に送ります。そうすると必然的
に時間がかかりますが、学会の方から「早く返事をしろ」と
言ってきます。そんなとき、いつも「共著者全員の了解を
取っているので」と返事します。

つまり、共著者になっていて研究に参加していないか、
内容を知らない人を入れるのが「村の掟」なのです。
著作権のないものをコピペしてはいけないというように、
掟で支配されています。まず第一に「お世話になった先生や
先輩」は欠かさずに入れて、その次には「前に自分が参加
していない論文に名前を出してくれた人」を入れます。

そうすることによって、自分の論文数が増えます。今は官僚が
研究費を支配している(もしくは御用学者の東大教授)ので、
論文数を増やしておかないと研究費が来ないのです。官僚や
東大教授は日本の科学を発展させたいとか、倫理を守りたい
と思ってはいないので(自分の権限が増えることが第一目的)、
論文著者数が10名ぐらいになっても平気ということです。

また「引用数」というのが問題で、他人が自分の論文を引用
してくれる方が点数が上がるので、仲間が多い方が有利に
なります。そこでボス先生を中心にして仲間を増やします。
しばらくその仲間に入っているとそのうちボス先生から
「かわいいやつ」ということで、青虫(研究費)が
いただけます。アウトローの世界のようですね。

理研や東大、京大のようにお金が中心の研究機関では
「著者になることの貸し借り」が日常的で、その結果、
若山さん、笹井さんなど一流の先生が「論文内容は知らない」
という発言を平気ですることになっています。

もし、毎日新聞が誠意のある新聞で日本の研究のことを
心配して記事を作っているなら、今回のSTAP事件での
取材対象は全く違っていたでしょう。

(平成26年7月23日) 武田邦彦

異常気象か正常か?(4)
7月に台風8号が発生した原因に関する報道

ijyou04201407181104_part.mp3
台風8号は毎年、日本に来る台風の一つと変わらなかったが、
これが異常とされた原因は、「7月に来た台風で」という
季節限定があったこと、理由として「太平洋の水温が例年に
なく高い」と言うことが理由とされた。

当時の太平洋の水温はどういう状態だっただろうか?
また気象庁が特別警戒警報の基準となる910ヘクトパスカル
や55メートル以上の風速などにはまったく達しなかったのに、
なぜ、特別警戒警報を出したのだろうか?
科学的にみてその蓋然性はあったのだろうか?
現実話 233_c0072801_19463237.jpg
2014年7月初旬の太平洋の水温は日本の東方海上でアメリカ
の近くが3℃高く、日本近海の南に平年を2℃下回る冷水塊が
あった。その他部分的に1℃から1.5℃高いところが散在する
が、その一つにフィリピン東方の海水がある。
そこで台風8号が発生した。

気象予報士は当初、フィリピン沖に水温の高いところがあり、
それが「異常」だという表現の解説をしていたが、
1℃ぐらいの水温の変化は頻繁にあり、有名なペルー沖の
水温によってもずいぶん変化する。
現実話 233_c0072801_19511082.jpg
また今回、気象庁が予想した910ヘクトパスカルに発達
しなかった理由の一つに、この拡大図が示すように日本近海
の水温が低かったことが挙げられる。フィリピン東方では
水温は平年に比べて1℃程度高いが、沖縄ではほぼ平年で
あり、台風の東側に当たる海水域はマイナス2℃などであった。
従って、台風にエネルギーを与える「温水」という点では
沖縄に接近するとともに冷水の領域が増えたことが
あげられる。

また九州に接近する頃には台風8号の気圧は急激に上昇して
970ヘクトパスから程度になっていたが、これは海水温から
言って妥当なものだった。もちろんこれほど明白な事実
なので、コンピュータでは当初から予想されていたと
考えられる。

それではなぜ、気象予報士は台風8号で大げさ、
もしくはウソを言ったのだろうか?

この海水面の水温は気象庁などから常に出されていて、
情報は充分に知っていたと思うので、正しく「気象庁は
910ヘクトパスカルまで発達すると予想していますが、
沖縄付近の海水温が低いので、あまり発達しない可能性も
あります」と言うことができた。

しかし、私のテレビの経験によると、テレビに出る人は
「多くの人が言っていることをできるだけなぞらなければ
ならない」という強い強迫観念があり、それが台風8号の
場合の極端な報道になったものと思われる。「50年に一度」、
「命の危険を避けるように」、「これまでに経験したことが
ない」というような事実とは明らかに反する報道がされた
原因の一つでもあったと思われる。

また、「記録的」という言葉が頻繁に使用されるが、
これは福島原発の「防護服」や、「脱法ハーブ」に見られる
ように、現在のマスコミが用語を不正確に使う
一つの例である。

観測網の発達とともに、「記録」の数は増えていく。
その一例として、気象庁が最大風速の「観測結果の統計を
取り始めた年」と「観測史上1位の値」と「7月の1位の値」
が観測された西暦の関係を示したグラフを公開しているので、
それを参考にしてみる。この表が最近の異常気象を考える
時のもっとも象徴的なデータである。
現実話 233_c0072801_1953551.jpg
現実話 233_c0072801_19541891.jpg
まずこの表では鹿児島県の最大風速の記録を示していて、
観測点の数は31カ所である。そのうち、20世紀から統計を
取り始めている箇所は7カ所で、残りの24か所は2008年
ごろから観測を開始している。

20世紀から観測指定いる7カ所では、最大風速を記録した
年は1965年、1996年、1945年、1989年、1964年、
1970年、1977年と約50年間で10年ほどごとに各地で1回、
最大風速を記録している。だからたとえばテレビがそれを
伝えるときには、10年に1度、「今年は**地方でこれまで
の最大風速を観測しました」と報道するだろう。

ところが、観測網は21世紀になって急速に増え、特に2008年、
2009年(約5年前)から整い始めている。その結果、
ほとんどの測候所が「2012年」が「観測史上、最大の風速」
になっていて、これが「記録的な・・・」という表現で
マスコミで伝えられる。

つまり表が複雑だが、簡単に言うと、2008年から観測して
いるので、2012年、2014年に「観測史上最大」の風が
吹いている。でもこの「史上最大」というのは、
5年間ぐらいの観測なので、表現は不適切であり、
このまま報道するのは公序良俗に反する。

また、今回の台風が「7月では過去に例を見ない」と言われた
が、測候所ごとに記録をつける現在の方式では、新しく測候所
を開設すれば、「観測を始めてからもっとも・・・」という
表現になる。この表現は観測開始年と近くの測候所の記録など
を示せば正しいが、テレビなどでは単に、「観測史上・・・」
という表現をとるので、それがまさか2009年からであるとか、
近くの測候所では二倍の風速や雨量が観測されていても、
それに言及されない。

このような表現方法は、「大げさに言って視聴率をとる」
ということや、「大げさに言うことは災害を減らすのだから、
正確性より防災だ」という考え、また「日本国民はバカ
だから、数値を言ってもダメだ」という国民に対する
不信などが原因となっていると考えられる。

原発事故のあと、宮城県知事が、「県民は数値の理解力が
ないから、数値を言ってもダメで、危険か安全かだけにする」
と言ったことと符合する。しかし、基本的な防災は国民の
理解が進むことが大切で、このようなトリックまがいの
ことは早期に止めた方が良い。

(平成26年7月25日) 武田邦彦

NHK:「公序良俗」に反する組織は存在できないし、
協力してはいけない

20140725815.mp3
いうまでもなく私たちの日本社会で守らなければならない
もっとも重要なことは「公序良俗」に反しないことだ。
やや抽象的ではあるが、これが社会の基本である。道端で
弱っている人がいれば手を差し伸べる、泥が入ったのを
見たらそのラーメンをそのまま人が食べるのを見ていては
いけない、人に声をかけたり何かを聞いたりしたとき相手が
嫌がったら「失礼しました」と引き下がる・・・など、
どの法律に触れるという前に私たちが守らなければならない
社会の基本的規範だ。

法律を出すまでもないが、(民法第90条公の秩序又は善良の
風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。)
とか(放送法第四条  一  公安及び善良な風俗を
害しないこと(放送内容))などがある。

2014年7月、NHKはSTAP事件の報道をするにあたって、
取材班が小保方さんを急襲した。まずオートバイが逃げる
小保方さんを追いかけまわし、ホテルに逃げ込んだ彼女を
エレベーターで両脇をカメラマンがはさんで動けないようにし、
さらにトイレに駆け込んだら一緒にトイレに入って個室に
隠れた小保方さんの前で外部と携帯電話で連絡を取り、
監禁状態にした。小保方さんは負傷し全治2週間だった。

NHKは抗議を受けて深夜の午前0時に謝罪に訪れた。NHKは
パパラッチになった。私たちはパパラッチに受信料など払う
必要はないし、もし払ったら「犯罪集団にお金を払う」
ということで公序良俗に反する。

小保方さんは犯罪人ではない。理研という組織の一従業員で
あり、一般人だ。これほどのことは政治家でも芸能人でも
許されないことだ。謝罪して済む問題ではない。報道局長の
辞任は当然だが、予定されている番組は中止、さらにNHKは
もし十分な説明ができなければこの際、解散するしかない。

こんな組織が何を放送しても私は全く見る気もないし、
まして「お金を払う」ことは絶対にできない。これは小保方
さんの研究に不備があるかどうかなどとまったく無関係だ。
毎日新聞の個人攻撃と言い、NHKのパパラッチ行為といい、
日本社会はどうしてしまったのだ!!

(平成26年7月25日) 武田邦彦

異常気象か正常か?(5) 豪雨事件

ijyou05201407181216.mp3
ここ数年、豪雨報道が目立つ。そのほとんどはテレビ局の無知に
よるもので、2014年6月の東京の豪雨?のように1時間雨量が
50ミリに達していないのに、「記録的」という報道が続いた
ことで判る。

現実にはアンダーパスなどに乗用車が水没したりしたが、
これは治水政策とか保守管理に問題がある。現在の日本の
大都市は1時間50ミリの雨までは危険が発生しないように
なっているので、2014年6月の雨の被害は人為的なものと
考えられ、異常気象ではないことが明白である。

ただ、国土交通省は、実際に豪雨が増加しているという報告を
している(下図)。しかし、測候所の数が増えているので、
この統計がどの程度の信頼性があるかは不明である。つまり
現時点では「最近、豪雨が多いという報道があることは確か
だが、報道がシッカリしたデータに基づいていないことは確か」
という程度の段階である。

現実話 233_c0072801_0431431.jpg
 関連
 http://www.mlit.go.jp/singikai/kokudosin/keikaku/kiban/3/shiryou2.pdf

国土交通省のこのデータが正しく豪雨の状態を示していると
思うのは「役所が作ったものだから間違いない」というのが
普通の見方だが、ここ20年ほど、役所が作る正式な報告書には
明らかな工作が見られる。私の専門領域の一つである、
環境関係では、数限りないほどインチキな役所の報告がある。

特に、「ツバルが沈んでいる」、「南極の氷が減っている」、
「森林はCO2を吸収する」などいずれも荒唐無稽な誤報で
あるが、正式な役所の白書に掲載され、その一部は高等学校の
教科書などにも採用されている。

目的(主として政策の推進、予算取り)のためには科学的な
ウソも良いという考えが日本社会に広く展開されていて、
本来は政府のそのような工作を指摘する役割を持つマスコミも、
むしろ政府の提灯持ちに終始している。この状態は海外の動きに
ついての誤報を繰り返し、その結果、戦争に突入した状態と
類似しているので、あまり安易に考えてはいけない。
現実話 233_c0072801_0365744.jpg
ここでは私の専門外の「男女共同参画を推進する役所が事実と
正反対のグラフを出した」ことを指摘した東大准教授の例を
取って、役所のグラフと東大准教授の正しいグラフを比較して
掲載する。最初のグラフが役所のもので、「女性の労働力率
(女性が働く)が増える」と子どもが増えるという関係を
示していた。

ところがこのグラフは役所が出したい結論と違う結果になる国を
除いていて、世界の先進国の統計をそのまま正しくグラフに
すると、「女性の労働力率」が増えると「子どもの出生率が減る」
というのが事実であった。
現実話 233_c0072801_0363555.jpg
結論は正反対で、データの取り方でこれほど違う結論になる。
また、本来、社会の模範となるべき役所がこのようなインチキを
すると、それに基づいて今回の番組のようにマスコミが政府の
間違いをあまり検証せずに報道するので、そのまま日本社会に
定着しがちである。

このようなことがあるから、豪雨を強調すると予算が増える
国土交通省のデータの整理はそのままでは信用できない。
アメダスが増えていることによる見かけの豪雨の増加を
そのままプロットしている可能性が高い。

また、現実の豪雨記録は、以下に示したように、1時間雨量で
150ミリぐらいであり、100ミリ以上の豪雨はかなり頻繁に
起こっている。しかし最近では1時間50ミリぐらいを「豪雨」と
報道され、気象庁は猛烈なという表現をとるようになった。
現実話 233_c0072801_0361298.jpg
公表されるデータは同じ測候所でのデータに限定されているかが
問題であり整理をした人の誠意がポイントとなる。つまり、
「最近、多いか」ということはなかなか判らないが、少なくとも
日本は台風や梅雨の終わりに1時間100ミリ程度の豪雨が
毎年のように襲うのは確かである。このぐらいの豪雨の場合、
川の氾濫、崖崩れ、都市の交通麻痺などが生じるが、これが
「異常気象」によるものか、都市化や河川の護岸工事など
国土に作り方自体に問題がある、「政治的」な問題の
可能性がたかい。

つまり「異常気象」を強調する結果、国の最も重要な政策の
一つである治水の政策が遅れているので、
被害が大きいとも考えられる。
また1日雨量では、歴史的に諫早豪雨、長崎豪雨など、20年か
30年に一度、周期的に来る豪雨(梅雨の終わりに東シナ海で
発生する湿舌が西風や高気圧のへりを回って九州や中国地方を
襲う現象)で有名であり、ほぼ1日1000ミリの規模である。
記録を見ると次のようになっている。



現実話 233_c0072801_0354555.jpg
この記録は気象庁の記録で、長崎豪雨などで観測された1000ミリ
を超えるものは「正式測候所ではない」という理由で除かれている
(これは特に科学的にも問題ではない)。また一日降水量の記録
上位は20世紀の後半1968年から1988年までの20年間に4回、
21世紀は4回で、統計上、一日豪雨が「最近、多いか」というと
これもまだこの統計の範囲ではハッキリしない。

東京の降雨量が増えているような報道もあるが、次のグラフでは
昭和11年からの東京丸の内の降雨量の記録を示している。
2時間雨量で65ミリが昭和10年台に記録されていて、1940年
から1960年に一時、45ミリ程度に下がったが、最近はまた
昭和の初めぐらいの数値になっている。

しかし全体から見ると東京の降水量が
極端に増加しているということはない。
現実話 233_c0072801_0351397.jpg
注意を喚起するには「豪雨」と言えば良いのであり、1時間に
140ミリより多く、1日に700ミリを超えるような場合に限って
「記録的」と言うべきだろう。大げさにいったから災害が防ぐこと
ができるわけではない。気象のデータは科学的なものだから、
できるだけ正確に表現し、正しいデータを見続けることによって
国民の気象に関する判断レベルが上がることが被害を
少なくするためには、もっとも良い方法とおもう。

その点では現在のマスコミは自分たちの視聴率を気にして、
国民に事実を伝えることより自らの利害を優先して
大げさに伝えていると感じられる。

(平成26年7月26日) 武田邦彦

日本の若い人は科学者にならない方が良い

20140726944.mp3
STAP事件の推移を見るにつけ、私は日本の若い人はもう
科学者にならない方が良いと思うようになりました。科学の研究
というのはとても辛いもので、大学生活でもいわゆる文科系の
学生が講義をさぼったりしている時に、土日でも大学で実験を
しなければなりません。

今回の小保方さんも、早稲田大学の学生が
NHKのニュースで次のように言っていました。
現実話 233_c0072801_0471049.jpg
「ほぼ必ず」というのですから、1か月に1回ぐらいは日曜日に
いなかったという感じでしょう。実際にもそうです。
そうして夢を追い、大学院に進み、アメリカに留学し、
そして博士号をとる。その間、家族もかなりの応援を
しなければ科学者にはなれません。

一方、サラリーマンになるなら大学をそこそこ勉強して卒業して、
そのあとは給料をもらい、時には上司に誘われて飲みに行ったり、
「行きたくない」と断ったりして入ればそこそこの生活ができます。

しかし、科学者は博士号をとって研究機関に入っても2年ぐらいは
無給だったり、ポスドクという不安定な立場で教授や指導者の
手下になって雑用をこなさなければなりません。その間を縫って
実験をし、夜の夜中に論文を書いていきます。学会も出なければ
なりませんが、旅費も思うようにはでないのです。

若い頃の論文は欠点だらけなので、普通は査読を通過するには
至らず、書いてはダメ、書いてはダメという日々を過ごします。
そしてやっと通った論文に少しでもミスがあると、叩きに叩かれ、
論文を出すときにはまったく協力してくれなかった「専門家」
という人たちが、論文がでたらすぐ欠点を追究してきます。

さらに論文が少しでも社会に評価されたら、大変です。NHKの
記者が追まわし、女性なら女子トイレにまで追っかけてきます。
本人が犯罪を犯したわけでもないのに、まるで犯罪人扱いに
なります。

また、科学の世界には多くの「掟」があり、それはどこにも書いて
ないので、一つの研究室にできるだけ長くいて、先生の雑用を
こなして少しずつ教えてもらうしかないのです。うっかり「著作権法
とその判例」などを勉強して、「知的所有権を正しく守る論文」など
書こうものなら「剽窃・盗用」と罵倒され、時によっては無給でも
散々な目に遭うことがあります。

そんな時には博士課程の恩師や、職場の教授などはまったく
あてになりません。事件が起こるとどこかに隠れてしまいますが、
それはもともと教授などは一人一人で身を守っていかなければ
ならないので、逃げる習性がついてしまっているからです。

さらに社会も許してくれません。社会の人の多くは「未知のもの」
などと取り組んだこともなく、普通は「規則通りにやればよい」
という社会ですし、何か問題が起きれば組織が守ってくれるから、
たとえ善意でも科学者の苦悩は理解できないのです。

確かに科学は人の魂を揺さぶり、やりがいのある仕事ですが、
これほど日本社会が硬直化し、バッシング社会になり、論理が
通らないので、すでに限界を超えていると思います。「研究のような
感じで研究ではない」という普通のことならなんとかできますが、
「新しい分野」を拓こうとすると、その経験がなく、自分の仕事が
暇で、他人を批判するのが生きがいという人が大量にいますので、
つぶされてしまうでしょう。

高校生、大学生でこれから科学者になろうとしている人は、
時代が悪いので、やめた方が良いと私は思います。悲惨な目に
あいますから。NHKがSTAP事件の番組の取材で小保方さんを
追まわし、負傷させ、しかも番組の宣伝までやっているのを見て、
私は「日本の科学に若者を進ませてはいけない」と強く感じました。

実験をしたり、論文を書いたりした経験があるとわかるのですが、
それも未知の分野のものの場合、その苦労、失敗、ミスは多いの
です。親御さんの含め、今の時代は未知の科学に進ませることは
お子さんの不幸になる可能性が高いと思います。

まだ、ケアレスミスしかわかっていないのに、「稀代の詐欺師」
などともいう人がいます。本当に若い人にとっては人生を失うかも
知れず、進路としては危険がありすぎると思います。

(平成26年7月26日) 武田邦彦

異常気象か正常か?(6) 土砂災害

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土砂災害の多くが土砂崩れだが、最近、少し増えている
というグラフが国土交通省から出ている。
現実話 233_c0072801_19572935.gif
しかし、このグラフは若干、トリックが含まれている。
一つはグラフ自体が「平均値の線」はあまり変わっていない
のに、その変化を強調するために枠を付けた説明の数字を
示す部分だけが急激に上がっているからである。このような
グラフの表示の不適切を指摘するのは大学の先生などを経験
していないと、つい引っかかってしまう。

また第二に、最近10年に土砂災害が増えたと原因は平成16年
の新潟豪雨、福井豪雨、それに新潟地震が連続したためで、
平均的にはそれほど多くなっている訳ではない。むしろ最近
10年間は平成16年を除くと、20年前より減少している
ともいえる。

このような「特異な年」があるときに「平均としてどうか」
という処理の仕方は科学としても難しい。標準的方法は、
極端に高い、低いというデータを除いた平均値と、すべてを
入れた平均値を両方示して考察するのがよい。つまり私たち
科学者は何かの方向性を持つことを嫌うので、特異的な
データのある時には両方を示して頭の中を整理するのが
ふつうである。

土砂災害は、1)気象の激しさ、2)地盤の問題、さらには、
3)土砂災害防止工事の有効性、の3つが要因だから、
平成16年を除くと、雨の状態はあまり変わっていないので、
地盤が崩壊した主たる理由は土砂災害防止工事の手抜きや
政策の遅れの可能性もある。

そこで、日本全体の降水量を見てみると、1900年ぐらいから
徐々に降水量は低下している。もちろん、その年によって
1900ミリぐらいの値が出ることもあるが、平均値は100年前
は1650ミリぐらいだったのが、最近では1580ミリぐらい
まで低下している。
現実話 233_c0072801_1958123.gif
しかし、最近の統計を見ると、1時間50ミリ以上の豪雨の回数
が少し増えているようなデータもある。統計年が1976年まで
なので、まだハッキリ判らないが、豪雨の回数が増えている
可能性もある。しかしこの回数にはこのシリーズで何回も指摘
しているように「観測点の増加」という問題がある。
アメダスなどの無人測候所の数が増えたので、
それを補正する必要がある。

つまり、たとえば観測点が100ヶあるときに豪雨件数が20件
とした場合、豪雨は平均的な降水量と違って、局地的に降る
ので、観測点が多いほど豪雨の回数が増える可能性が高い。
従って、誠意ある科学者なら必ず統計を取っている間は観測点
を変えないか、少なくとも観測点数で補正する必要があるが、
そのような記載のある統計データはほとんど無い。
現実話 233_c0072801_19583753.gif
しかし、このぐらいの雨の変化に対して、治水工事や土砂崩れ
防止工事の進歩はなかったのだろうか? また国を挙げて
「温暖化対策」をしていたが、温暖化によって気象が激しく
なると予想されていたが、その予想を上回る変化とも思えない
ので、国は温暖化対策をすると言っておきながら、実際には
個人に節約を呼びかけたり、税金を余計にとったりするだけで、
予想される気象の変化に対して手を打っていなかったとも
考えられる。

また、土砂崩れでもっとも大きな論点は、「土砂崩れするよう
に修復する役所の基準」と考えられる。土砂崩れが起こると、
地形が一変して、そこに住む人たちの土地の所有権などが
大きく変化する。そのために、国土交通省では「旧に復する」
という基本方針がある。

大規模な土砂崩れが起こっても旧に復せば、面倒な所有権の
調整が要らないからという理由と、旧に復すればまた
土砂崩れが起きて業者が儲かるという理由がある。

もともと、日本は急峻な崖が多い。次の写真は新潟地震の
時の土砂崩れの状態であるが、写真の白い山肌が土砂崩れの
起った場所であるが、山の至る所で土砂崩れが起こっている
ことが判る。
現実話 233_c0072801_19592253.jpg
(当時、有名になった山古志村。国土交通省提供)

自然との関係でいえば、日本列島は古くからこのようなことを
くり返しながら、河川が土砂を運び、山の土砂を海の方に移動
させてきた。関東平野、濃尾平野など主要な平野は沖積で
できている。またやや古い山地と言われる中国地方などの山は
なだらかだが、それは「古くから土砂崩れを繰り返し、
それを河川が運んだのでなだらかな山になった」とされる。

日本の大地はこのような特徴を持っているので、災害が起こる
前に安息角が大きいところ(土砂崩れが起こる可能性のある
角度を持った斜面)を計画的に削って、土砂災害を根絶するか、
次善の策は土砂崩れが起きた場所は、「旧に復する」のでは
なく、「土砂崩れした状態、もしくはさらに平らにして」
安定させなければならない。

河川もそうであるが、日本のように急峻な大地で雨が多い
ところは、川の護岸工事をすれば氾濫がなくなる代わりに
川底は山の方から運ばれてくる土砂で高くなり、天井側になる。
その結果、都市のように舗装が進み、雨が土に吸収されない
ような構造のところでは、降った雨の水をポンプで河川に
くみ上げなければならず、これが都市洪水の原因もなっている。

川底の浚渫を行ってその土砂を河口に移動させれば、かつて
自然がやっていたことを人間がやることになるが、この場合も
土砂崩れと同様に「なにが自然で、何が環境保全か」という
基本問題を充分に研究する必要がある。現在の土砂崩れの
犠牲者は厳しく言えば、国土の作り方に関する基本的な方針が
いい加減である、もしくは研究が不十分であることが毎年の
ように犠牲者をだし、それを「異常気象」が原因としている
ので、改善が遅れているとも言える。

(平成26年7月27日) 武田邦彦

この国をどうする?(7) 平和的手段での平和

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これまで平和運動をしてきた方に少し申し訳ないのですが、
平和を求めるのはかなりむつかしく、「平和への思い」、
「二度と戦争をしたくない」、「他国の戦争は関心がない」、
「無防備でも日本は守れる」という観念だけでは
むつかしいし、また日本の人の大勢のコンセンサス(合意)
が得られないのではないかと思います。

やはり平和を達成するのは、
1)歴史的にみて容易ではない、
2)すぐ戦争をしたがる人たちがいる、
3)国土を侵略してくる国がある(昔は白人、今は中国)、
4)この世には泥棒がいるのと同じく善人だけではない、
5)日本も100年前は他国に攻め入った、
6)あれほどの災厄をもたらすことがわかっているのに
 原爆を持ちたがる、
などの現実を踏まえないと
実際に平和を守ることはできません。

これまで、人間は戦争ばかりしてきましたし、今でも北朝鮮、
中国、ウクライナ、イラク、パレスチナ、アフリカ諸国など
で紛争が続いています。戦争を防ぎ、かつ国土を守るという
ことはそれほど簡単ではないと覚悟を決める必要があります。
さらにそれを「軍隊に頼らずに平和のもとで平和を守ろう」
とするのですからよほどの考えと議論がいるのは仕方が
ないことです。

戦争にならないように事前に「抑止」するという手段で、
現在の世界で認められているのは「核爆弾を保有する」
という危なっかしい方法です。一見して矛盾するこの
考え方は現実の世界の常識となっていて、アメリカは
膨大な核兵器を持っているので、だれもアメリカを
攻撃しようとしないということです。

これに対して、
1)核兵器に対する報復の権利を継続的に国際社会に主張する、
2)完全自動・専守防衛技術を作り、配備する、
3)自由貿易体制を進める、
4)アメリカ、東南アジア諸国との連帯を強める、
5)共同管理国土を創設する、
という5項目をこのシリーズの5番で書きました。

核兵器の報復権を国際的に繰り返し主張することによって、
日本さえ核兵器を使わなければ他国は使いにくくなり、
結果的に日本が核の使用を抑制することになります。
このような具体的な言動をとったほうが、ただ原爆記念大会
をするよりか国際的な意味が大きいと考えられます。

また完全自動、専守防衛システムを作り、それを各国に販売す
ることによって、世界が「専守防衛能力」を手にすることが
できれば、軍拡競争もなくなるでしょう。多くの国は
「侵略戦争用の武器」を手に入れることができますが、
専守防衛用の武器やシステムはまだありません。開発も
難しいので、これを日本ができれば、平和憲法の理念を
具体的に世界へ発信できることになります。

自由貿易体制を積極的に作れる国は、産業や技術力が強い
ことです。特に平和の維持には資源技術が大切です。また、
通商が盛んになれば相互依存が深まるのでおいそれと戦争は
できなくなります。特に「技術力、資源技術力、経済力」を
強くしておくことが大切で、日本はまず「機械・電器産業」
の競争力を高める必要があり、それには「補助金行政」を
やめることでしょう。

「補助金行政」は現在の日本のほとんどの会社が汚染されて
いますが、なぜ補助金に頼る必要があるかというと、世界的
な競争力がなく、その分を補助金(税金)で埋めるわけです
から、こんなことをしていたら、日本の産業は競争力を失い
ます。でも補助金を出しておけば役人の天下り先を確保
できるので、なかなかなくならないどころか増税になって、
ますます補助金行政が増えています。

しかし、役人の天下り先を作るより、日本の経済力を上げる
ことが大切ですから、天下りのための政策を控えて、日本の
ために政治家は働いてほしいものです。問題は農業ですが、
これも農村票という政治問題で日本の農業はずいぶん後れを
取りました。少子化も進み(よいこと)、人口密度も少し
ずつ減っていますし、工場も自動化が進んでそれほどの
敷地を求めることもなくなってきました。さらにがけ崩れ
などを防ぐために山を削って平野を作る必要もあり、
総合的に日本の農業を再生していく必要があります。

また国際的な連帯は、本当は韓国、中国と連帯を深めたいの
ですが、なぜか反日の空気が強いので、当面はゆっくり説得
していくこととして、アメリカ、東南アジアとの友好を
深めていくことでしょう。また世界では、インド
(第二次世界大戦後のいわゆる東京裁判(東京リンチ)で
唯一、無罪判決を出した国。日本人の反日日本人より親日)、
トルコ(日露戦争でロシアを倒したこと、和歌山沖で
トルコ軍艦を助けたことで親日)、アルゼンチンやブラジル
(歴史的に親日で、かつ移民も多く受け入れてくれた)
などとの親交を特に深めていくことが大切です。

多くの国が日本を尊敬してくれるためには技術力が高いこと、
恩義を忘れず礼節をたっとぶ民族であることが、
私の海外経験でももっとも大切と思います。

技術力、産業力を背景に、高い文化を示して、世界の各国と
融和を図っていくことによって平和活動で平和を保つことが
できますし、それをするうえで「過度に感情を優先させない」
・・・つまり、平和に対する強い意志を持ちながら、
決してそれを表面には出さない・・・
ほうが平和への道は近くなると考えられます。

(平成26年7月15日) 武田邦彦

>6)あれほどの災厄をもたらすことがわかっているのに
 原爆を持ちたがる、

×あれほどの災厄をもたらすことがわかっているのに
○あれほどの災厄をもたらすことがわかっているから

無力化できれば持たなくなるよネ。

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武田邦彦さんの音声 (2012.03.11 - ) -STARS LIFE ☆ YouTube
武田邦彦さんの音声 (2012.03.10 ) - STARS LIFE ☆ YouTube
STARS LIFE ☆ YouTube

お手伝いさんのブログ はじめに 2011年12月18日
武田邦彦先生のブログ(音声のみの記事)が利用できない
方のために、実験的にテキスト化してみました。
武田邦彦先生 - みんな楽しくHappy♡がいい♪

各地の大気エアロゾル(微粒子)予測
今日・明日 週間
予測動画
大気汚染粒子 黄砂
SPRINTARSホームページ
黄砂情報(予測図) 黄砂情報(実況図)
気象庁 Japan Meteorological Agency
PM2.5マップ
PM2.5分布予測 - 日本気象協会 tenki.jp
花粉情報 - 日本気象協会 tenki.jp

2014年07月25日
札幌で「PM2.5」が3倍近く上昇!
「空が白い」などと騒がれる速報
現実話 233_c0072801_4213549.jpg
札幌市中央区でPM2.5の濃度が非常に上昇しているとネット
で話題となっている。PM2.5を観測しているサイトなどを
確認してみると確かに昼以降から濃度が上昇していることが
明らかとなっており、ネットでは「空が白い」などといった
報告もあるようだ。気象庁などから警報等の発表は今の
ところない模様だが、今後防塵マスクなどの装備が
必要となる可能性もある。
現実話 233_c0072801_4234880.jpg
さほちん。 @3hosa10_stmz
札幌PM2.5やばいぞwwww
2014年7月25日 3:47 PM

PM2.5とは大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの
千分の1)以下の小さな粒子のことで、従来から環境基準を
定めて対策を進めてきた浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の
粒子)よりも小さな粒子である。ではこの粒子がいったい
どれぐらいになると「多い」とみなされるのか。

平均数値では

1年平均値 15μg/m3以下 かつ 1日平均値 35μg/m3以下

となっている。では改めて北海道の様子を確認いただくと
どうだろうか、既に一日平均の35μg/m3を上回り中には
140μg/m3以上の3倍近い数値もはじき出している。

原因は現在わかっていないが、北海道のみこのような
数値となっているのは興味深い。中国からの偏西風に
よるものだろうか。

気象庁の予想
 http://www.tenki.jp/particulate_matter/japan_north.html?p=7

北海道のPM2.5の様子
 http://pm25news.com/1

―ネットの反応

・なんか霧のような1日だと思ったら、
 ロシア森林火災かPM2.5のせいだったのね
・札幌PM2.5やばいぞ
・外が煙霧でもくもくしてるだろう、
 それ PM2.5が通常の10倍らしい
・世の中モヤって見えるのPM2.5なん?
・今日昼からやけに白くなったなーと思ったら
 pm2.5飛んでるんだって
・札幌pm2.5だって!とりあえずソッコー窓閉めた!
・今日花火行く人pm2.5気をつけてね
・PM2.5酷いね…真っ白。。
・ガチでpm2.5きてる モヤかかってるし臭い
・PM2.5やばすぎてマスク
・PM2•5やばい
・外が不思議な匂いなのはPM2.5のせいなの
・靄がかかってる感 pm2.5ってこんな感じなのね
・pm2.5すごすぎ。ひどすぎ。
・確かに外が煙い臭いする

(ライター:たまちゃん)
http://www.yukawanet.com/archives/4715766.html

by huttonde | 2014-07-26 04:00 | 現実話 | Comments(0)
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