日本軍の教訓 いまだからこそ学ぶべき
著者/訳者名 : 日下公人/著
出版社名 : PHP研究所 (ISBN:4-569-64424-4)
発行年月 : 2005年09月
サイズ : 197P 19cm
価格 : 1,260円(税込)
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目次
第一章 組織と「建制」―「戦う組織」の光と影
建制なき軍隊は「烏合の衆」
郷土連隊と「戦陣訓」がもたらしたもの
戦力の寄せ集め―独立混成旅団
組織自体のための仕事の水ぶくれ
軍隊の中心は「中佐・少佐」であった
「組織の歯車」という考え方
「モジュール化」をやめて成功した日本
臨機応変の「現場対応」が身を救う
建制の墨守は自滅につながる
第二章 「参謀本部」という問題―ラインとスタッフ
「エリート参謀」の功罪
ペーパーの上で行われた戦争
失敗から学ばない愚かさ
ラインとスタッフ―指揮官と参謀との関係
相次ぐ専断と軍の私物化―辻正信論
「人望」と要領が責任を曖昧にする
「責任最小主義」が日本軍を崩壊させた
第三章 「将帥=トップマネジメント」の条件
陸大・海大の教育の失敗
指揮官たちはまともに戦争を指導していたか
「出世のための戦争」という悲劇
トップに立つ者の人間性が問われている
失敗をかばい合う上層部の体質
「不敗の名将」の実像
失敗に学んだ持久戦で健闘
第四章 「大将の器」を検証する―政略・戦略・戦術の設計学
山本五十六は名将だったか
戦略・戦術は十分だったか
軍人と給料・恩給
陸軍との飽くなき「戦争」
名リーダー・山本五十六の「もう一つの顔」
ジェネラル=「政治家兼軍人」としての限界
第五章
いま「日本軍」を読み直す理由―「新しい日本」に目覚めるために
日本軍の「戦訓」に何を学ぶか
「外交不手際時代」の国づくりを模索せよ
国際的な背景をどう理解するか
「外交―戦争―外交」の歴史は繰り返す
日本が損をする時代がやってきた
「大人」になれないメディアの過ち
US・北京直伝の「取次ぎ」に気をつけろ
「新しい日本」に目覚めよ
「他人の悪口」も世界の常識
二十一世紀、日本は「世界が見直す」国になる
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31592918