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<飛鳥会>解放同盟支部長を逮捕 業務上横領容疑で 大阪

 同和地区の福祉の増進などを目的に設立された財団法人「飛鳥会」(大阪市東淀川区)の銀行口座から預金1000万円を着服したとして、大阪府警捜査2課は8日、同会理事長で部落解放同盟大阪府連飛鳥支部長、小西邦彦容疑者(72)を業務上横領容疑で逮捕した。銀行口座には、同市の同和対策事業の一環として約30年にわたり運営を委託されてきた駐車場の収入が預金されており、府警は同会の財政状況や収入の使途の解明を進める。

 府警はまた、同会の経理を担当していた三菱東京UFJ銀行淡路支店の行員(42)からも業務上横領のほう助容疑で事情聴取。容疑が固まり次第、逮捕する方針。
 調べでは、小西容疑者は03年12月、現在の三菱東京UFJ銀行淡路支店(同市東淀川区)の飛鳥会の口座から自分の名義の口座へ1000万円を振り替え、着服した疑い。府警は03~04年度、同様の小西容疑者の口座への振り替えが少なくとも1億円あることを確認。過去数年間では数億円に上るとみて余罪を追及する。

 大阪市が出資する第三セクター「大阪市開発公社」(同市中央区)は同市淀川区の市有地にある「西中島駐車場」の運営を1974年の開業以来、飛鳥会に業務委託してきた。同公社は、同市内で約20カ所の駐車場を経営しているが、大半は運営を受託した業者に委託料を支払う「管理委託契約」を結んでいる。これに対し、西中島駐車場は「業務委託契約」で、収入がいったん飛鳥会に入り、そこから利益配分金や道路占用料などを同公社側に支払う仕組みだった。
 他の駐車場では委託業者の入札が行われているが、西中島駐車場の契約は開業当初から1年ごとに更新する随意契約であるうえ、収入が高額であるのに、同公社への入金が04年度では約1800万円しかないことなどが市議会で問題化していた。

 法人登記によると、飛鳥会は71年設立。駐車場経営のほか、公衆浴場、貸しビル業などを収益事業としている。小西容疑者は設立時から理事長。部落解放同盟飛鳥支部長も67年から約40年にわたり務めている。
(毎日新聞) - 5月8日20時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000025-mai-soci

1000万着服で理事長逮捕 財団から数億横領か

 大阪府警捜査2課などは8日、大阪市東淀川区の財団法人「飛鳥会」の口座から1000万円を自分の口座に移し替え横領したとして、業務上横領の疑いで同会理事長小西邦彦容疑者(72)を逮捕、同会を家宅捜索した。
 飛鳥会の口座などから2003、04年度の2年間で約1億円が小西容疑者に流れており、捜査2課などは横領の総額が数億円に上る可能性があるとみて追及。業務上横領ほう助の疑いで、三菱東京UFJ銀行の支店課長(42)を逮捕した。
 調べでは、小西容疑者は03年12月ごろ、大阪市東淀川区の都銀支店で、飛鳥会名義の口座から自分名義の口座に計1000万円を振替入金させ、横領した疑い。
(共同通信) - 5月8日14時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000100-kyodo-soci

大阪市駐車場管理 財団理事長横領で逮捕 1000万円着服容疑

幇助で銀行支店課長も
 大阪市の第三セクター「大阪市開発公社」が市有地の西中島駐車場(淀川区)の管理業務を約三十年間にわたって、東淀川区の財団法人「飛鳥会」に随意契約で委託していた問題で、大阪府警捜査二課は八日、駐車場収入の一部の一千万円を着服していたとして、業務上横領容疑で同会理事長、小西邦彦容疑者(72)=奈良市=を、口座の振り替えで手助けした幇(ほう)助容疑で三菱東京UFJ銀行淡路支店(東淀川区)法人担当課長、釘本実紀也容疑者(42)=神戸市=をそれぞれ逮捕した。

 小西容疑者は部落解放同盟大阪府連合会飛鳥支部(東淀川区)支部長も務め、駐車場業務委託は事実上の同和対策事業として長年継続されてきた。着服総額は平成十年以降だけでも数億円にのぼるとみられ、市の「慣例」が公共施設で私的財産を膨らませる犯罪に利用された格好だ。
 府警は同日、飛鳥会や部落解放同盟大阪府連合会飛鳥支部、小西容疑者の自宅などを捜索した。

 調べでは、小西容疑者は十五年十二月中旬と同月下旬の二回、西中島駐車場の収入が入金される飛鳥会の銀行口座から、それぞれ五百万円を引き出し、自分名義の口座に振り替えて着服した疑い。釘本容疑者は事情を知りながら、こうした手続きを行った疑い。
 小西容疑者は着服した一千万円を高級ブランドの女性用アクセサリーや宝飾品の購入に充てたという。

 府警はこれまで、飛鳥会が長年にわたって西中島駐車場の業務委託を独占していた経緯を捜査。その過程で十年以降の飛鳥会や小西容疑者の口座を調べたところ、駐車場収入を管理する飛鳥会の口座から、毎年数千万円単位の現金が小西容疑者の個人口座に振り替え入金されていたことが判明したという。
 府警は、小西容疑者がここ数年間で、数千万円相当の高級ブランド品を購入していたことも把握しており、私的流用が長年にわたっていたとみて余罪も追及する。
     ◇
 ≪飛鳥会…30年超随意契約≫
 飛鳥会は、昭和四十六年にかつて同和事業の対象地域だった地区の住民の生活改善を目的に設立。西中島駐車場の管理業務の受託や銭湯、貸しビル業などを営んでいる。小西容疑者が設立時から理事長。四十九年の西中島駐車場の開設当初から毎年、事実上の同和対策事業として大阪市開発公社と随意契約を結び、管理業務を委託されていた。

 飛鳥会は駐車料金収入のうち、公示地価を根拠に算出した「道路占用料」や駐車場収益の一部から「利益配分金」などを納入金として公社に納付していた。
 公社は平成十四年四月から、管理を外部委託しているほかの駐車場について競争入札で委託先を選出。しかし、西中島駐車場だけは飛鳥会と随意契約を継続していた。

 開設時から十六年度までの約三十年間で、同駐車場は約十八億三千五百万円の料金収入があり、飛鳥会が公社に納めたのは約三億五千七百万円。飛鳥会は残りの約十四億七千八百万円を受け取っていた。
 しかし、利益配分金の金額決定の根拠はなく、飛鳥会と公社、市の三者で協議して決めていたとみられる。この随意契約が今年二月に表面化。三者は翌三月に同駐車場の委託業務の契約の打ち切りに合意、今月末の閉鎖も決まっている。
(産経新聞) - 5月8日15時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000019-san-soci

「人権」「暴力」で威圧 財団理事長逮捕

「行政、食い物に」 捜査幹部
 三十年もの間、「なれ合い」とも呼べる契約で特定の財団法人に業務委託していた大阪市の駐車場の随意契約問題は八日、委託先の「飛鳥会」(東淀川区)理事長、小西邦彦容疑者(72)による業務上横領事件に発展した。小西容疑者は部落解放同盟大阪府連合会飛鳥支部長を務める地域の有力者。「人権団体での立場と暴力団の威力をちらつかせ、行政を食い物にしてきた」。大阪府警の捜査幹部はそう指摘する。

 昭和四十二年以来、飛鳥支部長を務める小西容疑者は四十六年、地元住民の生活向上を目的に「飛鳥会」を設立。事件の舞台となった西中島駐車場の管理・運営を受託したほか、銭湯や貸しビル業など手広く事業を展開している。
 五十六年には社会福祉法人「ともしび福祉会」も設立、高槻市や大阪市で特別養護老人ホームや保育園を運営、現在も理事長を務めている。
 府警によると、小西容疑者は別の顔も持つ。四十年ごろまでは山口組系暴力団の幹部組員でもあったという。第一線から退いた後も、暴力団との関係は絶たれていないとみている。

 六十年一月、大阪府吹田市のマンション入り口で、暴力団山口組組長(当時)が射殺された事件では、射殺された組長が出入りしていた現場マンションの部屋が、小西容疑者の名義だった。組長はマンションの出入りの際、「小西邦彦」を名乗っていたという。
 また、平成九年九月には、飛鳥支部の事務所に銃弾五発が撃ち込まれる事件が発生。この事件は未解決だが、神戸市内のホテルで当時山口組ナンバー2の宅見組組長が射殺された事件の約一カ月後で、射殺事件への関与が取りざたされた当時の山口組直系組長(破門)と小西容疑者が昵懇(じっこん)の間柄だったとの評判もあった。

 「誰が小西(容疑者)を切れるんだ」。西中島駐車場の管理・運営をめぐり今年三月、飛鳥会との契約解除を公表する以前、大阪市の幹部はこう打ち明けていた。
 それまでの契約更新時は、市と公社の各担当者と小西容疑者が直接協議。このため、駐車場収益の大半が、委託先の小西容疑者側に流れ、事業主体者の公社には入らない仕組みができあがった。契約打ち切りの際は直接の対峙(たいじ)を避け、市側と小西容疑者の双方が顧問弁護士を代理人として協議を進めたほどだった。

 人権団体役員と元暴力団員の二つの顔を持つ小西容疑者について、部落解放同盟大阪府連合会の幹部は「(通常は支部長が出席する)府連支部の会議でも、飛鳥支部は小西支部長が出席したことはない。地域から選ばれたから支部長をしていると思うが、彼が怖くて誰も交代を迫ったり意見したりすることなどできなかったのだろう」と指摘。
 大阪市の元幹部も「解放同盟の世代交代が進む中、支部長を長年にわたって務めているのは珍しいのではないか。一匹オオカミのような存在で、他の支部と一線を画しているのだろう」と話した。
     ◇
 ■「なれ合い」ゆがみ次々
 「飛鳥会」理事長の小西邦彦容疑者による業務上横領事件。今年一月には、大阪地検特捜部が摘発した造園事業の談合事件で「大阪府同和建設協会」所属企業への優遇措置が発覚。最近でも芦原病院(浪速区)への巨額の無担保融資や補助金不正流用が表面化するなど、市が連綿と続けてきた同和行政のゆがみが次々に露呈している。
 今回の事件の舞台となった西中島駐車場を市開発公社が開設した昭和四十九年は、同和対策事業特別措置法(同対法)施行から五年後だった。

 公社元役員によると、飛鳥会が運営を受託した経緯は、小西容疑者が支部長の部落解放同盟大阪府連合会飛鳥支部からの要請が発端。同支部が地域の雇用対策として新御堂筋の高架下の土地(市有地)に駐車場を整備し、運営できるよう要求したという。
 「同対法の施行直後で、団体交渉も激しかった。要求を断れなかった市が受け入れた」(公社元役員)
 しかし、民間団体の同支部には市有地の道路占用許可が与えられず、駐車場業務を主体事業にすえた民間会社の公社を迂回(うかい)させる形で業務委託したという。

 市議会でも再三、飛鳥会との契約方式に関する質問が出たが、随意契約は継続された。平成十四年度以降、他の駐車場は競争入札で委託先を決めたが、西中島駐車場は随意契約を続けていた。
 市関係者は「同和対策、雇用対策の側面から委託を決めたようだ」と、不透明な随意契約の始まりについて打ち明ける。
 市と公社が契約の見直しのため重い腰を上げたのは昨年六月。だが、担当者による協議は「一度話しただけで結論は出なかった」という。

 市側の態度が一変したのは、府警が市や公社の担当者から任意聴取を始めるなど捜査が本格化してからだった。担当弁護士を代理人に立てて飛鳥会側と協議を開始。今年二月、契約の打ち切りと駐車場の閉鎖を決定し、翌三月に飛鳥会との同意に至った。
 迫る捜査を前にしてようやく、長年の慣行を根本から見直す作業に着手した格好だった。
(産経新聞) - 5月8日15時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000032-san-soci

飛鳥会 解放同盟支部長を逮捕 業務上横領容疑で 大阪
 
 同和地区の福祉の増進などを目的に設立された財団法人「飛鳥会」(大阪市東淀川区)の銀行口座から預金1000万円を着服したとして、大阪府警捜査2課は8日、同会理事長で部落解放同盟大阪府連飛鳥支部長、小西邦彦容疑者(72)を業務上横領容疑で逮捕した。銀行口座には、同市の同和対策事業の一環として約30年にわたり運営を委託されてきた駐車場の収入が預金されており、府警は同会の財政状況や収入の使途の解明を進める。
 府警はまた、同会の経理を担当していた三菱東京UFJ銀行淡路支店の行員(42)からも業務上横領のほう助容疑で事情聴取。容疑が固まり次第、逮捕する方針。

 調べでは、小西容疑者は03年12月、現在の三菱東京UFJ銀行淡路支店(同市東淀川区)の飛鳥会の口座から自分の名義の口座へ1000万円を振り替え、着服した疑い。府警は03~04年度、同様の小西容疑者の口座への振り替えが少なくとも1億円あることを確認。過去数年間では数億円に上るとみて余罪を追及する。

 大阪市が出資する第三セクター「大阪市開発公社」(同市中央区)は同市淀川区の市有地にある「西中島駐車場」の運営を1974年の開業以来、飛鳥会に業務委託してきた。同公社は、同市内で約20カ所の駐車場を経営しているが、大半は運営を受託した業者に委託料を支払う「管理委託契約」を結んでいる。これに対し、西中島駐車場は「業務委託契約」で、収入がいったん飛鳥会に入り、そこから利益配分金や道路占用料などを同公社側に支払う仕組みだった。
 他の駐車場では委託業者の入札が行われているが、西中島駐車場の契約は開業当初から1年ごとに更新する随意契約であるうえ、収入が高額であるのに、同公社への入金が04年度では約1800万円しかないことなどが市議会で問題化していた。

 法人登記によると、飛鳥会は71年設立。駐車場経営のほか、公衆浴場、貸しビル業などを収益事業としている。小西容疑者は設立時から理事長。部落解放同盟飛鳥支部長も68年から約40年にわたり務めている。
(毎日新聞) - 5月8日17時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000018-maip-soci

行員の逮捕は誠に遺憾、捜査に全面協力する=三菱東京UFJ銀

 [東京 8日 ロイター] 三菱東京UFJ銀行は、同行の淡路支社次長兼法人営業課長が大阪府警に逮捕されたことについて、誠に遺憾で申し訳ないとした上で、今後の事実確認に全力を注ぐとともに、警察の捜査に全面的に協力するとのコメントを発表した。
 関係者によると、同行の淡路支社次長兼法人営業課長は、大阪市開発公社の駐車場管理を巡る横領事件で、業務上横領ほう助の容疑で逮捕された。同次長の容疑は、先に同事件で逮捕された財団法人飛鳥会理事長が飛鳥会の口座から自分の口座に1000万円を振り替え入金する手続きを手助けしたもの。
(ロイター) - 5月8日18時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000452-reu-bus_all

横領ほう助で銀行次長逮捕 「個人流用分かっていた」

 同和地区の福祉向上を目的に設立された財団法人「飛鳥会」(大阪市)理事長小西邦彦容疑者(72)による業務上横領事件で、大阪府警捜査2課などは8日午後、業務上横領のほう助容疑で神戸市東灘区向洋町、三菱東京UFJ銀行淡路支店次長兼法人課長釘本実紀也容疑者(42)を逮捕、同支店を家宅捜索した。
 釘本容疑者は銀行業務の一環として飛鳥会の経理を担当、同会事務所へ頻繁に出入りしていたといい、府警の調べに「小西容疑者から具体的に指示を受け口座の金を振り替えた。個人流用することは分かっていた」と供述。府警は銀行側も横領を黙認していた疑いもあるとみて調べている。
(共同通信) - 5月8日21時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000192-kyodo-soci

駐車場収入を着服 解放同盟支部長ら逮捕 大阪府警

 大阪市の第三セクター「大阪市開発公社」が管理を委託していた駐車場収入の一部の一千万円を着服していたとして、大阪府警捜査二課は八日、業務上横領容疑で財団法人「飛鳥会」(同市東淀川区)理事長、小西邦彦容疑者(72)を、口座の振り替えで手助けした幇助(ほうじょ)容疑で三菱東京UFJ銀行淡路支店(同区)法人担当課長、釘本実紀也容疑者(42)をそれぞれ逮捕した。

 小西容疑者は部落解放同盟大阪府連合会飛鳥支部(同区)の支部長も務め、駐車場業務委託は事実上の同和対策事業として長年継続されてきた。着服総額は平成十年以降だけでも数億円にのぼるとみられている。
 調べでは、小西容疑者は十五年十二月中旬と同月下旬の二回、管理を委託されていた市有地の西中島駐車場(同市淀川区)の収入が入金される飛鳥会の銀行口座から、それぞれ五百万円を引き出し、自分名義の口座に振り替えて着服した疑い。
 釘本容疑者は事情を知りながら、こうした手続きを行った疑い。
 小西容疑者は着服した一千万円を高級ブランドの女性用アクセサリーや宝飾品の購入に充てたという。府警は私的流用が長年にわたっていたとみて余罪も追及する。
(産経新聞) - 5月9日2時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060509-00000020-san-soci

<業務上横領>解放同盟支部長、1億9000万円個人口座に

 業務上横領容疑で逮捕された財団法人「飛鳥会」の理事長で部落解放同盟大阪府連飛鳥支部長の小西邦彦容疑者(72)と家族ら4人に対し、飛鳥会の口座から年約2000万円が支払われていたことが大阪府警の調べで分かった。通称「飛鳥地区」住民の福祉や生活改善を目的とする同会の収益を私物化していたとみられる。
(毎日新聞) - 5月9日3時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060509-00000018-mai-soci

過少申告を15年前に把握 大阪市調査「収入は3倍」

 大阪市東淀川区の財団法人「飛鳥会」理事長小西邦彦容疑者(72)の業務上横領事件で、飛鳥会が市の外郭団体「大阪市開発公社」から受託した駐車場管理業務について市が1991年に実態を調査、料金収入は同会の報告の3倍に当たる年間2億円と算出していたことが9日、分かった。
 公社に対する過少報告の疑いは、これより5年前に市議会で指摘されていたことも判明。15年前から実態を把握しながら放置していた市の怠慢が批判を浴びそうだ。
 飛鳥会は同公社から74年以降、随意契約で駐車場管理を受託。公社の資料によると、飛鳥会は料金収入を年間約4100万-8800万円と報告し、市が調査した91年度は6294万円と報告していた。
(共同通信) - 5月9日12時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060509-00000075-kyodo-soci

駐車場の収益 飛鳥会未報告 大阪府も監査怠る

 大阪市第三セクターの事実上の同和対策事業をめぐり財団法人「飛鳥会」理事長、小西邦彦容疑者(72)=業務上横領容疑で逮捕=が収益を着服していた事件で、同会は、所管の大阪府に提出が義務づけられている収支決算書に、着服の舞台となった西中島駐車場の収支を記載していなかったことが分かった。府も国の方針になっている定期的な監査を実施せずにこの状態を放置しており、年間約二億円にものぼる駐車場収入について、小西容疑者が容易に裏金化できた一因になっていたとみられている。

 大阪府警は九日、小西容疑者と三菱東京UFJ銀行淡路支店法人担当課長、釘本実紀也容疑者(42)=業務上横領の幇助(ほうじょ)容疑で逮捕=を送検、府に決算書の提出を求めるなど詳しい経緯を捜査している。
 問題の収支決算書は、民法や府の規則で財団法人などの公益法人が提出を義務づけられている書類の一つ。産経新聞が情報公開請求で入手した十一年度から十六年度分には、西中島駐車場に関する記載が一度もなかった。

 飛鳥会がほかに運営している銭湯や貸しビルについては、年間数百万円程度の収入や支出が記載されており、府警は、小西容疑者側が意図的に西中島駐車場の収入を記載しなかった疑いが強いとみている。
 一方、公益法人に対する監査は「少なくとも三年に一回実施する」という関係省庁間の申し合わせがあり、都道府県にも同様の措置が求められている。しかし、大阪府は少なくとも資料が残っている十三年度以降、一度も飛鳥会の監査を実施していないという。

 西中島駐車場の収入をめぐっては、年間二億円程度だったのに、発注側の「大阪市開発公社」に対して三分の一程度に圧縮して報告していたことがこれまでに判明。大阪市は平成三年の調査で「年間二億円」という試算を出しながら放置していたことも分かっている。
 また、小西容疑者は飛鳥会の会計処理を一人で行い、帳簿類も残していないため、府警は、同容疑者が三菱東京UFJ銀行淡路支店に開設していた飛鳥会の法人用と個人用の口座などから資金の流れをつかんだ。

 大阪府法人指導課は「数が多い社会福祉法人の監査を優先的にしてきた結果、財団法人はあまり監査できていなかった。昨年から財団法人の監査を進めており、飛鳥会の監査も実施していきたい」としている。
(産経新聞) - 5月9日16時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060509-00000022-san-soci

「暴力団との関係」認識 大阪市、優遇ぶり放置

 大阪市東淀川区の財団法人「飛鳥会」理事長小西邦彦容疑者(72)の業務上横領事件で、飛鳥会と市の外郭団体「大阪市開発公社」との駐車場管理業務の随意契約にかかわった市の歴代担当者は、小西容疑者が暴力団関係者とつながっていると認識していたことが10日、市幹部の話で分かった。
 暴力団の“影”について、市幹部は「担当者は無言の圧力を感じていたかもしれない」と説明。同和対策事業としての側面に加え、市の事なかれ主義が異常な優遇ぶりを放置してきた構図が浮かび上がった。
(共同通信) - 5月10日8時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060510-00000018-kyodo-soci

童話関連 2
童話関連 3

by huttonde | 2006-05-20 18:54 | 同和商売 | Comments(0)
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