冷飯は体も冷える
by huttonde
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サザエさんについて
忘れてならないこのお方、関連文をお借りしました。
・・・・・
 昔のマンガはマンガである前に画(え)でなければ
ならなかった。故にマンガ家は一にも二にもデッサンを
学んだ。その上でのマンガとしてのアイデアである。
それにくらべれば劇画家は素人である。デッサンを学んだ
痕跡がない。あれは多く紙芝居また貸本屋出身である。
ストーリーだけあって画がない。なくても売れる、
売れれば後継者はこのほうに集まる。
(略)
 マンガ家の命は短い。一作ごとに一編のコントを書く
ほどの、命を削る思いをすれば五年と続かない。雑誌社は
マンガ家のかわりはいくらでもいると使いずてにした。
いま三十年も生き残っているマンガ家は後継者がなく
なったから残ったので、以前なら忘れられた人たちである。
 いずれは文士も同じ運命をたどる。およそ文士ほど
割りのあわない商売はない。本が売れれば本の定価は
物価にスライドするからいいが、一万部以上売れる
作者は稀である。一冊千円、印税一割、一万部、
源泉税一割さしひかれるから手どり九十万円である。
一年一冊だして月いくらになるか、アルバイトに
及ばないから後継者は絶える。絶えれば雑誌はつぶれる。
 ひとりサザエさんはそのことを知って姉妹社という
出版社を経営してサザエさん全六十八冊を全部その
姉妹社から出した。九州から上京したポッと出としては
大出来というより驚くべき世間智である。
(略)
 サザエさんの作者は、この田川水泡の弟子である。
だから同じく画は下手である。弟子が師匠を選ぶのは
縁であり才能だから、天なるかな命(めい)なるかなと
嘆ぜざるを得ない。
 サザエさんのアイデアはこんこんとして尽きない。
アイデアさえ面白ければ、読者は笑って画の拙いのを
忘れてくれる。けれども朝日はサザエさんを地方新聞
から引きぬくとき、画の巧拙を問題にして躊躇したはず
である。
 その極は劇画で、あれはもう画ではないから、
さすがに大新聞はまだ載せない。いしいひさいちのほうを
採って劇画を避けた。
 電車の中で大学生がマンガを読んでいると大人たちが
非難したのは二十余年の昔である。あれはマンガではない、
劇画である。
 私が劇画と和解しないのは、その画が醜いからである。
「漫画読本」までのマンガにはまだ画に一定の水準が
あった。劇画はそれを「無」にした。わが国は春信歌麿
国貞以下の浮世絵を生んだ国である。一国の美的センスを
どん底までおとして、青少年にそれを醜いと思わせなく
したのが罪でなくて何だろう。
 サザエさんは生涯結婚しなかった。写真をとられるのを
好まなかった。自作を語ることを避けた。勲章をほしがら
なかった。その死さえかくそうとした。
 そしてただ賢明に読者を笑わせようとしてつとめて
笑わせた。画こそ下手なれ、これだけの作者が尋常一様な
婦人である道理がない。心中ひそかに魔ものを養っていた
はずである。「意地悪ばあさん」がすなわちそれである。
 意地悪ばあさんは、サザエさんのいやな所を全部吐き
出して画にしたものである。おおその意地悪ぶり、
一瞥(いちべつ)して快哉を叫ばずにはいられない。
作者の非凡なのはそれをみんな笑いにしたところである。
嫁と姑の仲を描いて、深刻にするのはやさしい。それで
名をなしたものはあるが、笑いにしたのは彼女一人である。
彼女や天才である。そして天は往々二物を与えないもの
なのである。

山本夏彦
「オーイ、どこ行くの 夏彦の写真コラム」新潮文庫
「サザエさんに藉口(しゃこう)して」

まさに「長谷川先生、かっこいい!」である。

by huttonde | 2004-11-04 10:56 | 漫画関連 | Comments(0)
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