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先述した遅刻頻繁の人、ビデオ屋のあんちゃん、以前いた人の
3人は、何年も前に漫画の学校行ってたんだと。 でも、何を学ぶのかね。 そもそも漫画の学校があること自体知らなかった。てことはない けど、どうせ銭取りつつ、入門編としてデッサンの練習とか、 起承転結がどうしたとか、絵の技術とお話の作り方でおしまい だんべが。 漫画入門の本で済むだろに。何冊買っても1万もいかないぞ。 でも実は、俺が中学当時に、親父が漫画の学校があると情報を 仕入れてきた。高校行かないならそこでも行ったらどうか、と。 ほお、それは興味深い、てなわけで、その会長に親父と会いに 行った。60前後のおっさんで、持って行った漫画、でなくて 絵を数枚見せて「線が荒いね」なんてな批評を受けつつも、 入会となった。 その後は月に一回程度の群馬県内各所で会合。 50代のおっさん1人、30代くらい(?)の男女の2人、 女子高生2人。それで全員かな。単なる同好会。県民会館で 漫画展の手伝いしたり、おっさん達の飲み食いに付き合ったり、 つまんない。半年でやめた。親父は怒ったが、やめてよかった。 親父もいい加減だから、学校と同好会の区別もつかなかった らしい。 漫画の通信教育は1つ関わって銭も払ったが、そもそもが 真面目に添削だの受けようと思ってないし、漫画の歴史とか 各漫画家の代表的な絵を見せてくれるテキストだけで満足 だから、学ぼうなんて思ってない。永井豪が解説しても ありがたみはない。要らない。 やはり銭遣って気ぃ遣って時間使う「学校」なんていやだ。 それならそれまで同様に適当に、好きな漫画見て落描きを 続けてる方が身になる。てなわけで、その後17歳から 漫画家の手伝いを始めた俺としては、学校てのは建前だけの 集金組織にしか感じない。 勿論、より厳密に考えれば、何事も全く無駄無用というわけは なく、学校に行けばプロの講師からいい話を聴けるかもしれ ないし、沢山の友人も出来るだろうし、大いに刺激を受けて 新たな考え、決意が強まるかもしれない。実際にそーいう所へ 行って後悔した、なんて人は少数だろう。 でもなあ、絵を習うなら、しつこく描けばいいことだし、 今時絵のうまい人なんてザラにいるし、ソコソコ出来れば いいんでないかな。 この手の話はとかく意見が分かれるとこだけど、イラストで なく漫画であるなら、やはり大事なのはキャラとお話。 魅力的な主人公がいかに活躍するかにある。 へたくそよりも上手い方がいいけど、ベテランだって当初は 下手な人が多いし、いいとは思わんけど、デッサン狂いの人 は多い。これは程度問題。 デッサンばっちり、絵は緻密、きれいな仕上がり、話つまらん。 売れないどころか連載も掲載もままならない。 絵はへた、でも面白い。 これなら掲載されるかも。連載も可能か。 結局編集者か、賞であれば審査員次第。結果論。 丸描くつもりが楕円になったり、最初と最後の線がつながら ない程であれば努力も必要だが、プロ志願でそのレベルは ないでしょう。多少描ける自負はあるはず。 わざわざ銭払って他所へ行って勉強の時間に充てることは あるまーに。少しファッションセンスが出てしまう (^Д^ゞ 俺個人の例を出しますと、工員がホトホトイヤになった17のとき、 たまたま金玉見た雑誌で、いわゆる劇画系の漫画家が募集して いて、それまで関心のない人だったけど、当時連載してた ものが、まー、どーってことない内容に思えていたので、 そこへ行ってもやっていけると思ったのでした。決断や行動 には思い上がりも効用であります。 そこで効果線や描き文字など、先輩が描いた、且つその 漫画家の個性ともいえる癖を真似ながら俺がやるようになり、 更に背景を多少やらせてもらうようになった頃は、今のよう に専門の写真集など無いし、資料を集めていたわけでもない けど、出来るだけ実際にあるように、それらしく細かく しようと心がけました。 もっとも、そこは1年半程でやめた。技術の問題ではなく 人間関係です。 俺は威張った奴ってイヤなんですよ。 「おめえ、どれほどのもんだ」と思ってたから、 余計居づらくなった。 アシは技術習得の他に、プロはいかにして編集やアシと 接するか、気の遣い方を間近で知ることができる。 「あー、こーいう場合はこー言えばいいのに」 「いやいやいや、この場合は、その態度じゃねーだろ」 互いに色々出てきます。確実に。 漫画の学校て、役に立つのか? 2
by huttonde
| 2004-12-21 13:18
| 漫画関連
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