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0827帰宅。
きのう夕方に仕事場へ行く途中、小学3~4年生くらいの男の子が、自転車を横に置いて、たいして人通りもないところで通行人に何か配っていた。 「あのう、よろしかったらご覧になって下さい」 声も風貌も幼いが、実に丁寧な言葉。俺がその年頃であれば、「あの~、これ見てぇ」かな。 無視するほど意地悪では(度胸は)ないので受け取った。 「あなたは真光の業(わざ)をご存じですか?」 「陽光ライフ」というチラシ。♪チラシ~寿司な~ら、か。 つまり崇教真光。 裏は3人の信者の感動の体験紹介。「消えた肺ガン」「真光の業の実践と奇跡」「人喰いバクテリアから救われ」なんでも効くのかな。 「年収が何倍にもなって」これは無い。 以前にあるバイト先で、この崇教真光の信者がいた。 同い年だったか、俺が言うのも生意気ながら、なんだか純朴というか、おとなしめの気のいいあんちゃんだった。 仕事場の近所だったのでその人の家にお邪魔した。今時珍しくテレビがない。 彼は帰って早々、近所の真光支部に出かけるという。そのまま居ていいと言われたが、宗教団体なんて、俺には馴染みのない世界。面白そうだからついて行った。 2階建ての一見保育園か集会所か、なんてことない所。1階ロビーでは小学生が数人遊んでいて、壁には信者達の旅行先での記念写真や、何だか知らぬ棒グラフが貼ってある。 2階では既に10数人くらいか、主におばちゃん達がせり上がった舞台を前に、座って何やら待っている様子。 彼からねえちゃんを紹介される。まだ20代か、小柄でニコニコ笑顔の、美人の範囲かも。 「この人の勧めで入ったんだよ」 は~~、なるほどネ。 「これからいいお話があるんですけど、せっかくだから聴いていきませんか?」 誘うねえちゃんニコニコ顔、ヤツも隣でニコニコ。 「ほんの少し、玉串料(だっけな?)を納めて頂ければ・・・」 当時も余裕の無い身。銭を取られると思うと極端に抵抗を感じる。 「少しって、50円くらい?」 ねえちゃん、笑顔が歪む。 「お気持ちでいいんですけど・・・」 「じゃあ、タダでいいの?」 「いや、それは・・・」 「じゃあ50円で」 「ん~それはちょっとねぇ・・・」 どこが気持ちだコラ。 周囲がざわつく。 「あ、そろそろ始まる。ね、長野さん、せっかくだから聴いていきましょうよ、損はしないから」 銭取って損は無いはねーだんべ。 祝詞かお経か知らないが、皆が何やら唱え始める。宗教団体らしくなってきた。 ヤツも勧めてくるが、バカ、おめえの二の舞になってたまるか、という気持ちが強まり、辞退して1階に下りた。しばらくボケッと時間潰してたのかな。 帰る際には、彼は門を出ると集会所に向かい一礼。熱心だなあ。 自宅の本棚には関連本が何冊か並び、聖典だか何だかを取り出すときも一拝。 「僕も最初は信じなかったけど、何度か通ううちに信じるようになったんだよ」 だそうで。 信じないのに何度も通うのか・・・お気持ちはわかります。お年頃だし。まーいーじゃん。 北京語で大人一枚(マーイージャン)という意味らしい。 テレビは無く、本棚は真光関連ばかり数冊、他はラジカセ。持っている音楽テープは海援隊。 中学当時に同級生が初めて買ったテープも海援隊。多分同じやつ。 ♪部屋と教団と私~、愛する先輩のため~、毎日通ってあげるから~、か。 俺はいいや。 ちなみに彼によれば、崇教真光が元、他の似たような真光は全部後から出てきたもの、つまりインチキだそうで。 俺のオカルト関連知識では、「崇教真光」は「世界真光文明教団」から分派したものなんだが。 勿論、その前には「世界救世教」だの「大本教」なんて芋づる式に出てくるけど、信者の興味対象はあくまでも教団内部とその教えであって、世間がどうとか、他の宗派の中身なんぞはカラッキシ興味は無いわけで・・・・信者とはかくあるべし! と上に思われていたらネギカモだな。 ♪いいじゃないの 幸せならば~(byさがら)か。 出発信仰! ヽ(´∀`) (´人`) (´∀`)ノ 2
by huttonde
| 2005-02-22 18:08
| 創価・統一・カルト関連
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