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トホホな社会 1039
2014年08月02日
記者「韓国のヘイトスピーチをどう思う」
舛添「韓国のやる事ですから我々がどうこう言う話ではない」
トホホな社会 1039_c0072801_20471782.jpg
(上)訪韓への反対の声「何件来たから全部反対とか、
何件来たからどう、という問題ではない」

【質疑応答】
 --韓国訪問について、いくつか。特にヘイトスピーチの
問題で、知事は厳しく対応するとおっしゃっていますが、
具体的に法令がないわけで、どれがヘイトスピーチかを誰が
判断するかというのは非常に難しい問題。人権週間を利用
して、ヘイトスピーチについての批判といいますか、
こういうのはよくないんだということを宣伝すると
おっしゃっていますが、どういう基準で考えていらっしゃる
のか。2番目に、そもそも論ですが、韓国の反日運動という
のがありまして、例えば今上天皇や昭和天皇の張りぼてを
作って侮辱する、肖像画を踏みつける、国旗を国会議員が
踏みつける。デモでも、「キルジャップ」ということを
やっている。日本に核爆弾を落とすと、こういうことが
かなりある。これがまず反韓国感情の源と言っても過言
ではない。知事は東京都民の90%が韓国が好きだと
おっしゃっていましたが…

 「それは間違っているから。間違ってますよ、それは。
正確な情報で言ってください」

 --いや、ちょっと聞いてください。だから、それは
違うんだとおっしゃっていますが、東京都庁に寄せられた
1万件ぐらいの都民の声は、ほとんどが知事の行動を批判
したり、韓国の対日姿勢を批判したりするものと聞いて
います。知事にお聞きしたいのですが、天皇陛下や国旗が
侮辱されていることについてどう思われるのか、これが
ヘイトスピーチじゃないかと。国旗について関連質問ですが、
知事は2010年の新党結成の記者会見で、机の上にあった
国旗を「邪魔なんでしょうね、これ」と言って動かして
います。知事は国旗についてどうお考えか。まずヘイト
スピーチの問題、それから天皇陛下や国旗が侮辱されている
ことについてどう思われるか、それから国旗についての
知事の考え方、これについて、ご見解を

「まず最初は、大変よい問題提起だと思うのは、表現の自由
がありますから、なかなか難しいのです。やっぱり憲法は
基本的人権、表現の自由ということ。ただ一方で公共の福祉
ということがあります。たとえば著しく人種差別のような
ことをやることが、はたして日本国憲法の理念に沿うのか。
ですから、この前の会見でも申し上げましたが、憲法学者を
含めて、よく議論するべきだと思っています。いま、あなた
が出されたように、よその国が反日運動し、われわれを、
ジャップという言葉で呼ぶということに対しては極めて不快
で、快く思いません。どの国の国民も同じことをやられると
不快だと思いますから、たとえばこういうことについて
野放しにしてよいのだろうかと。韓国は韓国のやることです
から、われわれがどうこう言う話ではありません。これは
韓国が法律でやればよい。そういう点について、どうすれば
よいのだろうか、と。いままで簡単に法律が決まらなかった
のは、やはり表現の自由が重い。こういうことをよく検討
しよう、と。しかし、逆のこと言われたら不快なように、
やはり人権というものは非常に大事ですから、こういうこと
をきちんと議論しようということです」

「それから、当然、国旗については尊重しないといけません。
全体のコンテクストを見ないといけないので、国旗を尊重
しなかったことは一度も私はありません。ただし、要するに
会見をしないといけない。マイクを隠すような形ではカメラ
さん、ここにいると顔、映りませんからというのを、
そこだけ切り出して言う。だから、そのときは、全部を見て
言わないと、片言隻句、その場面だけ言うと、私は非常に
誤解があると思います。天皇の地位というのは日本国憲法で
定めているわけですから、これはきちんと守っていかないと
と思います」

「そして、いろいろなご意見が出されるでしょうけれども、
賛成の方もおられるかもしれない。反対の方もおられるかも
しれない。だから、寄せられる声だけで、何件来たから全部
反対とか、何件来たからどうという問題ではないだろうと
思っております。それから、さっき、ちょっともう途中で
言いましたけれど、私が言ったのは、都民含めて国民は
非常に常識を持っているから、ほかの国民をあしざまに
言うような形のヘイトスピーチには、ここで手を挙げて
もらってもいいですよ。記者のみなさん、ヘイトスピーチ
大賛成って、おられますか、挙げてみてください。
1割もいないじゃないですか、という状況を申し上げた
というのをねじ曲げて、90%は韓国民が好きだと言った
という、こういうね、間違ったデータに基づいて話をする
のはもうやめないと、私は東京都民の良識が疑われると
思っております」

下記リンクより一部抜粋。
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140801/lcl14080122530002-n1.htm
 http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1406953169/

6 ジャストフェイスロック(熊本県)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 13:22:37.57 ID:Gy/fJ1fk0.net
ある意味韓国に向けてのメッセージか

7 フライングニールキック(中部地方)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 13:23:54.74 ID:Y/lmYO2u0.net
じゃあ、韓国にも
「日本には日本の法律があるからゴチャゴチャ言うな」
と言えばいい

20 栓抜き攻撃(西日本)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 13:28:57.59 ID:50qV6DlH0.net
ハゲ添は何がしたいの

39 テキサスクローバーホールド(やわらか銀行)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 13:35:33.63 ID:XzWyQuSv0.net
>>20
日本の嫌韓デモ…取り締まる
韓国の反日デモ…内政干渉になるので
我々の関することではない

散々、靖国参拝で中国、韓国から内政干渉を受けてるのに、
何言ってんだか、このバカは

24 キングコングラリアット(芋)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 13:30:34.76 ID:sUjUS5bN0.net
  |
  |  彡⌒ミ
  \(´・ω・`)プライドと毛は捨ててきた
    (|   |)::::
    (γ /:::::::
     し \:::
         \

25 アルゼンチンバックブリーカー(東京都)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 13:30:44.80 ID:Ky4PUbLW0.net
ダブスタwwwwwwwww
もぉマヂ無理。ダビスタしょ・・・

28 稲妻レッグラリアット(埼玉県)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 13:31:06.06 ID:pyx0CslO0.net
まんまブサヨの思考だな
相手には何も言えないから国内を弾圧してホルホル

35 ファイヤーボールスプラッシュ(dion軍)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 13:33:00.42 ID:oY4L3cZd0.net
長い3文字

38 ドラゴンスリーパー(やわらか銀行)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 13:35:31.72 ID:tioSv7WD0.net
>>35
韓国愛

45 ニールキック(関東・甲信越)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 13:38:56.00 ID:VZhJ+z1nO.net
やまと新聞かと思ったら産経か。ここまで突っ込める
ようになったか。世論は確実に変わってきたな

65 アルゼンチンバックブリーカー(庭)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 13:54:16.99 ID:wsQ5YZ120.net
なあ一方的に譲歩することは政治じゃないぞ
このハゲそんな事もわからんのか?
日本のヘイトも駄目なら韓国のヘイトも駄目だろ


95 サソリ固め(dion軍)@\(^o^)/
:2014/08/02(土) 14:08:00.51 ID:djkyNFxa0.net
韓国は言いたい放題だからなあ
これじゃ嫌われるでしょ
舛添は仲良くしたいようだけど



# by huttonde | 2014-08-04 02:16 | 利敵・工作(付け足し) | Comments(0)
現実話 235
「まぐまぐ」で原発事故関係の解説をやや詳しく開始しました。
再開問題や汚染問題の参考にしてください。

武田邦彦ガリレオ放談 | 第80回「STAP論文とガリレオ」
STAP事件を通じて科学を知る 2
http://bp.shogakukan.co.jp/takeda/
http://youtu.be/crLZBZTUb7c

正しい用語の理解001 放射線防護服

20140802505.mp3
私が若い頃、用語の使い方がわからない時には新聞記者が
使っている使い方を学んだものです。当時、まだネットなど
がなかったし、身の回りにある「国語辞典」には新しい
言葉や用法が書いていなかったので、
新聞記者が正しかったのです。

ところが最近の新聞記者は、「正しい用語」ではなく、
「相手が使っている用語」とか、「日本人が受け入れやすい
用法」を使うので、メディアの報道があいまいになり、
それが原因してさらに間違いが増える傾向にあります。
つまり今の新聞は用語を間違いながら文章を作っているので、
文章を読んでも到底、正しい意味は伝わりません。

そこで、このシリーズでは簡単に現在、間違って使われて
いる用語の意味を正しく説明したいと思います。第一回目は
あまりにひどい使い方がされている「放射線防護服」です。

福島原発の敷地に入る人は「放射線防護服」と呼ばれるもの
を着用しています。そしてそれがテレビに大きく映ります。
ペラペラのビニールのような服にヘルメット、
それにマスクといういでたちです。

「放射線防護服で放射線を防護できるのですか?」と私は
よく聞かれますが、「いえ、防護できません」と答えます。
これほどひどい社会はないと思います。NHKのような
公共放送が「防護服」と言っているのに、「防護できない」
と答えるのですから。

「それでは、なぜ防護服と言っているのですか」と聞かれる
ので、「この頃のテレビや新聞は「相手が言った」という
用語を使っているのです。自分たちで正しい用語を使おう
ということより、わかりやすいとかトラブルいなりにくい
などを優先しているからです」と答えます。

「放射線防護服」と呼ばれているものは、「上っ張り」です。
つまり、放射線を持つほこりの多いところに行くと、背広に
ほこりがつくので、それを防止するだけです。東電は
「汚染防護服」と呼んでいました。「汚染」もあまり適当
ではありませんが、それでもある意味はありました。でも、
今ではそれも省略されています。

本当の「放射線防護服」は鉛でできていて、アメリカ軍などが
放射性物質を除くときなどに着用していますが、ものすごく
重く、訓練しないと動けません。放射線を防護するには、
第一に「重さ」なので、防護服はともかく重くなるのです。

「防護服」と言いながら「防護できません」というような
状態をやめるべきで、「上っ張り」とでも言った方が
良いと思います。

(平成26年8月2日) 武田邦彦

剽窃論 第一章 若干の具体的事件 (その3)

hyousetu03__201407311103.mp3
5. 第一章の整理この章では過去の剽窃事件を4つ取り上げて
簡単なまとめを行った。学術的な書物の普通の章立て
(書く順番)は、基礎から積み上げていくので、最初に
具体例が出ることは少ない。しかし、「真理は現場から」
という私の考えに沿って、まずは剽窃の現場の一部を
整理していた。

この4例からわかることは、

1)他人の著述などを利用することは多く、
 利用しなければ学術的な著作はできないし、進歩も遅れる、
2)どのように他人の著述を利用すればよいか
(何を引用すべきか、どのように引用するべきか)は
 はっきり決まっていない(後に著作権から見ると
 決まっていることを示す)、
3)全体として曖昧で組織や人によって
 判断が違うところが多い、

という特徴があることがわかる。

その典型的なものの一つにSTAP関連で、早稲田大学の委員会が
報告書要旨の最後に書いた次の文章が混乱をよく示している。
現実話 235_c0072801_1913511.jpg
ここには「転載元」を示さずに、「他人作成の文書を自己が
作成した文章のように」利用するのは、「論文等」において
「決して許されない」とある。

学問は厳密性を第一にするので、その学問を罰するのだから、
特に厳密性が必要である。つまり審査の対象となる論文の
厳密性を判定するのだから、自らが厳密でなければならない
のは当然でもある。その意味で、まず「転載元」というのは、
論文、報告書、社内報告、出版されていないもの、著作権の
ないアメリカ政府の文章などどのような範囲かが不明である
こと、第二に、「著作権のない文章でも引用をしなければ
ならない」とか「報告書やネットの情報はどうするか」に
ついて、学生は事前に知らされていないという曖昧さがある。

つぎに、「他人が作成した文章を自己が作成した文章のように
使う」との表現は、そのまま読むと「とんでもないこと」の
ように思うけれど、自分の書いた文章で、特に事実に類する
ことは一言一句、読んだものと同じことが多い。たとえば
「**というドイツの教育大臣が」という文章はだれが
書いても同じ文章になってしまう。

そうすると、他人の文章を読んでから自分の頭で別の文章に
しなければならないが、それが可能かどうかは書くものによる。
また最近では「孫引き」(もともとの文章を複数の人が書く)
が多いので、もしかすると自分の文章と同じ文章があるかも
しれない。小保方さんが使ったNIHの文章はもともと自由に
使えるものだが、さらにNIHの文章自体がどこかの文章を
まねて作られている可能性が高い。このようなことは時々、
裁判になることもあるが、「実験結果など事実

を記載する場合、だれが書いても同じ文章になる」という
理由で、文章が似ているからといって問題ではないという
判決になる。著作権は「思想又は感情に基づく創作物」だから、
事実記載のものに及ぶのかはかなりの議論が必要だ。

また、「論文等」では許されないけれども、ブログやレポート、
社内報などはよいのか、それとも厳密に剽窃が禁じられるのは、
「査読付き論文」に限るのかも不明である。この論文とは正式
に「学術論文」と名の付くものなのか、それとも「査読付き
学術論文」なのか、反対に「外部に発表する書類の記載事項」
に限るのかでも大きく違う。このブログでも教育の節で論じる
が、教育中に書く「卒業論文」ははたして「論文」か、
さらには「学生本人の著述物」なのかもまだ合意されていない。

最後に「許されない」という表現があるが、誰が「許さない」
と決めたのかという問題である。私の著書「正しいとは何か」
には、正しい、つまり何が許されないかは、宗教や道徳を
別にすると、倫理(相手に聞く)、法律(社会の約束)という
二つしかなく、それ以上の基準を任意に決めるのは社会を
混乱させるか、あるいは野蛮な社会ということになる。

ここで、「倫理」は一般的に道徳のように考えられていて、
道徳は「孔子様が言った」ということが基本だが、倫理は
「倫」は相手という意味であり、相手が了解するかどうかで
決まる。つまり相手の理(ことわり)だから、倫理の黄金律
は「相手のしたいことをしなさい」、もしくは「相手の
してほしくないことをしてはいけない」というものである。

論文引用の場合、相手は「読者」と「原著者」であるが、
読者は参考にするために引用元が書いてある方が便利だという
ことだけなので、「許されない」ということではない。また、
原著者は著作権のある範囲でしか引用を求められないので、
原著者も引用を求めることはない。ということは、「他人の
書いたものの無断使用」は、「誰がだめというのか」という
主体者がはっきりしない。おそらく、「同じ文章を使われる人」
ということになるが、第一章の国立研究所長の剽窃問題の場合、
引用はしていないが原著者は同意をしている。

つまり、「許されない」というのは早稲田大学の委員会が
任意に決めたものだから、その倍は、「なぜ、許されないのか」
を論理的に述べ、それについての一般的な合意を得る必要がある。

この第一章はイントロダクションなので、現場の状態を理解し、
概要をつかむにとどまるが、それでも「剽窃」とか、
「やってはいけない」ということが実にあいまいで、
難しい内容を含んでいることを指摘して終わることにする。

(平成26年8月3日) 武田邦彦

時事寸評  佐世保の事件

20140804721.mp3
佐世保の高校生の事件はとても痛ましいもので、被害者は
もちろん、加害側もどうしようもない辛さの中にいることと
思う。もともと九州の西にあるこの市は風光明媚で、穏やか
なところだ。外から見るとアメリカ軍の基地があり、なにか
荒れている印象を持っている人もいるが決してそうではない。

私が知っている高校生や高校の先生方は礼儀正しく、人格も
しっかりしている。街も整然として気持ちがいいところだ。
だから、今回の事件で佐世保の人たちがさぞガックリ
来ているかと思うと残念な気がする。

ところでニュースでコメントもしたけれど、科学者としての
私はいつもこのような事件の時、科学が手助けできなかった
ことを無念に思う。すでに脳科学、精神病治療などこの方面の
科学の進歩は大きいのだから、なんとか事前に事件を起こさ
ないようにするとか、治療の方法はなかったのだろうかと思う。

原発の事故の時もそうだったのだが、科学自身も問題を
起こすし、科学の進歩が不足して事件を止められなかったり、
災害を未然に防ぐことができないことがある。それを科学者が
「仕方がないじゃないか」と思わずに、全力で被害を最小限に
するよう努力し、かつ再発を防止するために努力をすることが
大切と思う。

原発事故の時に原子力や放射線の専門家の動きが鈍かったように、
今回も普段から「脳科学の進歩は素晴らしく、なんでもできる」
というような感じのコメントをしているのに、事後の解説ばかり
して、「なぜ、この事件を防ぐことができなかったのか」
という反省が少ないように思う。

科学は自然を解明するだけではなく、それを社会に役立つ形で
提供できなければならない。その点で、このような事件が
起きたとき、科学者、医療関係者は「なぜ、防ぐことが
できなかったのか」という視点でコメントすることが、
科学の正常な発展に役立つし、社会も科学の進歩を
支持してくれるだろう。

原発事故を起こしても言い訳だけ、被曝量を隠したりする。
洪水や土砂災害を起こしても、それを自然の責任(記録的
豪雨など)として、治水になにが問題だったのかという
反省があまり聞かれない。今回の事件を事件としてではなく、
科学者は自らの働きが不十分だったと思うことによって、
社会は科学を支持してくれると思う。

(平成26年8月4日) 武田邦彦

剽窃論 第二章
法律と内規(著作権法と剽窃の内規) (その1)

hyousetu04__201408021256.mp3
第二章では、第一章で具体的な事例を考えた後、それでは
著作権法や理研の内規などがどのように決まっているかに
ついての基礎的な知見を得ることにする。

6.著作権法

日本の著作物は著作権法で守られる。著作物はそれを利用する
ときには引用が必要である。それでは著作権法では現実に
どのように定義され、運用されているのだろうか?

まず、「著作物」の定義は第二条でなされている。
「第二条 の一  著作物 思想又は感情を創作的に表現
したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に
属するものをいう。
 二  著作者 著作物を創作する者をいう。」

一般的には「著作物」とは「著作されたものすべて」と錯覚
されているが、厳密に剽窃などを論じるときには、著作物は
上記の定義に入るものだけである。つまり、「著作物」と
呼べるのは、「思想又は感情を創作的に表現は感情」に
基づくものでなければならないので、「事実の記載」や
「事実の描写」したものは著作物ではない。

このように著作物を狭く定義していること、つまり「人類が
作り出した知の財産」のうちの一部しか認めていないのは、
次章に整理するが「人間の知の財産は広く社会で活用すべき
である」という考え方からきている。つまり「個人の所有権」
が万能の時代なので、錯覚している人がいるが、昔から人類
には「個人の所有権」より崇高だと考えられているものがあり、
それが「共有財産」であり、著作物は一般的には人類共通の
財産としている。

第二に「創作的」ということで、創作とは、
1)今までになかったこと、2)事実ではなく想像で作ること、
の2つがある。ここで一般的には物理や生物など自然を対象と
する学問の著述物(自然科学のもの)はすべて除かれる。
というのは、自然科学は「自然を明らかにいること」だから、
自然科学が明らかにするものは、すべて「太古の昔から
自然の中にあるものがほとんど」だからである。

工学的なものは新幹線、航空機など「太古の昔にはなかった」
というものが多いので、創作的ともいえるが、このような
工業製品は著作権ではなく、工業所有権で守られるのが普通
である。その場合は「記載事項」ではなく、「特許請求の範囲」
で厳密に権利の及ぶ範囲が決められる。

また科学は「創作」で何かを作ると、対象が自然現象だから
「捏造」になることが多く、やはり著作権にはなじまない。
そこで、愛知大学の時実象一教授が「図書館情報学」(2009)
で書かれているように、「学術論文に掲載されている事実や
データには著作性が無いと考えてよい」ということになるし、
さらに実験結果などは、「実験結果の記述は誰が書いても
同じような記述になると考えられる」という判例
(大阪高裁2005年4月28日)のような判断になるのである。

さらに著作権法は、「表現したもの」という限定を置いている。
著作物とは書籍、論文のように言語で書かれたものや音楽など
のように表現されたものだけに限られ、「私の頭の中にあるもの」
のような表現されていないものは対象とならない。人間の創造物
はもともと頭の中に浮かぶものだから、着想の権利は表現される
前に存在するが、そうなると、「すでに考えがあった」と言えば
権利は無限大になるので、表現したものに限定されている。

次に「引用」であるが、
それは著作権法の第三十二条から始まる。
「第三十二条  公表された著作物は、
引用して利用することができる。(後略)」

条文自体は自明なので繰り返して説明する必要はないが、
特に注意を要するのは「引用しなければならないのは、
著作物(著作権があるもの)」であり、著作権のないものは
引用をする必要はない。

私は会社の研究者から大学へ移るときに、著作権法と判例を
勉強した。それまでは会社の知的財産部がチェックしてくれる
ので問題はなかったが、大学に入ったら、おそらく著作権で
なにか問題があるかもしれないと考えたからだった。だから
法律を勉強して、自然科学の論文は基本的には著作権はないと
認識し、さらに、引用するのは自分の論文が厳密になり、
読者が原典を調べることができるからと考えて極力、引用は
したが、まさか引用しなければ盗用とは思っていなかった。

小保方さんも記者会見で言っていたが、法律に書いてなく、
大学の規則が明示されていなければ、研究室の徒弟制度の中で
暗黙の掟を学んでいくしかない。その中には、早稲田大学で
言われていたと思われる「コピペはOK」などのものも混在
しているので、なにが正しいかは不明瞭である。時には
「私の恩師がそういっていた」という類もあるが、学問的
厳密さからいえば、「恩師は正しい」とは限らないと
考えなければならない。

もともと「あるグループ内の掟」というのはアウトローの
考え方で、法律のように社会全体で守らなければならない
ものを軽視し、仲間内の掟を最重要に考えるという傾向が
あり、学問のように自由でオープンな社会にはそぐわない
と考えられる。

著作権に関する子供への教育では「書いた人の気持ちを尊重
しよう」というのが多いが、それとともに「知の財産は
人類共通です」という説明もいる。また新聞社などは法令を
拡大解釈して「すべての記事は著作権がある」としているが、
これも公共性を持つ新聞社としては「知る権利」との
バランスをとる必要があろう。

とかく著作権というものは「権利を持つ側」の論理が優先
しがちだが、著作物を読む方も「共通の知を持つ権利」が
あり、そちらの方が強いことを主張し続ける必要がある。

(平成26年8月2日) 武田邦彦

また起こったメディア殺人
・・・笹井さんの自殺と浅田農園の老夫婦の自殺

201408051337.mp3
2004年、日本でほぼ初めての大規模な鳥インフルエンザを
起こした浅田農園の老夫婦が首を吊って自殺した。直前に
記者会見で散々、痛めつけられ、メディアは
「とんでもない農園」とバッシングを続けた。

「家禽」を取り締まる法律がある。家禽の管理が悪くて病気
などを起こした場合、その責任で罰せられるが、それは最大で
100万円の罰金である。しかし、NHKを中心として毎日の
ように鳥インフルエンザの怖さを報道し(実際には感染の
可能性は低く、現実にも患者は出なかった)、私も記憶に
あるが、NHKの特集で鳥インフルエンザの感染トリがでた
府県を真っ赤に塗った地図を出して、男性と女性の
アナウンサーが今にも恐怖が訪れるばかりに
声を張り上げていた。

鳥インフルエンザで死んだ人はいないばかりか、患者さんも
一人もでなかったのにメディアのバッシングで2名の自殺者を
出した。これが殺人でなくてなんであろうか!

今回、ある新しい細胞が見つかったと思って論文を学術誌に
載せた。それが結果的にどうだったかは別にして、研究者を
追い詰め、追い詰め、最終的に自殺するまで追い込んだ。
特にNHKは自ら1月末のSTAP細胞の記者会見を大々的に
報じ、ネットで論文の疑義が出ると、今度は一転して攻撃側に
回り、2014年7月30日にはまるで笹井さん、小保方さんが
犯人のように仕立て上げた番組(クローズアップ現代)を放映、
その取材過程で小保方さんを追い回して全治2週間の傷を
負わせ、女性トイレに閉じ込めるという暴力団まがいの
ことをした。

番組では(故)笹井さんを「研究もできないのに文章だけが
うまい」という放送を流した。笹井さんには取材はしたが、
およそ放送法で定めている「意見が異なるときには中立的に」
という法律も破った。まさに「アウトローNHK」である。

「死ぬまで追い詰める日本社会のリンチ」そのものである。
たとえ、浅田農園の老夫婦が若干の手抜かりがあり、笹井さん
が何かを間違ったにしても、日本は法治国家だ。必ずだれもが
「弁明の機会」を十分に与えられることが前提である。

STAP事件ではこのブログでも再三、指摘したように毎日新聞も
「弁明の機会なきバッシング」を続けた。日本のメディア史上、
松本サリン事件、狂牛病報道、鳥インフルエンザ報道など多くの
犠牲者を出し、そのたびに「バランスを失ったバッシング」、
「記者が居丈高に小さなミスをした人を責めたてる」
ということが続いている。

私たちは、リンチを加えて死においつめるNHKなど絶対に
いらない。万が一、浅田農園の老夫婦や理研の笹井さんが
悪いことをしていたとしても、裁判でもないのに人を死に
追いやる権利はNHKにはない。

肉体的に殴ったりしてイジメて自殺に追い込むのと、精神的に
バッシングして自殺させるのは同じ罪だ。NHKはまず番組の
責任者を懲戒解雇し、NHKの放送を通じて6か月にわたって
「NHK(自分)の報道」をバッシングし、NHKの番組を
作った人を追い回して女子トイレに追い詰める必要がある。

毎日新聞も学説が対立している時に、バッシング記事を続けて
死に追いやったのだから、もちろん暴力行為である。

(平成26年8月5日) 武田邦彦

剽窃論 第二章 法律と内規(著作権法と剽窃の内規)
(その1の2)

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2-2 著作権の例外とその意味

著作権の使用については若干の例外があり、上記の
「政府などの公的機関の著作物」や、下記の
「学校における使用」、「非営利での利用」がある。

(教育上の利用など(条文の一部の例外規定は法律を参照のこと)
「第三十五条  学校その他の教育機関において教育を担任
する者及び授業を受ける者は、その授業の過程における使用に
供することを目的とする場合には、公表された著作物を
複製することができる。(後略)」

「第三十八条  公表された著作物は、営利を目的とせず、
かつ、聴衆又は観衆から料金を受けない場合には、
公に上演し、演奏し、上映し、又は口述することができる。
(後略)」



# by huttonde | 2014-08-04 02:15 | 現実話 | Comments(0)
景色の形式 405
生存者ゼロ。実在する「死者の街」ダルガフス(ロシア)
August 01, 2014
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ロシアの北オセチア共和国のダルガフスは、
人呼んで、「死者の街」。
生者は居らず、死者が永眠を貪るネクロポリス。
ダルガフスには、たくさんの死者は葬られた共同墓地の
ようなところで、立ち並ぶとんがり帽子のような建造物の
中には、今も白骨化した遺体が無造作に葬られています。
その様子がまるで墓地ではなく、村のように見えるので、
「死者の街」と呼ばれるのです。
景色の形式 405_c0072801_615214.jpg
小屋の多くは2階から4階建てであり、4000m級の山々が
迫り来る峡谷の斜面に立てられています。
景色の形式 405_c0072801_6154085.jpg
「死者の街」の起源は14世紀にまで遡り、オセチア人の
祖先がこの辺りに落ち着いた際に、最も風が強く住むには
適さない場所が墓地となったと言われています。



# by huttonde | 2014-08-02 07:25 | 散歩とか風景 | Comments(0)
大正ロマンポスター
2014.07.31
激動の大正時代に制作された大正ロマン溢れるポスター25枚
by wakaba
大正ロマンポスター_c0072801_3391344.jpg
明治と昭和の間の15年間と非常に短期間ながらも、
日中・日露戦争の勝利を経て第一次世界大戦の参戦など
欧米列強と肩を並べた大正時代。国内だけではなく
世界的にも激動の時代であった当時の雰囲気や
活気を伝える日本のポスターです。



# by huttonde | 2014-08-02 07:20 | 他ネタ | Comments(0)