どう見ても彫刻だけど・・・
亀岡市で産出される花びらに見える天然石「桜石」
September 01, 2014
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京都府の西に位置する亀岡市。
何の変哲もないベッドタウンですが、
そこで世界的にも非常に稀な地質学発見がありました。
まるで桜の花のような形状をした石、その名も「桜石」です。
誰かがこのような彫刻を施したのではなく、自然の変成によって
こうなったというのは本当に驚くべきことですね。
学術的に言うと、これは
菫青石(きんせいせき)の六角柱状結晶が
分解すると、その形を残したまま白雲母や緑泥石に変化、その後、
石が風化すると結晶が分離し、その断面が花びらのように
見えるというもの。
人工物のように見事な花びらですね。
京都府亀岡市薭田野町産出した「薭田野の菫青石仮晶」は、
国の天然記念物に指定されているそうです。
今でも亀岡市にいくと、
造成地などでは「桜石」が拾えるんだそうです。
気になる方はいかれてみては?
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Sources:
Ohio State University /
Science Alert
via
Cherry Blossom Stones: A Natural Wonder | Amusing Planet
http://blog.nakatanigo.net/nature/cherry-blossom-stones