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by huttonde
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戦国物語 二十
戦国物語 二十_c0072801_11595466.png
足軽六蔵奮闘記 二十

 須田勢の攻撃で予想外にも滅亡した森柳乙羽の両旧領を
巡って、須木江も屋久も神保と衝突し、争うようになった。
 小勢力といえる両家が、敢えて須田勢、即ち神保勢と交戦
したのは、本拠地から国境を離したいという防衛上の必要
からか、滅亡した勢力に遠慮無用と、単に隣国を欲した結果
なのか、宗善は動機を推測したが、どちらとも取れる状況では
判断がつかない。
 一旦神保城に戻って、左兵衛に軍議の内容を報告すると共に、
攻略の手立てを聴いてみた。
「父上はどうお考えですか」
「おまえの役目じゃろうて。わしに聴くな」
 と素っ気なく、宗善に背を向けたまま座って外を眺めている。
「父上、誤解なさらぬよう。私は此度の調略で父上に頼る
つもりはございません。ただ、父上と同じ考えなのか違うのか
興味があったまでです」
 東南攻略については、左兵衛は須田城や豊地城に任せている
せいか、持論を述べていない。
 宗善が方針として知っているのは、先代惟道同様、このまま
拡大あるのみ、である。
「先代蒼山院(惟道)様の御意志を継いでおられる以上、
私もまたあらゆる手を使って版図拡大に尽力致します。
御異存ありますまい」
 と続けると、左兵衛はちらりと宗善を見て、
「手立ては」
 と聴いた。
「外交と調略を柱に、負担の多い戦を次と致します。
まだ敵は多い故、油断なりません」
「既に具体策はあるのか。聴かせてくれ」
 と、左兵衛はひょいと向きを変えて座り直した。



「豊地勢は前回、南西の古竹を諸城の協力を得て滅ぼしました。
古竹も執拗でしたが、やはり孤立しては保つことは出来ません
でした。残る東南諸勢力も同様、連携を断って各個撃破、
の前に、それぞれに働きかけて方針転換を促すのが肝要と
心得ます。これは須田の軍議でも伝えて同意を得ました」
「うむ・・・・」
 左兵衛は宙を睨んで、
「書状でも送るのか。文面は決めたか」
「向こうもそれぞれに状況が違い、しがらみもあるでしょう
から、それを尊重しつつこちらになびくよう仕向けます」
「うん、それがいい」
「それで、父上に御相談が・・・・」
 左兵衛が何か言いかけたが、
「いえ、これは神保家として必要なこと故に父上に
申し上げたく」
「大仰だの。どうした」
「東南諸勢力を制するに当たって、彼らの策を封じ込める意味
でも、この際、昭畑と二白との盟約を結んでは如何かと・・・・」
 神保の北に山を隔てて位置する昭畑は、日本海に面した
一大勢力で、元は互いに小規模な山国同士だったが、拡大に
伴って長い国境を接するようになった。
 昭畑は日本海側で東奔西走し、神保は平地が続く東南を大々的
に進んだため、両家の関係は西の二白同様に対立までには至って
いない。互いに様子を伺うかのように、特に争うでもなく、
しかし同盟関係でもない曖昧な状態を保っていた。
「反神保勢が現状の不利を悟れば、我らの背後となる昭畑や
二白と結んで挟み撃ちの恐れがあり、一転我らの不利に
なり得ます」
「・・・・そうだが、なぜこれまで盟約を結んで来なかったかは
知っておるか」
「伝え聞いたところによりますと、我が方のの目論見としては、
まずは広大な平地が広がる東南への拡大を優先し、昭畑や二白が
山を越えてこちらへ攻め寄せるならば、一転敵として直ちに
反撃して奪ってやろう、という考えで、誘い込みの余地を
残していた、と」
「そうだ。盟約を結べば一時の安心を得られるが、未来永劫
続くとは限らぬ。ましてやこちらの動きを自ら封じることに
なり、それぞれの力を温存すれば後々面倒にもなりかねぬ。
故に敢えて隙を与えた」
「隙を与えて我が領土が攻められれば被害も出ます。それだけ
でなく、その地域の人心にも各勢力へも、良からぬ影響を
与えます」
「深い山々を越えてこちらへ攻め寄せるとなれば負担も大きい。
ましてや我らを攻めれば、多くの犠牲が出るだろう。果たして
来るかな」
「何をのんきな・・・・敵が東南と西北から挟撃すれば我らとて
支え切れるとは限りません。東南が示し合わせて来れば、
西北も兵を進めるでしょう」
「そうだ。だから城がある。二白には石峰に先山、昭畑には
四俣に茅部、後詰にはこの神保だ。ひと月ふた月の籠城も
出来るように準備万端だ。城は籠り、後詰共々嫌がらせでも
して追い返せば良い」
「一旦戦端を開けば、矛を収めるのは困難と相成りましょう。
どうしても我らが不利です」
「昭畑も二白も我ら同様、敵とやり合う状況にある。
我らに来るなら、向こうの周りを唆してやればよかろう」
 左兵衛はあくまでも素っ気ない。
「・・・・これまで向こうとは何も無かったのを、交渉を始めると
いうことは、我らが何かを企み、あるいは不利を悟った故と
勘ぐるであろう。そうなると敢えて拒否や強気に出ないとも
限らぬ。昭畑が動けば二白はどうするか、その逆も然りだ。
おまえは昭畑と二白の関係はわかっておるのか」
「は、互いに山を隔てた状態で、我ら同様に特に関わりは無い
ようですが、やがては両者も対立か盟友となって、場合に
よっては我らに攻めかからないとも限りません。そうなる前に
手を打つのが賢明と存じます」
「・・・・昭畑も二白も足場固めの最中だ。東南勢が誘ったところで
同調はすまい。遠交近攻を気にするのであれば、更に南の乙元、
戸成、川澄に備えよ。手は打ったのか」
「いえ、まだ・・・・しかし、南もいずれかと組んで、ある時は壁と
為し、共闘して行くのが無難と考えております」
「足りぬ奴だの。先にやれ」
「では、その方向で進めてまいります」
「・・・・古竹攻防の勝因は何だと思うか」
「え、古竹は・・・・無論、我が方の兵数と事前の用兵と調略に、
その後の計略と・・・・一つには決めかねますが・・・・」
「一言で済ませぇ」
「・・・・雑に答えてよろしいのですか。真面目に答えようと
しておるのに・・・・」
「面倒じゃ。要約せぃ」
「・・・・敵を不利に陥れた、ということかと・・・・」
「それでは勝負は着くまい」
「いや・・・・それで決着がついたはずですが・・・・」
(父上、ついに惚けたか・・・・)
 宗善は左兵衛がついに老いて思考も狂ったかと思ったが、
左兵衛は憮然として、
「理屈を並べるな、正直に申せ」
 と苛立った調子になった。
「そうは申されましても・・・・」
 宗善は焦った。
「・・・・古竹側の将兵が裏切って勝負あり、です」
「その心は」
「え・・・・古竹方が負けと思って諦めた、と・・・・」
「つまりは」
「・・・・敵が諦めたから・・・・」
「それを言うにも一苦労か。面倒な奴じゃな」
 と左兵衛は渋い顔をした。
「ですから、こちらのあらゆる策が功を奏して古竹を・・・・」
「わしゃ勝因を聴いたんだぞ。それ以外はどうでもええ。
そんな要領で書状が書けるのか。危なっかしいのぉ」
 左兵衛の返しは揚げ足取りにも思えて、苛立った宗善は
密かに、
(この因業じじぃめ・・・・)
 と悪態をついた。
 しばし間を置くと左兵衛は、気分を変えたように淡々と、
「・・・・おまえが古竹側だったらどうした」
「古竹側・・・・私であれば・・・・籠城しつつ隣国の援軍を得て、
時間稼ぎをしたと思います」
「隣国へ知らせることはできたか」
「対神保として共闘しているのであれば、おそらく我らの動きは
いずれよそへも伝わるものと思います。我らが勝てたのは、
援軍が来る前に古竹が諦めた故かと」
「だろうな。それらも総て教訓として活かせばよい。
状況が有利になれば、安心の一方油断を生ずるものだ。
気を抜くなよ・・・・あ〜、また口出ししてしもうたな」
 左兵衛は渋い顔で顔を背けた。
「・・・・して、父上、東南攻略について・・・・」
「覚えの悪い奴じゃ。任せてあろうが」
 と言うと、再び背を向けた。
(まったく、偏屈な親父殿だ・・・・)
 と、宗善は呆れつつ、
「では、これよりまた須田城と豊地城へ参ります。時々報告で
戻りますが、必要に応じて他の者も同行させ、援軍の支度も
致しますので御了承願います」
「うん」
 左兵衛は外を眺めている。
「では、これにて」
 宗善は部屋を出て行った。
(・・・・老いぼれるには早いと思うが・・・・老いたのかなあ)
 左兵衛のいつもの気難しい態度に、宗善は煩わしさを
感じていたが、これも老いた親の我が子へ見せる本音、
あるいは甘えなのだと納得させた。

 世代交代も進み、諸城も活躍出来れば、左兵衛の負担も減る。
(・・・・家中の若者が成長して活躍するのは何よりも頼もしく
ありがたいものだ)
 左兵衛は以前からそう思っているが、それは自身の老いを
実感させるものでもある。
 常々隠居はしないと公言していた左兵衛だが、時折見せる
その姿は、往年の威厳とは違って幾分ゆったりしているようで、
その実、所作も鈍くなっている。
 鷹狩りなど、側近と野を駆け回ることもあるが、以前に比べる
と体も重く、息切れも早い。更には、段差の無い所で足を
引っ掛けてよろけるなど、思わぬ失態もある。
 この時代、還暦を過ぎれば老いぼれとも見なされる傾向には
あったが、やはり個人差もあり、歴史に名を残す名将には、
六十でも七十八十でも活躍していることは左兵衛も承知して
いる。
 気持ちも四十や五十当時とたいして変わってはいないが、
肉体の衰えは否定出来ない。
(・・・・まだ七十を前にこのザマでは、怠けておると言われても
仕方あるまいな・・・・)

 宗善はその後も須木江攻略のために須田城、屋久攻略のために
豊地城に登城しては、本城援軍の部将として軍議に参列した。
 当初、東南攻略に参陣を望んだ宗善への左兵衛の忠告は一言、
「(軍議等で)あまり出しゃばるな」
 であるが、献策提言もあれば、異を唱えることもあり得る
立場であり、
(そもそも援軍を率いる立場で、城主の指示に従うのは当然
とはいえ、唯々諾々では麾下兵卒に面目が立たんではないか )
 と、責任を自覚している。
 結果、その時々の是非で塩梅と捉えている。

 先代武蔵守惟道が後継を決めずに亡くなったため、筆頭家老の
梶谷左兵衛の決断によって、惟道唯一の息子、まだ十歳の惟定を
新当主と定め、これに反対する惟道の弟、式部大輔惟実
(しきぶたいふ これざね)とその支持者達、いわゆる式部派を
国外追放にした。
「身内が守らなんだら我らが支えればよい」
 と左兵衛は公言し、自身を本丸(惟定)派代表、後見人として
家中を仕切ると共に、惟定を支えることを国内外に知らしめた。
 父親の普段の言動に接している宗善は野心を疑うことなく、
父共々支え役を担おうと決意していた。
 式部派追放後は、領内諸城も左兵衛に従う姿勢を見せたが、
左兵衛親子による御家乗っ取りを疑い、邪推する者までは
消えない。
 宗善近習の一人、吉三郎が疑問を呈した。
「あくまでも領内の噂ですが・・・・」
 と取り繕っているが、未だに、
「もしや・・・・」
 と不信を持つ者がいるだろうことも察しはつく。
 先代当主の弟一派を追放して、譜代とはいえ家来が仕切ると
なれば、疑われるのも無理はない。
「日々何をしておるか、それを知ってもらうしかあるまい」
 左兵衛はいささかうんざりなのか諦めなのか、
淡々とそう答えるだけだった。

by huttonde | 2018-03-07 12:00 | 漫画ねた | Comments(0)
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