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2007/07/30 うなぎの話
http://specialnotes.blog77.fc2.com/blog-entry-848.html 2007年07月30日 今日は土用の丑の日(前編):そのウナギは本当に国産なのか? http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070730_unagi/ 今日は土用の丑の日(後編):「中国産」vs「鹿児島」vs「鹿児島産」 http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070730_unagi2/ 今日は土用の丑の日(番外編):ウナギを使わない安全な鰻丼を作る http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070730_unagi3/ 2007-07-30 「本日土用丑の日」中国産鰻を宮崎で加工すれば「宮崎産鰻重」 こんな紛らわしい表示の鰻重食べました (画像はクリックすると拡大します) 紛らわしい表示の 宮崎産鰻重 を食べた人が怒っている。 【社会】 “毒ウナギ”とも言われる中国産ウナギのせいで、国産品まで敬遠される…「土用の丑の日」★6スレッドより。 http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/07/post_66af.html 【知識】年代別、学校給食の献立 学校給食 給食の歴史 http://www.juk2.sakura.ne.jp/rekisi.html http://korokorozaeega.blog54.fc2.com/blog-entry-1598.html 10 武士たちの食事は質より量 (中略) 戦国時代の食事には、いろいろ特徴がある。まず、原則として一日二食だったこと、概して粗食であったこと、それと関連するが、質より量という傾向があったことなどがあげられる。そういった点はご存じの方も多いだろうが、実例で説明しておきたい。 直江兼続のことは前に取り上げたが、彼が同じ家中の安田順易を訪れたことがある。ちょうど安田は朝食中で、すぐに出てこられなかった。やっと飯を食い終えた安田が、お待たせしてすまなかったと言うと、直江は、何をお菜にしたかと問うた。安田が蓼(たで)と塩だと答えると、それなら塩だけで十分で蓼は余計だと言われてしまった。 (中略)黒田如水の逸話にも、それを示したものがある。 瓜が献上されたとき、彼はそれを小姓や伽(とぎ)の者たちに与えたが、皮を厚く剥けと指示した。小さな瓜でそんなことをしたら、食べるところが少なくなりますと言う者もいたが、それなら、いくつも食べるがよいと如水は答えた。如水の目的は、そうやって厚く剥かせた瓜の皮を台所役人に渡して、漬物にさせることだった。そうすれば塩汁だけで台所飯を食っている者たちの菜になる。細かいところまで気をまわす如水の性格がよくわかるが、同時に下層の奉公人などには、塩汁だけで飯を食う者が多かったこともわかる。 もと和泉の土豪だった真鍋貞成という人がいて、福島正則のところで四千石、そのあと仕えた紀州徳川家でも四千石取った。この人は、ずっと家来たちとともに台所で飯を食うことにしていたが、飯は精白しない玄米、汁と漬物以外に菜はなかった。五節句とか月初め、月末に限って、赤鰯を一つずつ焼いて食うのがご馳走であった。 これもこの人の質実さを伝えたものだろうが、武士とはいえ台所で飯を食っているクラスは、その程度の食事をしていたのである。 もっとも、ずっと上のクラスだって、どれほど美食をしていたかは疑問である。藤堂高虎が大諸侯になってから、将軍家の宴会で鯛の丸焼きをもらってきて、俺も大名になったから、こういう珍味にありつけるのだと近習たちに自慢したという話がある。江戸後期にこの話を語った人は、いまなら鯛の丸焼きなんてどうということもないのに、二百年あまり前にはそんな状況だったのだと言っている。 お菜がお粗末な代わりに、現代人の目からすると飯の量は多かった。武士たちに兵糧を支給する場合、一日五合というのが基準となっていた。これは信長の家臣・滝川一益が、人は朝夕二合五勺ずつ食っていればよろしいだろうと言って決めたというが、一説には武田信玄が定めたとも言われている。ただ、戦時になると、それでも足りないだろうと、人足や水夫などには割り増しがつく場合があったし、士分にもそういう措置がとられることがあった。 この基準は、白米か玄米かの違いはあったが、江戸時代の俸給制度にまでずっと踏襲された。よく時代劇には、何両何人何扶持などという者が出てくるが、これは一年に何両かの金と一日五合の割で計算した玄米を受け取るということである。一年三百六十日として、一人扶持であれば年間一石八斗となる。女性の場合には、一日三合が基準とされたから、一人扶持なら年間一石八升である。 『戦国時代の大誤算』(鈴木眞哉 PHP)169~171頁 精白した白米はたいして滋養無いけど、玄米であれば無問題らしい。 一汁一菜程度でも飯を多めに食うことで補ったと。 滋養あるものを連日沢山摂るよりも、いわゆる粗食の方が 吸収が違うそうな。 江戸時代後半には江戸の町人も稗や粟でなく白米を食えるように なったが脚気が増えたとな。 そういえば、日清・日露戦争での日本軍兵士の主な死亡原因は、 戦死を除けば脚気だそうで、食い物に原因ありと気づいた海軍は、 白米を麦飯に切り替えて患者を大幅に減らしたのに、 細菌説を信じた陸軍とその軍医の森鴎外は、それでも頑強に 変えないまま多くの兵士を死なせたと。 http://homepage3.nifty.com/ymorita/neta5.htm A級戦犯どころか、大量殺人を推進した最強最悪の敵は 軍内にいたわけだ。 でも毎度おなじみ上層部共同体は、何の責任も負わなかったとさ。 戦国時代の大誤解 (PHP新書 446) 鈴木 眞哉 (著) 出版社/著者からの内容紹介 武田の騎馬軍団などありえない!? 信長は桶狭間で奇襲していない!? 刀を交えたチャンバラなどそうそうなかった!? テレビドラマではおなじみの名場面が、じつは怪しいとなったなら......。 その武将に染みついたイメージ、教科書に当たり前のように載っている事件。私たちが信じてきた通説をいったん疑ってみることの重要性を、学界での最新の議論も交えながら浮かび上がらせる。 狸親父風の秀吉とお調子者の家康----こんな発想ができない人は、歴史を見る目がないかも!? 全47項目、あなたの<歴史常識>が試される! [内容例]山本勘助は実在するのか?/斎藤道三は油売りだったのか?/どれがホンモノの信玄か?/前田利家は忠義の人だったのか?/伊達政宗<父親殺し>疑惑の真相/墨俣一夜城をつくったのは秀吉?/三方原に出陣した家康は勇敢だった?/戦国大名はみな天下を望んだのか?/百姓=農民ではない/甲胄着けて遠路の行軍?etc. 出版社: PHP研究所 (2007/02) ISBN-10: 4569659403 ISBN-13: 978-4569659404 ¥ 735 (税込) Amazon.co.jp 7andy.jp いわゆる戦国オタには不評の模様。 それでも3月から5月までで6刷行ってる。売れてる。 現実では厳しい裏事情、お家の事情もあるわけで。 今となっては、武将が「ポニー」並の貴重な数少ない国産馬にまたがって、いちいち馬を降りて多くの足軽雑兵に紛れつつ、チャンバラではかっこわりーと思うのも無理はない。 今後も漫画やアニメに大河ドラマの類は、それゆけスマートなサラブレットで騎馬軍団を組んで勇ましく戦場を駆け巡り、馬上のまま槍や刀で敵をなぎ倒すというパタンが続くんだろな。
by huttonde
| 2007-07-31 21:34
| 国内くっくり
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